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「憲法九条」国民投票 (集英社新書) 新書 – 2003/10/17
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2003/10/17
- ISBN-104087202119
- ISBN-13978-4087202113
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商品の説明
著者からのコメント
あなたは、おそらく「憲法改正」の手続きについて正確に御存知ないでしょう。そして、憲法九条をしっかり読んだことがないかもしれない。でも、この国が正規の軍隊を 持つのか否か、戦争するのかどうか、といったことについては大いに関心があるはずです。
ただ、そうした国の重要な事案については内閣総理大臣や国会が決めるのであり、自分たちは関 与することができないとお考えではないか。もしそうだとすれば、それは大きな誤解。私たち、 主権者はこれを決める権利があります。というより、決めなければならないのです。それを分か っていただこうと考え、私は、この本を書きました。
近いうちに「憲法九条改正」の是非を問う国民投票が実施されることになります。そのときに賢明な一票を投ずるために、この本を 最初の「参考書」として活用していただきたい。
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2003/10/17)
- 発売日 : 2003/10/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 256ページ
- ISBN-10 : 4087202119
- ISBN-13 : 978-4087202113
- Amazon 売れ筋ランキング: - 695,408位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
今井 一(いまい はじめ)
ジャーナリスト。
市民グループ[国民投票/住民投票]情報室 事務局長。
大学での専攻は哲学で研究テーマは「自由論」。
ポーランドにおいて独立自治労組「連帯」が誕生した81年以降、ソ連・東欧の現地取材を重ね、民主化の進行とソ連を盟主とした社会主義共同体の崩壊を見届ける。
96年からは、新潟県巻町、刈羽村、岐阜県御嵩町、名護市、徳島市、米原町、岩国市など各地で実施された住民投票を精力的に取材する。
また、04、05年には、スイス、フランス、オランダへ赴き、国民投票の実施実態とそのルールを調査。
06年~07年には、衆参両院の「憲法調査特別委員会」に5度にわたり参考人及び公述人として招致され、国民投票のあるべきルールや諸外国での実態などについて陳述する。
12年にはリトアニアで実施された「原発建設」の是非を問う国民投票を、16年にはイギリスで実施された「EU離脱」の是非を問う国民投票を現地取材。
●主な著書に、
『CZEŚĆ(チェシチ)!──うねるポーランドへ』(朝日新聞社)
[ノンフィクション朝日ジャーナル大賞受賞]
『革命後の風景──モスクワ発バルト経由ワルシャワ行き』(教育史料出版会)
『阪神大震災の被災者にラジオ放送は何ができたか』(同朋舎/監修)
『大事なことは国民投票で決めよう!』(ダイヤモンド社)
『住民投票』(日本経済新聞社/編著)
『住民投票Q&A』(岩波書店)
『住民投票──観客民主主義を超えて』(岩波書店)
『実践の政治学』(法律文化社/共著)
『「憲法9条」国民投票』(集英社)
『対論!戦争、軍隊、この国の行方』(青木書店/編著)
『「9条」変えるか変えないか──憲法改正・国民投票のルールブック』(現代人文社/編著)
『市民が広げる議会公開──傍聴を閉ざす議会とメディアの欺瞞』(現代人文社/編著)
『「原発」国民投票』(集英社)
『原発をどうするか、みんなで決める──国民投票へ向けて(岩波ブックレット/共著)
『原発、いのち、日本人』(集英社/編著)
『「解釈改憲=大人の知恵」という欺瞞』(現代人文社)
『戦争、軍隊、この国の行方──9条問題の本質を論じる』([国民投票/住民投票]情報室)
『国民投票の総て』([国民投票/住民投票]情報室)
『国民投票 Q&A』([国民投票/住民投票]情報室)
『住民投票の総て』([国民投票/住民投票]情報室)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
改憲の是非に関する意見が公平に扱われている。
が、結局、この一冊でレポートは書けてしまいました。
コンパクトに良くまとまっていて、短時間で読め、要点をまとめやすくできているので、
非常に助かりました。
特に、時系列でまとめてある部分が良かったです。
「憲法九条の論点はどこだ」
ということを理解するためだったが、
最終的には
「各人が意見を持たなければ問題は解決できない」
と感じさせてくれた。
本書は、
前半の「憲法九条の論点〜成立から現在までの歴史〜」と
後半の「憲法九条についての各著名人の考え方」の
二部構成になっている。
特に僕は後半の各人の考え方に感銘を受けた。
内容的には各人の想いが、それぞれ記述されているため、
同じような意見や論調が続くこともあるが、
単純に「九条とは」という観点から学ぶよりも
より深いアプローチが出来たと思う。
そして、自分でもこの問題について考える良い機会になった。
なかなか、このような「意見を集める」という
アプローチをしている本は少ないと思う。
憲法九条が何か?を理解したい人よりも、
憲法九条は、どのように自分と関わるのかを考えたい人にオススメの本多と思う。
また国民投票が実施された場合の流れ、そしてなぜそれが行われていない現状が解説されている。
最終章では39名(団体)の意見が並べられている。まとまったものではないので、同じようなことが繰り返し書かれているという印象を受けてしまうかもしれない。しかしそれぞれ読んでいて各々もの足りない意見もあれば気づかない視点を与えてくれる貴重な言葉もある。最終的には人ひとりひとりが自分で考え答えを出さなければならないというメッセージだ。
著者も1例を記すにとどまっている、改正反対に投票結果がなった場合、政府はどうするのだろうか? 自衛隊を国境警備隊や災害救助隊に改組し、日米安保条約に基づく軍事同盟を解消し、米と新たな形で友好関係を結びなおす?
果たしてそんなことが現実として起こりうるだろうか? かといって国民投票前にその後のデザインを示さねばならぬとなれば、その結果を黙殺し、なし崩し的に憲法と現実を乖離させたままにし続ける事も考えにくい。
となると、改憲派にとってリスクを減らす地固めとして、北朝鮮やテロの脅威をことさらに煽り立て、“愛国”のキーワードを氾濫させる事が必須で、それにのって国旗・国家法の制定や教育基本法の改正が行なわれてきた。
大きな声だけを聞き全てを知った気にならず、今まで各地で行なわれてきた住民投票のように9条についても日本中で議論が弾み、思考停止に陥らず、皆が深く真剣に考えるならば、その結果に対して責任を持ちえようが、今のような低い民度ではそれこそ理想ではないかとの疑念も払拭できずにいる。
こうした解釈改憲の経緯や、約80頁、39人(組)におよぶ賛否両派のさまざまな主張は迫力がある。憲法九条をどう考えるのか、自衛隊や戦争についてどう考えるのか。憲法九条改正に賛成・反対の立場を超えて大いに参考になる材料を、わかりやすく提示してくれ!ている。
当たり前だが重要な事を訴えています。
改憲議論の主な対象である九条を考えるにあたり、本書は良い参考となるでしょう。
ただし、地方自治体の住民投票については、ほめ過ぎで偏りを感じます。