自分が「たまらない」と感じる人間、生理的次元で受け入れがたい種類の人間(ここでは従順な人間か)についての理解が深まって、こういう人々の行動の意味が腑に落ちた。
そして、私自身もいとも簡単にそうした状態に陥ることも分かった。
従属の快楽は甘く見てはいけない。
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人はなぜ憎しみを抱くのか (集英社新書) 新書 – 2005/2/17
もやもやした憎しみを暴発させないために。
現代において社会問題の多くは「憎しみ」に端を発している。人間だれもが抱える憎しみの根源が、子ども時代の親との関係にあることを、世界的権威がインタビューに答える形で平易に解説する。
現代において社会問題の多くは「憎しみ」に端を発している。人間だれもが抱える憎しみの根源が、子ども時代の親との関係にあることを、世界的権威がインタビューに答える形で平易に解説する。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2005/2/17
- ISBN-104087202828
- ISBN-13978-4087202823
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2005/2/17)
- 発売日 : 2005/2/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 224ページ
- ISBN-10 : 4087202828
- ISBN-13 : 978-4087202823
- Amazon 売れ筋ランキング: - 492,260位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 964位集英社新書
- - 2,250位臨床心理学・精神分析
- - 7,704位心理学入門
- カスタマーレビュー:
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2009年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私はこの本でアルノ・グリューンの存在を知った。アメリカで長く教えた心理学者で、スイスに戻ってドイツ語で著述し、多くの読者を持つという。「自分に対する裏切り」という概念は、生きるための困難の根源を明らかにしてくれる。そればかりか、現代社会の問題がどこにあり、どのように対処すべきかをも示す。著作のほうは結構読みにくいが、このインタビュー集はとてもわかりやすい。このような本を見出して翻訳し、新書という手にいれやすい形で出版した訳者と集英社に感謝したい。
2021年10月17日に日本でレビュー済み
「本当の自分」がねじまげられている、あるいは失われているから、問題が起こるのだ、という発想なので、第一前提の「本当の自分」を受け入れられるかどうかしだい
いまだかつて「本当の自分」であったことなどなくて、治療して、これから「本当の自分」になっていこうという「本当の自分」を前提に置くのは、私はちょっと飲み込めませんでした
治療方法として「本当の自分」を設定するのはありだとは思います。そうすれば困った状態にある今の自分は変えられるものなんだ、と思えるから
活用できるアイデアとしてならばこのフィクションは利用価値がでてきます
でもそのフィクションを現実としてしまうのは後々問題が生じてくると思います
宗教と同じです
いまだかつて「本当の自分」であったことなどなくて、治療して、これから「本当の自分」になっていこうという「本当の自分」を前提に置くのは、私はちょっと飲み込めませんでした
治療方法として「本当の自分」を設定するのはありだとは思います。そうすれば困った状態にある今の自分は変えられるものなんだ、と思えるから
活用できるアイデアとしてならばこのフィクションは利用価値がでてきます
でもそのフィクションを現実としてしまうのは後々問題が生じてくると思います
宗教と同じです
2011年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
恣意的な引用や、誘導的な質問者の質問が随分と目立つ作品です。
過去の実験や出来事などを詳しく解説したうえで、自説を述べている所と、
そうでないところが非常にアンバランスです。
また「権威主義とそれに盲目的に従う人間は危険な側面を持っている」との内容でしたが、
質問者のドーリス・ウェーバー氏はアルノ・グリューン氏の発言が客観的な根拠を欠いているにも関わらず、
それが、さも間違いのない事実であるかのように受け入れ、質問を返している様は滑稽としか言いようがありませんでした。
発言を上手く引き出すインタビュアーとしては良いのかもしれませんが…。
この人、ジャーナリストなんですよね。
こういった客観的な証明のしようがないテーマは話半分くらいに聞いといたくらいが良いんじゃないでしょうか。
この本を手放しで称賛される方は権威主義的な方だと思います。
過去の実験や出来事などを詳しく解説したうえで、自説を述べている所と、
そうでないところが非常にアンバランスです。
また「権威主義とそれに盲目的に従う人間は危険な側面を持っている」との内容でしたが、
質問者のドーリス・ウェーバー氏はアルノ・グリューン氏の発言が客観的な根拠を欠いているにも関わらず、
それが、さも間違いのない事実であるかのように受け入れ、質問を返している様は滑稽としか言いようがありませんでした。
発言を上手く引き出すインタビュアーとしては良いのかもしれませんが…。
この人、ジャーナリストなんですよね。
こういった客観的な証明のしようがないテーマは話半分くらいに聞いといたくらいが良いんじゃないでしょうか。
この本を手放しで称賛される方は権威主義的な方だと思います。
2007年3月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一見、自身の判断により行動しているかのように感じる日常の心理に対し、著者はその裏側から、精神分析学的手法を用いてスポットライトを当てていく。
幼少時の親子関係に起因する不安という要素が、深く、深く、その後の人間の行動を規定していることを明らかにしていく。
人間心理の盲点を鋭く、そして"優しく"えぐりだした傑作。
幼少時の親子関係に起因する不安という要素が、深く、深く、その後の人間の行動を規定していることを明らかにしていく。
人間心理の盲点を鋭く、そして"優しく"えぐりだした傑作。
2006年2月1日に日本でレビュー済み
の著者はドイツ生まれの精神分析家。
‘人間の本質’について、インタビュー形式・平易な表現で書かれているので、中学生でもわかりやすく読むことができます。
内容は、私が今まで生きてきた過程において、誰からもいちども聞いたことがない斬新な見解ばかりです。
かなり衝撃的なところもありますが、読み進むうちに、「著者の見解は極めて正しい」 と自分の心が納得するのがわかります。
ずいぶん印象深かったのは、ドイツ人の特異性(ドイツ人がナチズムに走った理由・ドイツの極右翼の人たちの心理など)への詳細な意見です。
今まで人間が覆いをかけて隠してきた‘人間の本質’について、言いづらい事々を、歯に衣を着せずきっぱり理路整然と公言する著者と勇気あるインタビュアーの姿勢に高い評価を送ります。
また、良い本を世に出した会社と、この本に出会わせてくれた運命に感謝します。
‘人間の本質’について、インタビュー形式・平易な表現で書かれているので、中学生でもわかりやすく読むことができます。
内容は、私が今まで生きてきた過程において、誰からもいちども聞いたことがない斬新な見解ばかりです。
かなり衝撃的なところもありますが、読み進むうちに、「著者の見解は極めて正しい」 と自分の心が納得するのがわかります。
ずいぶん印象深かったのは、ドイツ人の特異性(ドイツ人がナチズムに走った理由・ドイツの極右翼の人たちの心理など)への詳細な意見です。
今まで人間が覆いをかけて隠してきた‘人間の本質’について、言いづらい事々を、歯に衣を着せずきっぱり理路整然と公言する著者と勇気あるインタビュアーの姿勢に高い評価を送ります。
また、良い本を世に出した会社と、この本に出会わせてくれた運命に感謝します。
2010年9月14日に日本でレビュー済み
なかなか興味深い論点を含んだインタビューです。例えば殺人犯などの服役囚にシェイクスピアの芝居を演じさせた実験。暴力や死、悲しみや無力などを含む劇を演じているうちに囚人たちが変化し自らの痛みを感じはじめ、他人の痛みが理解できるようになってきたそうです。その結果他人に与えた痛みに耐えきれず自殺未遂が起こったそうです。著者はこれを人間性回復と捉えます。果たして自殺は人間性回復の効果なのか、一考の余地はあるでしょう。
やはり全てを父親を原因と見、母親を非権威主義の象徴とみたうえでの行動主義があり、に後半部では他人の悲しみを自分のものとするという自己啓発セミナー的なセラピーまで語られます。著者は精神分析がアメリカよりもヨーロッパで受け入れられていると述べ、精神分析を否定するアメリカを非難します。その点私達がアメリカの恥部として非難する部分について正反対に考えているようです。考えさせられる本ではありますが。
やはり全てを父親を原因と見、母親を非権威主義の象徴とみたうえでの行動主義があり、に後半部では他人の悲しみを自分のものとするという自己啓発セミナー的なセラピーまで語られます。著者は精神分析がアメリカよりもヨーロッパで受け入れられていると述べ、精神分析を否定するアメリカを非難します。その点私達がアメリカの恥部として非難する部分について正反対に考えているようです。考えさせられる本ではありますが。