20世紀の代名詞である「万博」の客寄せが実はストリップだった!というタイトルどおりの内容。
ただしここは博覧強記の荒俣先生、おそらく想像力も駆使しながら事件の顛末や時代の空気をよく書いてます。
温泉場の「秘宝館」が神秘という言い訳を纏うように、欧米も日本も草創期の万博のストリップは科学や未来、はたまた異文化との遭遇(!)をこじ付けていたのだそうで。日本の内国勧業博覧会においても舞台照明を凝らしたヌード小屋が、「電気光学不思議館」というパビリオン名だったなど目を疑うエピソードが満載です。
あの手この手でストリップをプロデュースする当時の関係者の馬鹿馬鹿しいまでの発想に感心してしまいます。いや、それを執拗に描写する荒俣先生も凄いのです。
ビデオやDVD、ネットを普及させたターボエンジンがエロだった事はすでに裏面史になりつつありますが、万博もそうだったとは・・
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万博とストリップ ―知られざる二十世紀文化史 (集英社新書) 新書 – 2000/1/18
荒俣 宏
(著)
ロンドンに始まりパリ、シカゴなどで華やかに開催された万国博。この20世紀機械文明の象徴のような世界的イベントは、ストリップショーと深い因縁で結ばれていた! 博覧強記の著者がおくる問題作。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2000/1/18
- ISBN-104087200116
- ISBN-13978-4087200119
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2000/1/18)
- 発売日 : 2000/1/18
- 言語 : 日本語
- 新書 : 240ページ
- ISBN-10 : 4087200116
- ISBN-13 : 978-4087200119
- Amazon 売れ筋ランキング: - 357,676位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 393位落語・寄席・演芸 (本)
- - 697位集英社新書
- - 788位文化人類学一般関連書籍
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