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永井荷風という生き方 (集英社新書) 新書 – 2006/10/17
松本 哉
(著)
自由気ままに、自分らしく暮らす!我らストレスなく生きるためにーー。大作家に学ぶ人生のヒント。
人生、老いてますます楽し。永井荷風といえば、天下一品の名文で『歓楽』『東綺譚』などを発表して、一世を風靡した文学者であったが、その生き方はかなりユニークで、親類縁者に頼らず、作家仲間と群れることもなく、ケチ、女好きなどと呼ばれながら満七十九年の生涯をたった一人で生き抜いた。
死の前日まで、四十二年間にわたって書き続けられた日記『断腸亭日乗』には、永井荷風という作家として、一人の男としての本音が満ちあふれているだけでなく、明治、大正、昭和にわたる社会風俗、性風俗の貴重な記録ともなっている。
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[著者情報]
松本 哉(まつもと はじめ
一九四三年兵庫県神戸市生まれ。作家・風景画家。神戸大学理学部物理学科卒業後、河出書房新社などで物理・天文の専門書及び啓蒙書の編集に従事したのち、文筆業に。著書に『寺田寅彦は忘れた頃にやって来る』(集英社新書)『すみだ川気まま絵図』『荷風極楽』『永井荷風ひとり暮し』『女たちの荷風』『東京下町散策図』『幸田露伴と明治の東京』などがある。
人生、老いてますます楽し。永井荷風といえば、天下一品の名文で『歓楽』『東綺譚』などを発表して、一世を風靡した文学者であったが、その生き方はかなりユニークで、親類縁者に頼らず、作家仲間と群れることもなく、ケチ、女好きなどと呼ばれながら満七十九年の生涯をたった一人で生き抜いた。
死の前日まで、四十二年間にわたって書き続けられた日記『断腸亭日乗』には、永井荷風という作家として、一人の男としての本音が満ちあふれているだけでなく、明治、大正、昭和にわたる社会風俗、性風俗の貴重な記録ともなっている。
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[著者情報]
松本 哉(まつもと はじめ
一九四三年兵庫県神戸市生まれ。作家・風景画家。神戸大学理学部物理学科卒業後、河出書房新社などで物理・天文の専門書及び啓蒙書の編集に従事したのち、文筆業に。著書に『寺田寅彦は忘れた頃にやって来る』(集英社新書)『すみだ川気まま絵図』『荷風極楽』『永井荷風ひとり暮し』『女たちの荷風』『東京下町散策図』『幸田露伴と明治の東京』などがある。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2006/10/17
- ISBN-104087203646
- ISBN-13978-4087203646
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2006/10/17)
- 発売日 : 2006/10/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 224ページ
- ISBN-10 : 4087203646
- ISBN-13 : 978-4087203646
- Amazon 売れ筋ランキング: - 691,644位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,284位集英社新書
- - 110,374位ノンフィクション (本)
- - 187,091位文学・評論 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
好色親父の話。帯にある「大作者による人生のヒント」にはなりません。
2018年9月21日に日本でレビュー済み
永井荷風という人がこんな人だとは知りませんでした。
当時の若者が命をかけて戦っている時に、毎日遊んだり美味いものを喰ったりする金持ちの老人。それでいながら選民意識を持ち、まるで外国人のような「高み」から国や大衆を蔑み陰口を日記に書く。しかし外国からは相手にされない。現代でもよくいるタイプの俗物ですね。(円本のエピソードもちょっと情けない・・・)
当時の若者が命をかけて戦っている時に、毎日遊んだり美味いものを喰ったりする金持ちの老人。それでいながら選民意識を持ち、まるで外国人のような「高み」から国や大衆を蔑み陰口を日記に書く。しかし外国からは相手にされない。現代でもよくいるタイプの俗物ですね。(円本のエピソードもちょっと情けない・・・)
2014年3月7日に日本でレビュー済み
荷風と言えば、「家の外の(散歩する)荷風」を川本三郎氏が、「家の中の(こまごまとしたことに執心する)荷風」を持田叙子氏がすでにだいぶ書き表されているのですが、こちらは残念ながらお二方に及びません。永井永光氏に荷風の肉筆の日記を見せてもらったくだり、小山内薫との関係の話など、興味深い話は入っているのですが、最初のほうの荷風の女性遍歴の扱いがどうしても「男性が書いている」という感じです(つまり、少々いやらしい...) 川本三郎氏も男性ですが、名うての愛妻家とあって、あまりギラギラした描写や分析はあまり見かけません。それに比べて松本氏は少々荷風を「うらやましがる」ところがあり、一女性読者としてげんなりしました。いくら玄人専門と言っていたとしても、荷風の人生と作風自体がいやらしいといえばいやらしいので、それを追って行く人もそのいやらしさに追従するとなるとちょっとキツいと思いました。
姪をもてあそんで最終的には知らん顔しても「優れた文人」扱いの島崎藤村のケースのように、批評家に変に「消毒」されても困るし、荷風のいやらしさはそこまで嫌悪感を抱かせるものではありませんが、彼の人生を「うらやましい」と言い切る人の話を714円払って聞きたいかと言われれば否だと思います。
姪をもてあそんで最終的には知らん顔しても「優れた文人」扱いの島崎藤村のケースのように、批評家に変に「消毒」されても困るし、荷風のいやらしさはそこまで嫌悪感を抱かせるものではありませんが、彼の人生を「うらやましい」と言い切る人の話を714円払って聞きたいかと言われれば否だと思います。
2013年11月5日に日本でレビュー済み
荷風の熱心なファンである著者が、断腸亭~の中から面白いエピソードを紹介しながら荷風を語るので、自分も拾い読みしたような気分になれる。
私のような不良の荷風ファンにはありがたい本である。
また、筆書きの挿絵が情趣があって当時を偲ぶよすがになっている。
私のような不良の荷風ファンにはありがたい本である。
また、筆書きの挿絵が情趣があって当時を偲ぶよすがになっている。