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全地球凍結 (集英社新書) 新書 – 2003/9/17

4.3 5つ星のうち4.3 13個の評価

かつて地球は氷惑星だった。新しい地球と生命の歴史。
地球は四六億年前に誕生した。だが、最初の四〇億年はまだ闇に包まれている。近年、約七億年前の氷河堆積物にまつわる多くの謎が浮き彫りにされてきた。その謎解きから急浮上したのが「当時、赤道付近まで雪と氷に覆われる大寒冷期が地球を襲った」という仮説だった。そしてその極寒期の後には多細胞生物の爆発的繁栄期が訪れる─。
本書は、地球科学の最前線に立ち自らも地球史の痕跡を求めて世界各地を調査する著者が「全球凍結仮説」をリポートするものである。この仮説の提示する地球観は、気候システムの研究を活性化させ、さらには生物と地球の離れ難い関係に及んでいく。

[著者情報]
川上 紳一(かわかみ しんいち)
一九五六年生まれ。岐阜大学教育学部助教授。名古屋大学理学部卒業、同大学大学院理学研究科地球科学専攻修了。地層の縞から過去の環境変動を読み取り、地球の歴史を解明するという研究活動のかたわら、高校教科書の執筆や小中学生にむけた天体観測イベントの講師をつとめるなどの活動にも取り組んでいる。主な著書に『生命と地球の共進化』(NHKブックス)『縞々学 リズムから地球史に迫る』(東京大学出版会)などがある。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2003/9/17)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/9/17
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 208ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4087202097
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4087202090
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 13個の評価

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川上 紳一
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2010年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 「 NHKスペシャル 地球大進化 46億年・人類への旅 DVD-BOX 1 」で、地球上が完全に凍結した「全球凍結」(7億年前。カンブリア紀は5億4400万年前に始まる)という状態があったという仮説が紹介されて興味を持ち本書を買い求めた。
 久々に出してきたが、やはりおもしろかったので簡単に紹介。

 当時低緯度(要は赤道に近い)であった地域に氷河の跡があるという事実、それから氷河の堆積物を覆う縞状炭酸塩岩の組み合わせがなぜ起こったかを、ハーバード大学のホフマン教授らが「全球凍結(スノーボール・アース仮説)」を証明しようとする物語である。
 他の対立する仮説も紹介されるが、それぞれの仮説がどういう関係になっているかが、素人にはちょっと分かりにくいのがつらい。

 寒冷化したシナリオであるが、8億年前にあった大陸ロディニア大陸の形成と分裂の中で、何らかの理由で大気中の二酸化炭素が減少したことが要因のようであるが、様々な要因が絡むため(太陽の明るさは現在より6%暗かったりとか)、要因の解明に向けての課題は山積みのようだ。ただ、一旦、氷床が拡大しだすと、地表の反射率が高まり、気温がさらに下がる。
 一方、冷え切った地球を暖めたのは、何らかの原因(火山噴火?)で増加した二酸化炭素で、これが現在の350倍にも達したという。
 ある時を境に温度は上昇し、温暖湿潤な気候の下で陸地の風化と浸食が進み、大気中の二酸化炭素は炭酸岩塩として沈殿し、二酸化炭素の減少に伴って、気温が下がると言うことだ。

 「
プルームテクトニクスと全地球史解読 」でも、「生命と地球の共進化」という題名で、著者が文章を寄せている。
 この原稿の問題意識は、地質的なトピックスと生物進化のトピックスを付き合わせてみて、相互の関係を見ていくと言うことであると思われる。
 多細胞動物化石が豊富に出現するのは6億年前(エディアカラ生物群)とのことで、全球凍結がその出現に何らかの関係があるのではというテーマが扱われている。
 この原稿の中でおもしろかったのは、27億年前頃に大陸地殻の急激な成長があり、シアノバクテリアによる大規模なストロマトライトの形成が可能になったという記述である。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
僕たちが高校生のころ,大陸移動説を実証したプレートテクトニクスは当時最新の地球物理学だった.それを応用した小松左京の「日本沈没」がちょうどベストセラーになったりもした.東大理学部の竹内均教授のわかりやすい解説本を何度も読んでは,大陸移動説という「仮説」がどのように実証されて「プレートテクトニクス」という「事実」に進化したかに感動したものである.
本書はその感動をもう一度味わえると期待して読み始めたのだが,実証はまだまだ道半ばということがすぐにわかる.仮説に対する様々な反論や反対仮説の提案,古い地層の分析による実証,これらのプロセスが現在進行形で語られている.地球全体が凍りついていた時代があったという驚くべき仮説は大変魅力的で,その実証研究を始めた衊??者のワクワクが伝わってくる楽しい本.通勤電車の中でも楽しく読める.
数年後,実証されるときが来ることを祈る!
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年3月26日に日本でレビュー済み
 先カンブリア時代末に数度にわたって起こったとされる全球凍結について、地質学/地球物理学の立場から解説したもの。それなりに専門的な内容であり、まったくの初学者にはちょっと大変かもしれない。
 学説史を紹介した側面が強く、誰がいつ全球凍結を言い出したのか、研究史、対抗する諸説、それらへの反論といったあたりが整理され、示されている。
 著者はナミビアでの岩石調査から全球凍結について研究してきた人物であり、その体験談などは印象深い。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年4月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
学術用語を多用するでもなく、すんなり理解できる平易な文章で説明されていて、物語みたいに最後まで一気読みできました。
2008年10月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前NHKの地球大進化という番組で知った全球凍結について、その仮説の背景を知ることができました。
全球凍結仮説に至るまでの道筋が、学会での反論の様子等も交え、ドラマチックに紹介してあります。筆者は一研究者の立場として事実に忠実でありながら、冷静に自己の心の高ぶりを表現しており、その姿勢は尊敬に値するものがあります。
また、科学に興味のある一般のかたがたへの表現上の配慮も色々工夫されており、人柄が伝わってくるようでした。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年1月29日に日本でレビュー済み
およそ7億年前に地球表面が全面的に凍結したのではないかという「全球凍結仮説」について検証していくのだが、そのアプローチが多彩でおもしろい。そして、この仮説が地質学、気候学、地球化学から生物進化まで、様々な学問分野の研究でクローズアップされた幾つもの謎を統一的に説明することができることを示しており、仮説そのものにも魅力を感じた。また、本書では触れていないのだが、固体地球が主役を演じるような長い時間スケールで環境というものを考えてみると、現在問題になっている地球温暖化などに対するものの見方が変わると思う。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年7月30日に日本でレビュー済み
全地球凍結。惑星がちょっとしたバランスの変化であっという間に表情を変えることがよくわかった。しかもこのメカニズムから行くと、全地球凍結は一度ではなくて何度でも起きるようだ。ただし、その頃人類がまだいるのかどうかは謎だが。そして、その凍結のあと、新しい生命が爆発的に広がっていく。

前回の全地球凍結は約7億3千万年前から約6億3500万年前。その前は約24億5千万年前から約22億年前までと言われているそうだ。

今は約1万2千年前から続く間氷期で、この暖かな気候のおかげで今の人類文明がある。しかし、この先もそうだという保障はどこにもない。温暖化が叫ばれて久しいが、果たしてこのまま温暖化に向かうのだろうか。むしろ温暖化が引き金になって寒冷化が進む(氷河が融けて海に流れると海水の温度が下がって海流が変わる。それによって寒冷化が起きる)こともあるわけで…。いろいろと考えさせられた。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年11月3日に日本でレビュー済み
温室効果ガスの濃度が低下した結果全地球が凍結し、凍結している間に火山活動等でたまった温室効果ガスで一気に蒸し風呂状態にまで温度が上がったという説について紹介している。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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