アンパンマンをネタにして 日本神話(だけじゃないけど)の仕組みを明らかにする
本です。著者も楽しんで書いてますし ただ バランスが悪いというか なにか 引っかかっていたんですが そうか 権力とセックスをまったく抜いているんだなという点に 気がついた次第です。
ただ アンパンマンだもの こういう書き方もありなんでしょうな。
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日本神話とアンパンマン (集英社新書) 新書 – 2006/7/14
山田 永
(著)
日本神話で読み解くアンパンマン・ワールド。
『古事記』及び各種風土記に織り込まれた昔話もまじえて、豊穣な日本神話の世界とアンパンマンの世界の類似点を比較、考察することによって、この二つの物語世界の魅力をわかりやすく解説した。
『古事記』及び各種風土記に織り込まれた昔話もまじえて、豊穣な日本神話の世界とアンパンマンの世界の類似点を比較、考察することによって、この二つの物語世界の魅力をわかりやすく解説した。
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2006/7/14
- ISBN-104087203522
- ISBN-13978-4087203523
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2006/7/14)
- 発売日 : 2006/7/14
- 言語 : 日本語
- 新書 : 208ページ
- ISBN-10 : 4087203522
- ISBN-13 : 978-4087203523
- Amazon 売れ筋ランキング: - 853,497位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年2月4日に日本でレビュー済み
わざわざ懇切丁寧にも旧仮名遣いにルビを振るという、古典教育受けた一般人をも舐め腐ることまでしでかしてしまいます。
日本神話とアンパンマンの世界観をリンクさせるという試みですが、物語の要は、こうした神話的根源があるということなんですよ、きっと。
それはアンパンマンをドラえもんや鬼太郎に置き換えても言えることです。
それはこち亀やワンピースでも当てはまりましょう。
しかし本書はアンパンマンを知らぬ者にとって神話からのアプローチ、またはその逆も可なり。
たとえ何れも知らなくても、民俗学(民族ではなく民俗です)の基礎的概念の説き明かしから始めて行っているので、頭に入りやすいことでしょう。
しかしなんともまあ、俗っぽいなあ。
まあ、これは漫画評論に近いし。一時期エヴァ謎本なんてのも流行ったなあ…。
日本神話とアンパンマンの世界観をリンクさせるという試みですが、物語の要は、こうした神話的根源があるということなんですよ、きっと。
それはアンパンマンをドラえもんや鬼太郎に置き換えても言えることです。
それはこち亀やワンピースでも当てはまりましょう。
しかし本書はアンパンマンを知らぬ者にとって神話からのアプローチ、またはその逆も可なり。
たとえ何れも知らなくても、民俗学(民族ではなく民俗です)の基礎的概念の説き明かしから始めて行っているので、頭に入りやすいことでしょう。
しかしなんともまあ、俗っぽいなあ。
まあ、これは漫画評論に近いし。一時期エヴァ謎本なんてのも流行ったなあ…。
2007年3月14日に日本でレビュー済み
着眼点は大変ユニークで、日本神話についても平易な解説があり読みやすいと思われる。が、神話に関して表記が不十分な点も少なからずあり、少々強引な解釈も見受けられる。
分かり易く書いている為、日本神話の知識を持たない人の場合、これを読んで大まかな話は理解できたと思ってしまう可能性があるので、ある程度の基礎知識を持った人以外にはお勧めできない。
ただ、斬新な切り口で日本神話をみており、誰でも楽しめる内容にはなっている。
ってことで☆3つッス!!
分かり易く書いている為、日本神話の知識を持たない人の場合、これを読んで大まかな話は理解できたと思ってしまう可能性があるので、ある程度の基礎知識を持った人以外にはお勧めできない。
ただ、斬新な切り口で日本神話をみており、誰でも楽しめる内容にはなっている。
ってことで☆3つッス!!
2006年8月13日に日本でレビュー済み
この本は「日本神話に興味はあるけれど、とっつきにくくて…」という方に最適な、古事記の入門書です。
本書は、著者のお子さんが大好きなアンパンマンのアニメを一緒に見ているうちに、著者自身もその虜になってしまっとことから生まれたそうです。そのため、著者は古事記研究者である一方アンパンマンの世界にもかなり精通しており、古事記の世界と比較しながら、語りかけるようにわかりやすく教えてくれます。たびたび入る著者の独り言やクイズも楽しく、読者を飽きさせません。日本最古の書物『古事記』の魅力がぎゅっとつまった一冊です。
著者は『「作品」として読む古事記講義』という本も出しています。『日本神話と〜』より本格的ですがとてもわかりやすく、こちらもおすすめです。
本書は、著者のお子さんが大好きなアンパンマンのアニメを一緒に見ているうちに、著者自身もその虜になってしまっとことから生まれたそうです。そのため、著者は古事記研究者である一方アンパンマンの世界にもかなり精通しており、古事記の世界と比較しながら、語りかけるようにわかりやすく教えてくれます。たびたび入る著者の独り言やクイズも楽しく、読者を飽きさせません。日本最古の書物『古事記』の魅力がぎゅっとつまった一冊です。
著者は『「作品」として読む古事記講義』という本も出しています。『日本神話と〜』より本格的ですがとてもわかりやすく、こちらもおすすめです。
2006年9月2日に日本でレビュー済み
本書では、アンパンマンの物語の構造を示し、日本神話との物語の構造の類似点を示す。結果として日本神話を平易に理解できる。「アンパンマン」に神話的構造を見つけだした着眼点はたいしたものである。
私の場合、最後まで読み切ると、なんと日本神話の大筋が理解できてしまった。高天原、黄泉の国・・・。ぼんやりしていたイメージがはっきりと理解につながります。
一般教養として日本神話の大枠は知っておきたいという方には、漢字とカタカナばかりで読みづらい古事記ではなく、まず本書を手に取ることをお勧めします。(ちなみにアンパンマンもちゃんと理解できました)
私の場合、最後まで読み切ると、なんと日本神話の大筋が理解できてしまった。高天原、黄泉の国・・・。ぼんやりしていたイメージがはっきりと理解につながります。
一般教養として日本神話の大枠は知っておきたいという方には、漢字とカタカナばかりで読みづらい古事記ではなく、まず本書を手に取ることをお勧めします。(ちなみにアンパンマンもちゃんと理解できました)
2006年8月25日に日本でレビュー済み
子供が保育園に上がり、やっと自分の時間ができ、久しぶりにゆっくり読書をしたいなって思っていたときにこの本に出会いました。「アンパンマン」はアニメを子供と見るうち、好きになっていたキャラクターです。日本神話は特に興味があったわけでもなく・・・、学生時代に授業で習ってはいました。でも店頭で、パラパラとページをめくるうち、教室での遠い記憶がよみがえり、値段も手頃な事から、買ってみました。もう15年ぶりくらいに触れる神話の世界です。得るものは新たな衝撃ばかりでした。こんなにわかりやすく、身近に感じながら神話に触れるとは思いませんでした。内容の半分がアンパンマンという愛すべき題材であるというばかりが理由ではないでしょう。授業のような原文から入る古事記では、今回のような読後感は得られないはずです。とにかく、古事記を見直しました。古事記は物語として面白い。この一冊を読み終えた今、もっと深く神話に触れたいと感じています。