大学卒業後、ブラジルに渡って小説家になったという不思議な経歴を持つ著者。アマゾン関係の本もいろいろと書いているが、もう70才になるとは驚いた。
本書は長いアマゾン生活で出会った、さまざまな食べ物の話をまとめたもの。主食であるイモ、魚料理、猿などの獣と、ひととおりの料理が紹介されている。デンキナマズやガラガラヘビといったアマゾン本には欠かせない下手物にもきちんと触れられている。
しかし、単に下手物趣味、珍しいものを取り上げただけの本には終わっていない。きちんと土地や風土、風習とのからみで食べ物が描かれている。興味本位で購入した人にも、ちゃんと勉強になる。
視野心がないのが残念。
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アマゾン河の食物誌 (集英社新書) 新書 – 2005/3/17
醍醐 麻沙夫
(著)
大いなる食の宝庫、アマゾン河!
世界最大の熱帯雨林を擁するアマゾンの大自然は、食材の観点から見れば、どんなユニークなものがあるだろう。小説家としてナチュラリストとして長くこの地域を歩いた著者による、食の博物誌。
世界最大の熱帯雨林を擁するアマゾンの大自然は、食材の観点から見れば、どんなユニークなものがあるだろう。小説家としてナチュラリストとして長くこの地域を歩いた著者による、食の博物誌。
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2005/3/17
- ISBN-104087202852
- ISBN-13978-4087202854
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2005/3/17)
- 発売日 : 2005/3/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 208ページ
- ISBN-10 : 4087202852
- ISBN-13 : 978-4087202854
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,099,325位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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上位レビュー、対象国: 日本
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2008年6月22日に日本でレビュー済み
タイトルから察するとおり、アマゾンで食べられる食物や食習慣について述べられています。
アマゾンを旅したことのある方なら、おなじみのマンジョーカを乾燥させて作ったファリーニャをはじめ、フェイジョアーダなどの食べ物からアマゾン特有のピラニアやピラクルを使った料理の紹介があり、懐かしく思うことであろう。
本書は主にアマゾンに生息する川魚をメインにして取り上げているが、聞いたこともない魚やそれらを使った料理が興味深い。
残念なのは、料理の写真があればもっとイメージが出来たと思う。
また、本書はアマゾンに移り住んだ日系ブラジル人のことなども軽く触れられており、単にアマゾンの食物の紹介に終始していない。
その点は、地元の風土や気候・環境などを絡めて美味く描いていると言える。
なお、アマゾンや熱帯特有の果物に関しては、アサイが紹介程度に出てくるくらいで特に触れていない。(そのことは、本書でも記載済み)
アマゾンを旅したことのある方なら、おなじみのマンジョーカを乾燥させて作ったファリーニャをはじめ、フェイジョアーダなどの食べ物からアマゾン特有のピラニアやピラクルを使った料理の紹介があり、懐かしく思うことであろう。
本書は主にアマゾンに生息する川魚をメインにして取り上げているが、聞いたこともない魚やそれらを使った料理が興味深い。
残念なのは、料理の写真があればもっとイメージが出来たと思う。
また、本書はアマゾンに移り住んだ日系ブラジル人のことなども軽く触れられており、単にアマゾンの食物の紹介に終始していない。
その点は、地元の風土や気候・環境などを絡めて美味く描いていると言える。
なお、アマゾンや熱帯特有の果物に関しては、アサイが紹介程度に出てくるくらいで特に触れていない。(そのことは、本書でも記載済み)
2005年4月24日に日本でレビュー済み
アマゾン川の都市、熱帯の街・べレン、青き水の町・サンタレン、ゴム景気で栄えた町・マナウス、そしてその周辺の森の食べ物について記されている。一般に河魚よりも海魚の方がおいしいと言われているが、ここアマゾン川では、河魚は美味であるらしい。その河魚の料理やアマゾン川地域で食されている他の料理についても紹介されている。いづれも日本では食べる機会のない料理であるので、いづれブラジルに行って食してみたい。
2005年4月20日に日本でレビュー済み
40、50代のブラジルを知る世代には、「あの醍醐さん」の待望の書です。1980年代に開高健さんの「オーパ!」の先導役を務められ、初期のブラジル日本人移民の決死の情熱を描いた名作「森の夢」の著者の鋭くも、愛情あふれるアマゾンへの接し方が伝わってきます。フレイレいわく、「料理、それは文明の証し!」。