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戦争の克服 (集英社新書) 新書 – 2006/6/16
戦争ってなんだろう?それをなくすことは可能なの?地上最強の自由人(博打打ち兼業作家)が、当代随一の哲学者と国際法学者に、素朴な疑問をぶつけました!
誰かを殺したくはないし、殺されたくもない。多くの人々はそう思っている。しかし、それでも戦争が起きる。戦争をなくすことは果たして可能なのか? 対談思想書の名手・怪人モリスが投げかけた人類史上最大級の難問に、当代随一の哲学者・鵜飼哲と国際法学者・阿部浩己は、いかに答えたかー。
近代以後の戦争史、現在のアメリカ単独主義の世界と日本の情勢分析、国際法の危機と可能性、そして、戦争抑止に向けた見取り図等を、最新の学問動向を踏まえてわかりやすく論じた、新世紀の戦争学入門書!
[著者情報]
阿部浩己(あべ こうき)
一九五八年生。早稲田大学大学院卒。神奈川大学大学院教授。国際法学者
鵜飼 哲(うかい さとし)
一九五五年生。京都大学大学院卒。一橋大学大学院教授。哲学者。
森巣 博(もりす ひろし)
一九四八年生。オーストラリアの博奕打ち兼業作家。対談思想書の名手。
誰かを殺したくはないし、殺されたくもない。多くの人々はそう思っている。しかし、それでも戦争が起きる。戦争をなくすことは果たして可能なのか? 対談思想書の名手・怪人モリスが投げかけた人類史上最大級の難問に、当代随一の哲学者・鵜飼哲と国際法学者・阿部浩己は、いかに答えたかー。
近代以後の戦争史、現在のアメリカ単独主義の世界と日本の情勢分析、国際法の危機と可能性、そして、戦争抑止に向けた見取り図等を、最新の学問動向を踏まえてわかりやすく論じた、新世紀の戦争学入門書!
[著者情報]
阿部浩己(あべ こうき)
一九五八年生。早稲田大学大学院卒。神奈川大学大学院教授。国際法学者
鵜飼 哲(うかい さとし)
一九五五年生。京都大学大学院卒。一橋大学大学院教授。哲学者。
森巣 博(もりす ひろし)
一九四八年生。オーストラリアの博奕打ち兼業作家。対談思想書の名手。
- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2006/6/16
- ISBN-104087203476
- ISBN-13978-4087203479
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2006/6/16)
- 発売日 : 2006/6/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 264ページ
- ISBN-10 : 4087203476
- ISBN-13 : 978-4087203479
- Amazon 売れ筋ランキング: - 710,732位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本政府が署名批准している児童の権利に関する条約は、緊急事態による人権制約をいっさい認めていません。←戦争の克服P206←日本政府が発令している原子力緊急事態でも当然同様です。だから子どもに過剰な被ばくを強いている政府や自治体はこれを破っている事になります。
2006年6月28日に日本でレビュー済み
「戦争の克服」、なぁーんて志の高いタイトルなんだろ!
って、ことでビールも2、3杯入っていて購入。
いやぁ、いいぞ。この本。
みなさーん。平和を愛する人は読みなさい。
特に若者。
小泉はヤバイって思っていたが、こうも書かれると本当に日本はヤバイと思わされる。
この本の著者(って言うのかね?)の一人であり、言いだしっぺらしい森巣氏はオーストラリア在住とのこと。とほほなことに、私も日本脱出を考えたくなった。
「そして、平和のために何かをしなくちゃ」という気分になった。
‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
↑ここ強調。
久々に読んでいて興奮した本だった。
一番感動した部分、涙が出そうになった部分、それは阿部浩巳氏のあとがきなのだが…、を抜き書きする。
「戦争をなくすことができるという、ナイーヴではあれ、まっとうな希望を語ることは、今のような時代だからこそいっそう大切なのではないかと思っている。」
このワンセンテンスを読んで何も感じないなら、この本は読まなくてもいいよ。
君は720円+税の出費を抑えることができた。
しかし、すでに失ってしまったものがあるということなんだぜ。
って、ことでビールも2、3杯入っていて購入。
いやぁ、いいぞ。この本。
みなさーん。平和を愛する人は読みなさい。
特に若者。
小泉はヤバイって思っていたが、こうも書かれると本当に日本はヤバイと思わされる。
この本の著者(って言うのかね?)の一人であり、言いだしっぺらしい森巣氏はオーストラリア在住とのこと。とほほなことに、私も日本脱出を考えたくなった。
「そして、平和のために何かをしなくちゃ」という気分になった。
‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
↑ここ強調。
久々に読んでいて興奮した本だった。
一番感動した部分、涙が出そうになった部分、それは阿部浩巳氏のあとがきなのだが…、を抜き書きする。
「戦争をなくすことができるという、ナイーヴではあれ、まっとうな希望を語ることは、今のような時代だからこそいっそう大切なのではないかと思っている。」
このワンセンテンスを読んで何も感じないなら、この本は読まなくてもいいよ。
君は720円+税の出費を抑えることができた。
しかし、すでに失ってしまったものがあるということなんだぜ。
2006年7月31日に日本でレビュー済み
彼らの様な人達を「左翼」とは呼びたくないが、今の日本の一般的基準から言へば「左翼」に分類されるであろう三人の論客による座談会である。三人とも、私にとって共感出来る人達ではないが、意外に面白い本であった。座談会に加わって居る三人の中では、鵜飼氏が突出して「左翼」的で、氏の発言には辟易させられる。しかし、国際法学者の阿部氏の話には、初めて知る話も多く、面白かった。(阿部氏の見解に賛成すると言ふ意味ではない)改憲論者の森巣氏も、時々面白い事を言って居る。言ひたい事は山ほど有るが、特に、国際法に関する事実関係について、阿部氏の発言から学んだ点は有るので、星は3つとする。(甘いかな)
(西岡昌紀・内科医/レバノンの戦火に心を痛めながら)
(西岡昌紀・内科医/レバノンの戦火に心を痛めながら)
2006年10月12日に日本でレビュー済み
戦争の悲惨さはみんな知っているのに、どうして戦争はなくならないんだろう。いったい戦争をなくすことはできるんだろうか、という問いかけをまとめた対談集です。
森巣氏の問いに導かれて、哲学者の鵜飼氏と国際法学者の阿部氏は戦争の起源、戦争論の歴史を述べ、二つの世界大戦、冷戦を経過して、国際法がどのように変遷してきたのかを、くわしく解説してくれます。
最近のアメリカの外交姿勢、ブッシュの戦争に話題が及ぶと、3人の舌鋒も鋭くなり、辛らつな批判が飛び出します。
あっちにもこっちにも噛み付くような発言ですので、読者もおちおちしてはいられません。きちんとした考えをもっている人ほど、どこかで一度は自分の政治信条を批判される展開が待っています。
たとえば、イラク特措法に関連して、森巣氏は次のように吠えます。
いまだに日本のサヨクは、政府が日本を戦争のできる国にしようとして
いる、なんて主張していますが、まるでわかっていない。日本は今、現
実にイラクで戦争をしているのです。(中略)完全な戦闘行為です。
サヨクを批判したから、公平にウヨクも批判します。自衛隊がイラクに
出陣したとき、「無事に帰って来いよ」なんて呼びかけることないじゃ
ないですか。日本のウヨクなら伝統を踏襲して「見事お国のために死ん
で来い、靖国で会おう!」と胸を張って言わなきゃ(笑)。
本書を読了して分ったのは、国際法は戦争を認めていない、ということでした。戦争は違法なのですから、国際法を守りさえすれば、戦争は克服できるのです。
ところが、冷戦後のアメリカは、国連を無視して自国中心の露骨な戦争を起しており、だれも止められない。
じゃ、どうしたらいいのか。
「終章 私たちに何ができるのか」に、3人の筆者の答えが載ってはいるのですが。
ちょっと難しそうな本です。
眉間にシワをよせてお読みください。
森巣氏の問いに導かれて、哲学者の鵜飼氏と国際法学者の阿部氏は戦争の起源、戦争論の歴史を述べ、二つの世界大戦、冷戦を経過して、国際法がどのように変遷してきたのかを、くわしく解説してくれます。
最近のアメリカの外交姿勢、ブッシュの戦争に話題が及ぶと、3人の舌鋒も鋭くなり、辛らつな批判が飛び出します。
あっちにもこっちにも噛み付くような発言ですので、読者もおちおちしてはいられません。きちんとした考えをもっている人ほど、どこかで一度は自分の政治信条を批判される展開が待っています。
たとえば、イラク特措法に関連して、森巣氏は次のように吠えます。
いまだに日本のサヨクは、政府が日本を戦争のできる国にしようとして
いる、なんて主張していますが、まるでわかっていない。日本は今、現
実にイラクで戦争をしているのです。(中略)完全な戦闘行為です。
サヨクを批判したから、公平にウヨクも批判します。自衛隊がイラクに
出陣したとき、「無事に帰って来いよ」なんて呼びかけることないじゃ
ないですか。日本のウヨクなら伝統を踏襲して「見事お国のために死ん
で来い、靖国で会おう!」と胸を張って言わなきゃ(笑)。
本書を読了して分ったのは、国際法は戦争を認めていない、ということでした。戦争は違法なのですから、国際法を守りさえすれば、戦争は克服できるのです。
ところが、冷戦後のアメリカは、国連を無視して自国中心の露骨な戦争を起しており、だれも止められない。
じゃ、どうしたらいいのか。
「終章 私たちに何ができるのか」に、3人の筆者の答えが載ってはいるのですが。
ちょっと難しそうな本です。
眉間にシワをよせてお読みください。
2006年7月17日に日本でレビュー済み
何だか堅くて頭の痛くなりそうなテーマなのに、読み始めたら一気に最後まで読んでしまった、、、。ウーン「怪人モリスによる、ベストセラー対談シリーズ」と銘打ってあるだけのことはありますねえ。現代を生きる者に必須の「社会的教養」を身に付けられる1冊、と言って良いのではないでしょうか。
2006年11月15日に日本でレビュー済み
アメリカ中間選挙で共和党が負けたのを見ると民主主義も捨てたもんじゃないとは思いますが、でもあまりにも時間がかかりすぎます。イラクで流されている血はすでに数万人にのぼってしまいました。私たち日本人も参戦しているのですから当然責任はありますが。
哲学者鵜飼氏はカントの「永遠の平和のために」に戦争克服のヒントがあるといい、国際法学者阿部氏は国際法の遵守と民衆法廷に活路を見出す。博打打ち兼ジャーナリスト森巣氏は時に感情を爆発させながらも、すごく勉強してます。
こんな難しい内容を、これ以上楽しく読みやすくするのは無理でしょう。
ただ、現代の「戦争」は国家間の戦争だけではなくルワンダや東チモールのような形(内戦というには東チモールの例は相応しくないが)が頻発しています。国際法遵守や人間の交流でこれらの「戦争」が克服できるとは思えません。このあたりについての言及がもっと欲しかったという印象です。
でも鵜飼氏が引くカントの考え、「人間は功利追及のために戦争をしてしまう。そのリアリズムを前提にしながら、永久平和をどうつくっていくか。人間は歴史のどの局面でもそのような命題を与えられて考えていかざるをえない存在だ」というところには唸らされました。
哲学者鵜飼氏はカントの「永遠の平和のために」に戦争克服のヒントがあるといい、国際法学者阿部氏は国際法の遵守と民衆法廷に活路を見出す。博打打ち兼ジャーナリスト森巣氏は時に感情を爆発させながらも、すごく勉強してます。
こんな難しい内容を、これ以上楽しく読みやすくするのは無理でしょう。
ただ、現代の「戦争」は国家間の戦争だけではなくルワンダや東チモールのような形(内戦というには東チモールの例は相応しくないが)が頻発しています。国際法遵守や人間の交流でこれらの「戦争」が克服できるとは思えません。このあたりについての言及がもっと欲しかったという印象です。
でも鵜飼氏が引くカントの考え、「人間は功利追及のために戦争をしてしまう。そのリアリズムを前提にしながら、永久平和をどうつくっていくか。人間は歴史のどの局面でもそのような命題を与えられて考えていかざるをえない存在だ」というところには唸らされました。