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スーパーコンピューターを20万円で創る (集英社新書) 新書 – 2007/6/15

4.4 5つ星のうち4.4 29個の評価

世界をアッと言わせた天文学者の手作りスパコンわずか4人の”素人”開発チームが宇宙に賭けた夢を実現するまで
通常のパソコンなどに比べて格段に速い計算を行うスーパーコンピューター。数十億?数百億円をかけて、ときには国策として開発が行われるが、この分野でひときわ異彩を放つスーパーコンピューターが一九八九年に日本で開発され、話題を呼んだ。GRAPEと名づけられたそれは、開発費わずか20万円。天文学者たちによる手作りで、天文計算においては驚異的な計算速度を誇り、巨大楕円銀河誕生の謎を解明するなど画期的な成果を挙げた。コンピューターの専門家のいない、たった四人の開発チームはいかにしてプロジェクトを成功へ導いたか……。無味乾燥に見える科学の世界の裏側で繰り広げられた熱い人間ドラマを、開発チームの一員だった研究者自らが活写する。

[著者情報]
伊藤智義(いとう ともよし)
一九六二年生まれ。東京大学教養学部基礎科学科第一卒業。同大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程中退。千葉大学大学院工学研究科人工システム科学専攻教授。日本天文学会研究奨励賞、ホログラフィック・ディスプレイ研究会鈴木岡田賞受賞。研究室を「LSIデザインコンテスト」優勝、「Cell(セル)スピードチャレンジ」最優秀賞に導くなど計算機科学を基礎とした幅広い分野で活躍。集英社ヤングジャンプ「青年漫画大賞原作部門」準入選。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2007/6/15)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/6/15
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 240ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4087203956
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4087203950
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 29個の評価

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伊藤 智義
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年1月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を読んで、なんだか自分でもコンピューターを作ってみたくなった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年12月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
プロジェクトX好きなら気に入ると思います。(実際同番組が本になるなにかしらのきっかけみたいな事が書いてありましたが)

もちろん当時だからできた事ではあるんでしょうが、スーパーコンピューターを作り上げて行く過程がなかなかドラマチックに記されています。技術的な話もそれなりに盛り込んで、一気に読破したくなるような勢いのある話でした。
お値段もそんな高く無かったので、良い買い物が出来たと思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年6月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 特定用途向けにHPCを自作した例です。技術書ではなく、その背景の人間模様も書いてありました。もう少し技術面を詳しく書いてくれたら面白みは出たかもしれません。2週間程度で制作したとありますが、その過程の描写も欲しかったですね。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年9月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作者はコンピュータについて何も知らない0の状態からGRAPE−1の
ハードウエアの開発をなしとげました。
その時の、開発の内幕を書いています。
また作者が病気で高校を1年休学し、また浪人、大学での留年、
父親の事業がうまくいっていなかった為、学費を稼ぐため漫画
のシナリオの賞に応募して賞金を稼ぎ、賞を取った後もようやく
得たシナリオの仕事をしたり羽陽曲折しながらも前に進んで行った
事もふれられていました。

個人的には、順調な歩ではなくても一つ一つ着実に実績を積み重ね
ていく作者の人生に素直に感心しました。

自分も見習わなくてはと思いました。

図書館で借りて読みましたが、1冊買い求めてこれからの人生行き
詰ったら読み返したいと思わされる本でした。
30人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読み下すのに時間が駆らず、暇つぶしには丁度良い。読み切りにはぴったし。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
スーパーコンピュータや天文学という一般人(私のような)には縁がない難しい本だと思っていた。
2,3日机に置いてから読み出すと、こんな面白い本ってあるのか?という感じで一気に読み終えた。

それは筆者の苦労と実績に裏打ちされた確かな部分と脚本家の類稀な文章力、
それと杉本語録にある”易しい言葉で解り易く説明する”を真っ先に実践している。
それらは人間の純粋な知識欲をシンプルに刺激してくれる。脳が楽しいよ嬉しいよと喜んだ。
新書で値段が安いのもブルーバックスから道を開いた筆者のこだわりとも解釈しとても嬉しい。

筆者はGRAPE-1の成功をサラッとまたコストも20万円と言うがそれは純粋部品代であり
実際は筆者やプロジェクトメンバーの情熱、エネルギー、革新性などを(換算できないが)
加えるとその後のどの高機能で高価格なGRAPEよりも高付加価値だと思う。
0から1が自分の本分と言う筆者の面目躍如である。そういう意味でこれも語録の
”世界の誰もやっていないことをやって” 世界一になったのだと思う。

日本の科学者も素晴らしいと思えた。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年10月13日に日本でレビュー済み
これは面白かった。3時間くらいで一気に読んだ。

内容は、著者を主人公としたノンフィクション。
著者が東京大学の大学院生時代に立ち上げに関わった「GRAPE」という
スーパーコンピュータの開発話。

コンピュータの専門家が一人もいない大学の研究室から、
ン億円もするスーパーコンピュータ並みの計算力を持ったコンピュータが生み出される。
その予算はたった20万円。開発メンバーもたったの4人。

著者はその4人の中でもハードウェアの設計部分を担当した方。
設計経験はおろか、電気回路も満足に読めない状態からの出発。

何か啓示的な出来事がプロジェクトを成功に導く・・・ではなく、ひたすら努力。

開発された1990年前後は今のようにインターネットで情報を収集できるわけでもなく、
他の研究室メンバーも、天文学者の教授、ソフトウェア担当の博士課程生、
広報担当の助手、といったふうに役割が異なっていたため、まさに孤軍奮闘。

最初の方は天文学の専門用語や説明が続き、読みづらく感じたりしましたが、
それもドラマのテイストとして楽しめます。

著者はマンガのノンフィクション作家としてデビューの経歴もあるようで、
大変読みやすく感じました。

チームプレイに見える開発や研究も、細かく見れば個人の作業の集約であって、
その過程には孤独な努力、試行錯誤が必要とされる。

しかし、個人の孤独な作業に見えた開発や研究も、振り返ると周りの協力なしでは
なし得なかった、まさにチームプレイの結果だと感じる。

そう振り返ったような内容でした。

きっと第三者のノンフィクション作家が書いていたら、4人のメンバーに当時を振り返って
もらうようなインタビューを新たに取っていると思うのですが、それはありません。

それが著者の思いをどう表しているのか分かりませんが、
ノンフィクション作品という形をとりつつ、非常に回顧録的な内容で面白かったです。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年9月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 スパコン製作物語と言うよりも、大半がニッポンの最高学府東京大学の内輪ネタ+著者の自伝で構成されている。それはそれで(通学したことの無い自分にとっては)知らないことも多くあり、一読の価値はあった。
 ただし、「スパコン開発の面白さ」、なおかつそれを「20万円で作った創意工夫」が伝わるかと言うと、それは無い。やはり自分のことを語るというのは相当に難しいのだということが、この本を通じて理解できる。他人の伝記では一定の評価を受けている著者が、こと自分のストーリーとなると冷静では済まされない部分を垣間見ることが出来る。
 逆に、GRAPEプロジェクト黎明期の、個々メンバーの個性の強烈さと、それをプロジェクトとしてまとめあげた杉本先生の偉大さが分かると言えば分かる。その点においては日本人として知っておきたい話ではあった。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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