民間伝承的な事が余計に真実味と親しみやすさを
感じました。読んで楽しく先祖かも❓しれない
安倍晴明と陰陽師に関するワクワクする本。
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陰陽師 ―安倍晴明の末裔たち (集英社新書) 新書 – 2002/12/17
荒俣 宏
(著)
安倍晴明以降も陰陽師は様々な形で日本の歴史と精神に深く関わり続けた。安土桃山時代、明治維新など歴史上の転換点で、陰陽師たちが何を担ったのかを古文書と豊富な取材で検証する。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2002/12/17
- ISBN-104087201732
- ISBN-13978-4087201734
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2002/12/17)
- 発売日 : 2002/12/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 240ページ
- ISBN-10 : 4087201732
- ISBN-13 : 978-4087201734
- Amazon 売れ筋ランキング: - 324,341位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年8月27日に日本でレビュー済み
陰陽師というと、何か超能力を持つ常人と違った人という印象がある。しかし、本書で読む陰陽師は違った。本書は次の4部構成となっている。第一部「安倍晴明の子孫たち」、第二部「吉備、上原太夫の知恵」、第三部「芦田主馬太夫の謎」、第四部「高知、いざなぎ流大夫は生きている」。歴史に立ち返りながら、現代の陰陽師を訪ねたドキュメント。今の世に陰陽師がいるとは知らなかったが、それぞれがどのようなルーツを持ち、なにをしているのか。また、これからどうなりそうなのかを、現地での取材を通じてまとめている。カルトでもなく、淡々と描かれていておどろくような事実もないが、それぞれの地に残る陰陽師の民俗学的な調査といった内容のルポとして、知らないことばかりだった。
2013年2月13日に日本でレビュー済み
平安時代の本を読み耽り、安倍晴明を読んだついでに、本書を読みました。
荒俣氏の大胆な仮説に期待しましたが、本書は民俗学的なルポです。
陰陽師や怪奇的説話にあまり興味のない私ですが、今でも陰陽師の流れを汲む人々がいて、弟子入りを志願する人がいることには驚きです。
民俗学に興味のある方は、読んで損はないと思います。
荒俣氏の大胆な仮説に期待しましたが、本書は民俗学的なルポです。
陰陽師や怪奇的説話にあまり興味のない私ですが、今でも陰陽師の流れを汲む人々がいて、弟子入りを志願する人がいることには驚きです。
民俗学に興味のある方は、読んで損はないと思います。
2006年7月26日に日本でレビュー済み
滅んだはずの陰陽師が突然平成のメディアで復活した。この道のカリスマ安倍清明をはじめ、日本の歴史に深く関わってきた陰陽師たちの謎に満ちた役割に迫る。吉備、上原大夫。土佐、芦田主馬大夫。そして現在、高知いざなぎ流大夫は生きている。かつて日本のどこにも見られた「明治政府による神仏分離」以前の習合的教義が手つかずの形で保存されている。日本にいて、まるでアジア奥地のシャーマンたちの祈祷活動を眺めるような原初性をそなえていて、日本人の霊魂観や神聖観の問題を考えさせられるものが含まれている(雅)
2013年3月16日に日本でレビュー済み
サブタイトルのとおり、「安倍晴明の末裔たち」を扱った本である。安倍晴明以後に、陰陽師たちがどのような活動をしてきたのか、現代に生き延びた陰陽師といったあたりが書かれている。
中世〜江戸期にかけては、次第に政治の中心から外されていく過程が描かれている。従来の暦法では日食などの現象が当てられなくなったときにどう対処したのかなど。
近代では吉備の上原太夫が取り上げられる。岡山には陰陽師の流れを汲む人たちが戦後くらいまで残っていたのだという。その活動や、土御門家とのつながりが紹介されている。
そして現代まで残る高知のいざなぎ流も取材している。実際に訪れ、陰陽師たちに取材しているのだが、多数の写真も盛り込まれており、興味深い。
たいていの陰陽師の本では、安倍晴明(とライバルたち)がメインになっているので、これはとても珍しかった。
中世〜江戸期にかけては、次第に政治の中心から外されていく過程が描かれている。従来の暦法では日食などの現象が当てられなくなったときにどう対処したのかなど。
近代では吉備の上原太夫が取り上げられる。岡山には陰陽師の流れを汲む人たちが戦後くらいまで残っていたのだという。その活動や、土御門家とのつながりが紹介されている。
そして現代まで残る高知のいざなぎ流も取材している。実際に訪れ、陰陽師たちに取材しているのだが、多数の写真も盛り込まれており、興味深い。
たいていの陰陽師の本では、安倍晴明(とライバルたち)がメインになっているので、これはとても珍しかった。
2003年2月15日に日本でレビュー済み
サブタイトルから容易に想像がつくようにこの本はルポルタージュである。それに主人公は安倍清明ではない。帝都物語で陰陽師ブームの火付け役となった(と私は思っている)荒俣宏の作品だからといって、現在でも式神を放つ陰陽師が密かに活躍しているといった内容を(私のように)期待してはいけない。今回の荒俣宏は民俗学者であり、小説家ではない。ミュージカルにもなってしまう陰陽師の世界に憧れを抱く人にはお勧めではない。研究をしたい人はどうぞ。
2003年9月30日に日本でレビュー済み
仕事の関係で陰陽道をしらみつぶしに調べまくっていたのですが、ほかの本は平安時代の陰陽道だけ詳しく書かれており、その後の陰陽道はどうも見えてこなかったので困っていたときにみつけたこの本。
荒俣氏の本なので小説か?とお思いでしょうが、まったく違います。どちらかというとルポ本に近いと思います。この本は安部土御門家の正統派陰陽道の話も少しくらいは触れていますが、主役は地方に根付いていた民間陰陽師です。他の本とは違い、近世~現代がバックなので、非常にいい資料になりました。実はこの時代は「天社神道禁止令」というものが出されていて、いわば陰陽道冬の時代なのです。時代に埋もれていた陰陽師の横顔が垣間見られる、貴重な本だと思います。
ちなみにこの本で紹介され!ている「いざなぎ流」は今でも高知の山奥で息づいているいわば伝統芸能みたいなものです。今でも陰陽師はいる。ということがとても身近に感じられます。
荒俣氏の本なので小説か?とお思いでしょうが、まったく違います。どちらかというとルポ本に近いと思います。この本は安部土御門家の正統派陰陽道の話も少しくらいは触れていますが、主役は地方に根付いていた民間陰陽師です。他の本とは違い、近世~現代がバックなので、非常にいい資料になりました。実はこの時代は「天社神道禁止令」というものが出されていて、いわば陰陽道冬の時代なのです。時代に埋もれていた陰陽師の横顔が垣間見られる、貴重な本だと思います。
ちなみにこの本で紹介され!ている「いざなぎ流」は今でも高知の山奥で息づいているいわば伝統芸能みたいなものです。今でも陰陽師はいる。ということがとても身近に感じられます。
2003年1月24日に日本でレビュー済み
明治政府は神仏分離や国家神道の導入といった改革政策により日本の様々な伝統的精神世界を破壊してしまった。陰陽道もその一つである。著者は安倍晴明などのオフィシャル陰陽師とは別のルーツをもつ民間陰陽師にスポットを当て、歴史にはあまり登場しないが、現代に至るまで庶民のなかで生きたそれら職人陰陽師たちの姿を克明に描き出す。このルポを見るかぎり、もはや陰陽道の伝統が完全に消滅するのは時間の問題のようにみえる。現代社会において陰陽道が生き残っていくのは難しいかもしれないが、様々な貴重な史料が同時に失われつつあるのは残念なことである。