¥748¥748 税込
配送料 ¥460 6月14日-15日にお届け
発送元: 金沢ビーンズ 明文堂書店金沢県庁前本店 販売者: 金沢ビーンズ 明文堂書店金沢県庁前本店
¥748¥748 税込
配送料 ¥460 6月14日-15日にお届け
発送元: 金沢ビーンズ 明文堂書店金沢県庁前本店
販売者: 金沢ビーンズ 明文堂書店金沢県庁前本店
¥90¥90 税込
配送料 ¥240 6月16日-18日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】 販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
¥90¥90 税込
配送料 ¥240 6月16日-18日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
父の文章教室 (集英社新書) 新書 – 2004/12/17
花村 萬月
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥748","priceAmount":748.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"748","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"a6Xz8pQbmmo9IMqlcABiECszDyy3Ko2WQYdTgrHc4I6b4HQoS3m09viiwcFO3D3G0eqiW%2B%2F2gptdPBQeRbb0GimBIEcrWLVoyXcwLOoLNsm3V5mSv6TS5nE7IuzKZcdBu6e3%2BVdpfK9KchiPGWhGBkLkjxfhdaUUp0tN1JfTmp1ckW%2Fm379G4gy1YO0C4vaz","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥90","priceAmount":90.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"90","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"a6Xz8pQbmmo9IMqlcABiECszDyy3Ko2WJ1tkCCHeaXoNiyjNPrD7MdFdg%2F9S4ddXLwmZS%2FZMttnJjX1edjf3C6sRFi2uV0arwa5KY2HC6lyncu%2BwQhUDxt8IYocBC3ffuZk%2BnGDKLmr9SJBpcYGrZyGt%2B1WQj%2BENrE6cVbOLJPLKH4Vof9prtw%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
早世した父から受けた、狂気の英才教育の記録
異能の芥川賞作家は、いかにつくられたか?
五歳のころ、放浪癖のあった父親と同居することになり、程なく、花村少年の地獄の日々がはじまった。『モルグ街の殺人事件』を皮切りに、古今東西の古典を読まされる毎日。飽きる素振りをみせれば、すぐさま拳が飛んできた─。
四年にわたる狂気の英才教育の結果、岩波文庫の意味を解する異能児へと変貌した小学生は、父の死後は糸の切れた凧となり、非行のすえに児童福祉施設へと収容された。以来、まともに学校に通った記憶がない。本書は、芥川賞作家・花村萬月が、これまでの人生で唯一受けた教育の記憶をたどり、己の身体に刻み込まれた「文章作法」の源泉に向きあった、初の本格的自伝である。巻末に、父の死を描いた掌編『爛斑』を収録。
[著者情報]
花村 萬月 (はなむら まんげつ)
一九五五年東京生まれ。サレジオ中学卒。八九年『ゴッド・ブレイス物語』で第二回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。九八年『皆月』で第一九回吉川英治文学新人賞を受賞。同年、大長編『王国記』の序にあたる『ゲルマニウムの夜』で第一一九回芥川賞を受賞。著書に『ブルース』『鬱』『ぢん・ぢん・ぢん』『守宮薄緑』『風転』『虹列車・雛列車』『百万遍』『私の庭』などがある。
■ブビヲの部屋■
異能の芥川賞作家は、いかにつくられたか?
五歳のころ、放浪癖のあった父親と同居することになり、程なく、花村少年の地獄の日々がはじまった。『モルグ街の殺人事件』を皮切りに、古今東西の古典を読まされる毎日。飽きる素振りをみせれば、すぐさま拳が飛んできた─。
四年にわたる狂気の英才教育の結果、岩波文庫の意味を解する異能児へと変貌した小学生は、父の死後は糸の切れた凧となり、非行のすえに児童福祉施設へと収容された。以来、まともに学校に通った記憶がない。本書は、芥川賞作家・花村萬月が、これまでの人生で唯一受けた教育の記憶をたどり、己の身体に刻み込まれた「文章作法」の源泉に向きあった、初の本格的自伝である。巻末に、父の死を描いた掌編『爛斑』を収録。
[著者情報]
花村 萬月 (はなむら まんげつ)
一九五五年東京生まれ。サレジオ中学卒。八九年『ゴッド・ブレイス物語』で第二回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。九八年『皆月』で第一九回吉川英治文学新人賞を受賞。同年、大長編『王国記』の序にあたる『ゲルマニウムの夜』で第一一九回芥川賞を受賞。著書に『ブルース』『鬱』『ぢん・ぢん・ぢん』『守宮薄緑』『風転』『虹列車・雛列車』『百万遍』『私の庭』などがある。
■ブビヲの部屋■
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2004/12/17
- ISBN-104087202720
- ISBN-13978-4087202724
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2004/12/17)
- 発売日 : 2004/12/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 240ページ
- ISBN-10 : 4087202720
- ISBN-13 : 978-4087202724
- Amazon 売れ筋ランキング: - 888,903位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,490位集英社新書
- - 133,347位ノンフィクション (本)
- - 242,891位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1955(昭和30)年、東京生れ。
1989(平成元)年、『ゴッド・ブレイス物語』で小説すばる新人賞を受賞し、作家デビュー。1998年、『皆月』で吉川英治文学新人賞を、『ゲルマニウムの夜』で芥川賞をそれぞれ受賞。人間の生の本質に迫る問題作を、発表し続けている。
『眠り猫』『なで肩の狐』『鬱』『二進法の犬』『百万遍 青の時代』『私の庭 浅草篇』『たびを』『愛情』『錏娥哢た』『少年曲馬団』『ワルツ』など著書多数。
カスタマーレビュー
星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
8グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2011年5月24日に日本でレビュー済み
本書は、『青春と読書』2002年7月号から2004年5月号までの連載に加筆修正を
施したもの。
「私の父は五十八歳で死ぬまで、徹頭徹尾小説家志望のままで、定職に就くことは
ありませんでした。しかも妻子に対する責任を果たすこともなかった。……父は
いくらかの原稿だけを残して死に、その作品が本になることはありませんでした。
小説家ではなく、小説家志望のまま死んだのです」。
氏は、本書の執筆において「自分の過去を小説という虚構ではなく、客観的な事実と
いうかたちで書き表す」ことを志向していたようだが、一方で、「記憶を掘りさげるという
内的作業において人間は期せずして嘘をつくりあげてしまう」との記述の通り、結局は
虚構に帰せざるを得ないことにも自覚的。
そしてシンプルに文体から本書を見たときに、どこかぎこちなく冗長で、一見した限り
とても花村萬月の文章とは思えないようなクオリティ。こんなに下手だったっけ? と
思いつつ、巻末に収録されている短編を読むと、やはり抜群の切れがある。彼において
「客観的な事実」を書くというのは、単に冴えのない日本語を刻むことらしい。
筆者自身の文学論としても読める一冊ではある。
「人間が獣であって、なぜ悪い」とは、実に簡にして要を得た自作解説。
そして同時に、『王国記』を読めば分かることではあるが、筆者の宗教理解の薄さに
愕然とさせられる。
「宗教(的感情)に関して論理でしか語れぬ、あるいは読み解けぬ批評家や読者の
的外れな批評には苦笑どころか、怒りを覚えることも多々あります。素養がないなら
黙っていろ」。
「論理でしか語れ」ないバカよりももっと惨めなのは、論理すら語れないバカ。
世の自称小説家の不勉強なんておよそ例外を持たないところではあるが、感情やら、
感性やらに逃げ込んで、「論理」すら語ろうとしない。
挙句、 ハクスリー みたいなバカを連れてきて「哲学書」とか、「哲学」をまともに
読んだことがないのが丸分かりな恥を平然と晒す。
「素養がないなら黙っていろ」とはまさにこのこと。
そんな素養でありつつも、「父の背に、大振りの花瓣を誇る緋色の花が咲き誇っている。
嘔吐物の染みこんだ布団からの腐臭が、ふと、なにか艶めかしい花の匂いにも似て
感じられた。私は父の背中に咲いた鮮やかな花を凝視した。胸がくるしくなってきた」
というような刺さる文章が書けてしまう。
現代日本屈指の資質と凡庸以下の稚拙な論理、そんな奇妙な共存、小説の魔性が
堪能できる一冊ではある。
施したもの。
「私の父は五十八歳で死ぬまで、徹頭徹尾小説家志望のままで、定職に就くことは
ありませんでした。しかも妻子に対する責任を果たすこともなかった。……父は
いくらかの原稿だけを残して死に、その作品が本になることはありませんでした。
小説家ではなく、小説家志望のまま死んだのです」。
氏は、本書の執筆において「自分の過去を小説という虚構ではなく、客観的な事実と
いうかたちで書き表す」ことを志向していたようだが、一方で、「記憶を掘りさげるという
内的作業において人間は期せずして嘘をつくりあげてしまう」との記述の通り、結局は
虚構に帰せざるを得ないことにも自覚的。
そしてシンプルに文体から本書を見たときに、どこかぎこちなく冗長で、一見した限り
とても花村萬月の文章とは思えないようなクオリティ。こんなに下手だったっけ? と
思いつつ、巻末に収録されている短編を読むと、やはり抜群の切れがある。彼において
「客観的な事実」を書くというのは、単に冴えのない日本語を刻むことらしい。
筆者自身の文学論としても読める一冊ではある。
「人間が獣であって、なぜ悪い」とは、実に簡にして要を得た自作解説。
そして同時に、『王国記』を読めば分かることではあるが、筆者の宗教理解の薄さに
愕然とさせられる。
「宗教(的感情)に関して論理でしか語れぬ、あるいは読み解けぬ批評家や読者の
的外れな批評には苦笑どころか、怒りを覚えることも多々あります。素養がないなら
黙っていろ」。
「論理でしか語れ」ないバカよりももっと惨めなのは、論理すら語れないバカ。
世の自称小説家の不勉強なんておよそ例外を持たないところではあるが、感情やら、
感性やらに逃げ込んで、「論理」すら語ろうとしない。
挙句、 ハクスリー みたいなバカを連れてきて「哲学書」とか、「哲学」をまともに
読んだことがないのが丸分かりな恥を平然と晒す。
「素養がないなら黙っていろ」とはまさにこのこと。
そんな素養でありつつも、「父の背に、大振りの花瓣を誇る緋色の花が咲き誇っている。
嘔吐物の染みこんだ布団からの腐臭が、ふと、なにか艶めかしい花の匂いにも似て
感じられた。私は父の背中に咲いた鮮やかな花を凝視した。胸がくるしくなってきた」
というような刺さる文章が書けてしまう。
現代日本屈指の資質と凡庸以下の稚拙な論理、そんな奇妙な共存、小説の魔性が
堪能できる一冊ではある。
2006年11月10日に日本でレビュー済み
作家の花村萬月さんの子供時代をつづった本です。
幼少期にお父さんから読書や音楽の指導をされた経験が語られていますが、すさまじ
いものです。
小学校に上がる前の萬月さんにお父さんは文庫本を読むように命じます。しかも、旧
仮名づかいの文庫本です。
お父さんは、「こうやって読むのだ」「これはこういう意味だ」などという助言も指
導も一切しません。
幼児に自力で読むように強要するのです。
苦労を重ねても、なかなか読み進めません。
そうすれば、お父さんの容赦ない叱責、時には手が出ます。
それでも、萬月さんはお父さんに対する深い愛情を感じさせる文章を書くようになり
ます。
愛憎相半ばする感情が読むとどんどん伝わってくる興味深い一冊でした。
幼少期にお父さんから読書や音楽の指導をされた経験が語られていますが、すさまじ
いものです。
小学校に上がる前の萬月さんにお父さんは文庫本を読むように命じます。しかも、旧
仮名づかいの文庫本です。
お父さんは、「こうやって読むのだ」「これはこういう意味だ」などという助言も指
導も一切しません。
幼児に自力で読むように強要するのです。
苦労を重ねても、なかなか読み進めません。
そうすれば、お父さんの容赦ない叱責、時には手が出ます。
それでも、萬月さんはお父さんに対する深い愛情を感じさせる文章を書くようになり
ます。
愛憎相半ばする感情が読むとどんどん伝わってくる興味深い一冊でした。
2005年1月10日に日本でレビュー済み
芥川賞作家,花村萬月氏が父から受けた狂気の早期教育のことをまとめた本.
定職を持たず,強烈な個性の氏の父が,幼い花村氏に強制したのは,
いきなり大人が読むような文庫本を読ませることだった.
始めは意味もわからないが,口を動かしながら音読するうちに,
意味が取れるようになったという.
結局その教育も,9歳のとき,父の死によってしりきれトンボになってしまう.
その後,波乱万丈な経験を経て作家へ.
花村氏も言っているように,これと同じ教育を受けたからといって,
すぐに芥川賞作家になれる,小説が書けるようになるか,
ということとは別の事である.ここに,教育の難しさがあるだろう.
花村氏の場合は,うまく身を結んだ例だが,
その影には,同じような教育を施した例でも,失敗例もあるはずだ.
花村氏の場合は,たまたまうまくいったような気がしてならない.
早期教育を受けた子どもが,それをどう受けとめ,
大人になってからどう回想し,自らの体験を位置付けていくのか.
そのサンプルとして,興味深いものがあるだろう.
これから早期教育をしようという親に是非とも読んで欲しい本だ.
定職を持たず,強烈な個性の氏の父が,幼い花村氏に強制したのは,
いきなり大人が読むような文庫本を読ませることだった.
始めは意味もわからないが,口を動かしながら音読するうちに,
意味が取れるようになったという.
結局その教育も,9歳のとき,父の死によってしりきれトンボになってしまう.
その後,波乱万丈な経験を経て作家へ.
花村氏も言っているように,これと同じ教育を受けたからといって,
すぐに芥川賞作家になれる,小説が書けるようになるか,
ということとは別の事である.ここに,教育の難しさがあるだろう.
花村氏の場合は,うまく身を結んだ例だが,
その影には,同じような教育を施した例でも,失敗例もあるはずだ.
花村氏の場合は,たまたまうまくいったような気がしてならない.
早期教育を受けた子どもが,それをどう受けとめ,
大人になってからどう回想し,自らの体験を位置付けていくのか.
そのサンプルとして,興味深いものがあるだろう.
これから早期教育をしようという親に是非とも読んで欲しい本だ.
2012年1月8日に日本でレビュー済み
こんな本に出会ってよかった。
花村さんが、はづかしげに語る(書く)
自叙伝のような本の中身。
ほのぼのと読ませていただきました。
ほのぼのと読むには少し文学のことがかなりシビアにも
入っていますので、時々しっかりと脳みそ使いますが。
読み応えがある「作家の自叙伝の一部分」ではないでしょうか?
幼少のころから今に至るまでの文章力や感性のいかに形成されてきたのか?
作者自身によるかなり冷静な自己分析ではないでしょうか?
お父様のことが面白く、厳しく、そしてどこか肉親への独特の
うらみつらみ、そして愛情が感じられるところがいいです。
お父様の影響がかなり入り組んで入っていますね。
花村萬月のルール見たり!!の1冊です。
であった人は花村ファンとしては少ないかもね、貴重かもね。
そんな密かな喜びも感じつつ読了。
花村さんが、はづかしげに語る(書く)
自叙伝のような本の中身。
ほのぼのと読ませていただきました。
ほのぼのと読むには少し文学のことがかなりシビアにも
入っていますので、時々しっかりと脳みそ使いますが。
読み応えがある「作家の自叙伝の一部分」ではないでしょうか?
幼少のころから今に至るまでの文章力や感性のいかに形成されてきたのか?
作者自身によるかなり冷静な自己分析ではないでしょうか?
お父様のことが面白く、厳しく、そしてどこか肉親への独特の
うらみつらみ、そして愛情が感じられるところがいいです。
お父様の影響がかなり入り組んで入っていますね。
花村萬月のルール見たり!!の1冊です。
であった人は花村ファンとしては少ないかもね、貴重かもね。
そんな密かな喜びも感じつつ読了。
2005年1月13日に日本でレビュー済み
花村さんの文は
壮絶な内容、勢いある文体にあると思います。
この本は早期教育の是非を考える本であるのかと思いましたが、
実際は父との思い出とその人柄、
自慢とも思える幼児期の、
また自分の文章能力へのプラスの評価に終始しています。
もちろんエッセイ的自伝であるのだから
私的な視点から見ることは当然ではあるのでしょうが、
いざ、早期教育に関する話になると、
人による違いなどをあげ、
また自分の場合には過度すぎた、など
断定した意見を聞けないまま
最後まで読み終わってしまう感じがもどかしいです。
ただ、教育に関する話だとは考えず、
花村さんの過去についてより多くを知りたいと思って読むのであれば
実に楽しめる本だと思います。
この作家に興味がない人、
作品を読んだことがない人にはちょっときついかも。
壮絶な内容、勢いある文体にあると思います。
この本は早期教育の是非を考える本であるのかと思いましたが、
実際は父との思い出とその人柄、
自慢とも思える幼児期の、
また自分の文章能力へのプラスの評価に終始しています。
もちろんエッセイ的自伝であるのだから
私的な視点から見ることは当然ではあるのでしょうが、
いざ、早期教育に関する話になると、
人による違いなどをあげ、
また自分の場合には過度すぎた、など
断定した意見を聞けないまま
最後まで読み終わってしまう感じがもどかしいです。
ただ、教育に関する話だとは考えず、
花村さんの過去についてより多くを知りたいと思って読むのであれば
実に楽しめる本だと思います。
この作家に興味がない人、
作品を読んだことがない人にはちょっときついかも。