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「わからない」という方法 (集英社新書) 新書 – 2001/4/17

4.2 5つ星のうち4.2 74個の評価

この本のタイトルはヘンだ、と思ったあなたへーー著者初のビジネス書!?
「わからない」ことが「恥」だった二十世紀は過ぎ去った!小説から編み物の本、古典の現代語訳から劇作・演出まで、ありとあらゆるジャンルで活躍する著者が、「なぜあなたはそんなにもいろんなことに手をだすのか?」という問いに対し、ついに答えた、「だってわからないから」。─かくして思考のダイナモは超高速で回転を始める。「自分は、どう、わからないか」「わかる、とは、どういうことなのか」……。そしてここに、「わからない」をあえて方法にする、目のくらむような知的冒険クルーズの本が成立したのである!

[著者情報]
橋本 治 (はしもと おさむ)
一九四八年、東京生まれ。作家。東京大学文学部国文科卒。在学中の六八年に描いた駒場祭ポスターでイラストレーターとして注目される。七七年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作受賞。以降、小説・評論・戯曲・古典の現代語訳・エッセイ・芝居の演出等で精力的に活躍。主な著作に『桃尻語訳枕草子』『江戸にフランス革命を!』『'89』『窯変源氏物語』『ひらがな日本美術史』『二十世紀』等。『宗教なんか怖くない!』で第九回新潮学芸賞受賞。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2001/4/17)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2001/4/17
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 256ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 408720085X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4087200850
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 74個の評価

著者について

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橋本 治
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1948年東京生まれ。東京大学在学中に駒場祭のポスターで話題を集めるが、イラストレーターから小説家に転身。小説・評論・戯曲・古典の現代語訳・エッ セイ・芝居の演出など、ジャンルにとらわれず精力的に活動。『双調平家物語』で第62回毎日出版文化賞を受けるなど受賞歴多数。小林秀雄賞選考委員(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 桃尻娘 (ISBN-13: 978-4591117552 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
74グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2020年10月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書を読むきっかけは,現代文キーワード読解[改訂版]から『「正解がある」は二十世紀病』が載っていたからである.

率直に言って,私にとってこの本はとても面白かった.
「無知の知」を自覚している人ならば,間違いなく楽しく読めるはずである.

本書はかなりまわりくどいが,そもそもよくわからないものをよくわからない人に伝えるには,
そのエッセンスだけを伝えても理解されることは皆無に等しいので,こういうまわりくどい言い方をするのである.

だから、著者の主張と一見関係なさそうな内容も多く,主張がどこにあるのかわかりにくい.
手っ取り早い方法論を求める人は本書はとても退屈でつまらなく感じるだろう.

本書のp94に著者の対象読者について,述べている箇所がある.
『そしてしかし、「くどい」と怒られて私はキョトンとする。
「私は"頭の悪い人"を読者として想定しているのに、なんでそんなに頭のいい人がわざわざ俺の本なんか読むのだろう?」と思うからである。
べつに皮肉でもなんでもない。小学生には「小学生のための本」が必要で、
大人がそれを読んで「自分向きじゃない」と言うのは、単なる理不尽だということである。』

『なんでもさっさとわかりたがる人は、「わかっていない自分」に直面したくない人なのである。
「あまりここに長居をしていると"わかっていない自分"に直面することになるから、
そうなる前に、さっさとわかってここからおさらばしよう」と思う人にとって、私の本は不向きなのだ。』

つまり、「くどい」といって,なんでもさっさとわかりたがる人は私の本は不向きだと明確に述べている.

著者は本書で「へんな人間であり」と思っており,実際その通りのように思えるから,語る視点が面白い.
注意深く読めば自身とは異なった視点で物事を語られているので面白いのだが,よくわからない人にはわからないのだろう.
個人の哲学のようなものであるが,それが一見もっともらしく普遍性があるのではないかというのがまた面白い.
何度も面白いと言って恐縮だが,そう思えるのだから仕方がない.
しかも,私にはなかった気づきも多く得ることができた.

何回も読み直すような本ではないが,著者は「へんな人間」であり,本書にも書いてある通り,
自分を検討するために存在するはずの批判的な視点をなくしてしまわないためにも
「へん」を拒絶してはいけない.

なぜこういった本を読むのかというと,それはその主張・結果を導き出した過程や考え方を学ぶためである.
読者からしたら筆者が「男のためのセーター」の本を出版したことはどうでも良い.
しかし,どういう思想があって,どういう経緯があって,そのときの読者や社会にどう向き合って
その本を上梓したのかは,大いに学ぶべきことがある.
私にとって来るべきして来た本であった.
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年5月12日に日本でレビュー済み
たぶん私が初めて「橋本治」という名前を知った本ですね。少なくない方は、『桃尻娘』『桃尻語訳 枕草子』や東大の文化祭のスローガン「とめてくれるな おっかさん 背中のいちょうが 泣いている 男東大どこへ行く」でしょうが、私は評論、エッセーの橋本治でした。

氏は単行本、文庫を含めると200冊以上の本を出している人気作家でした。その中で、評論、エッセーは半分以上に及びます。

正直、読んだ当初は、この著書が、どういう本なのかよくわかりませんでした。ただ、何回も、何回も読んでいくと、この著書は、「相当変な本」だということがわかりました。

それは、手品師が、種を余すところなく教えていくというものだからです。そんなこと、普通はあり得ません。ただ、橋本治は、自分の仕事のネタが、どういうふうに生まれて、どう考えて、どう作ってきたかを、この本で披露しています。

当時の自分は、この凄さが、わかりませんでした。しかし、段々と社会経験を積み、また幾ばくの不幸を経験して、人間の多面性や自分の愚かさを知っていくうちに、「やはり、この本は、とんでもない本だな」と思うようになりました。

橋本治の自分にとっての位置付けは、孔子です。
というと本人は、絶対に嫌がるでしょうが、なんたって、権威や馴れ合いを心の底から嫌がったというか、自分には関係ないと思っていた人ですから。

橋本治の評論、エッセーは、その半分も読んではいませんが、この人ほど、無知なモノ達に教養の大切さを根気よくというか、人生を掛けて、教示した人もいません。戦後最大の日本が生んだ知性でしょう。その人が、その才能を、自分のためじゃなく、私達のために使ってくれたこと、これほどの奇跡はないでしょう。

この本は、私が何度も読み返してしまう本です。
出版されて結構年数が経ちましたが、内容は全く古びてありません。

それは、読者に対して、橋本氏の一連の著作のメッセージが、「現在の自分は、どこにいるか?」を
考えさせるものだからだと思います。

橋本氏は、この本できっぱりと、「正解がある時代は、終わったよ」とさらり言っています。
これは、私自身を振りかえっても、痛い一言です。
なぜなら、どこかに「正解」があると思って、
「ノウハウ」や「理論」や「考え方」を、私自身が探しているからです。

橋本氏は、「そんなのないよ」と言ってのける。
もちろん、橋本氏は、根拠がなく言っているわけではありません。
日本そして過去の歴史を振り返り、説得力ある言葉で読者に語りかける。
以下、こんな感じです(筆者推測)

君は、今どういう状況にいるの?それを正しく認識しているの?
俺はこう思うけど、じゃあ、仮に、君の認識が正しいと仮定して、君が本当にいたい状況って、
どういう感じ?それは、今の君の状態と同じ?違うなら、その状態を自分で「建設」しているみるのはどう?

結局は、自分の人生は、自分自身で建設するんだよと、何か理論とか、ノウハウとか、
どこどこの会社とか、国とか、そんなものを探したって、そして、すがったって、
自分は建設できない。

これを、橋本氏は、この著作ならびに、80年代後半に言ってのける。
橋本氏のエッセー、評論は、たくさんありますが、
今でも、時代の風化に耐えているのは、人が生きる上で、
大切なことは、何かを語っているからでしょう。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他の人の評価が高いので気がひけるが、わたしの評価は星3つである。
何故かというと、あまりにも著者自身の体験をこだわって書き込みすぎだし、話が散漫だからだ。
分からないってことをテーマとして書くのだから書き方も難しくなるのはそうかもしれないが、それでも論理的体系に基づいて章を分けることなどをしたら、もっと分かりよいものになってただろうと思う。
この本に書かれてることをまとめると下のようになる。

1 全体像が分からないと分かったと思えない。
けれど全体像を理解するためには、細部を理解していかないといけない。その上で「自分はどのように分からないのだろうか」と考えることが必要だ。
2 この世は分からないことだらけだ。でも、社会にでると、仕事などで「分からなくても着手する仕事」があったりする。それは、覚悟をつけるということである。
分からないことをするということには、孤立無援というニュアンスが含まれる。
3 わたくし(著者)は、専門外のことを書いてそれが名著となったことがある。(えっへん)
4 分からないことを分かるためには、他人に教えてもらうことが必要だ。このとき注意することは、例えば娘さんが「分からない」と放り出したときは、その娘さんは「あなたのようになりたくない」という嫌悪が基礎になってることがある。
5 分かるとは、納得すること。

書いてある論旨はこんなところか。

いろんな分からないことに手を出していたら、これまでの別のことで知ったことが土台となって、門外のことでも理解できることがある。
ということかなあ?
もしそうだとしたら、「思考の整理術」に通じる本なのかなあ。知らんけど。そう感じた本でした。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
わからない、から、やめようではなく、わからない、から、やる。
わからないという状態に対し、真摯すぎるほどに直面した一冊。
説明が丁寧すぎるほど丁寧なので、読んでいるとあたかもフルマラソンを走っているかのように、息が切れます。
しかし、この本が言っている重要性が理解できる人は、本当に物事の本質を理解できる人だと思います。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 平易なことばで論を積み上げていくやり方は相変わらずだ。しかも、今回は作家としてのデビュー当時にさかのぼる自身の、弱みも含めた力の実情を率直に披瀝しながらのものだから、より説得力が増す。かつて観た映画の感動は変わらないか?観直すという自己検証の経験や、そこから得た「ドラマはパターン認識」という見方も大いに学べた。
 これだけ裸の自分を見せながら、前に進んで行けるというのは、よほどの自信がないとできないはずで、しかもそれは確たる根拠あってのことでなければ、それこそ作家として自己崩壊してしまうのではないか?
 「三島由紀夫とは何者だったのか」を読んで、圧倒された後に数冊読んでいるが、どれも期待を裏切らない。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年5月11日に日本でレビュー済み
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わけわからん講釈を、ただダラダラと長く書いているだけの本です。
疑問にブチ当たった時の解決法でも指南してくれるのかと思ったら、違ったわ。
トンチ問答は嫌いではないのですが、こちらもヒマではないもんで。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート