非線系科学の対比として線形理論から出発して、非線形科学の重要な概念をひとつひとつ例やモデルを挙げて説明しながら、非線形科学全体を一望するような構成になっています。
高校数学までの知識を前提に、ほとんど数式を使わずに、定性的事実やアナロジーを使って丁寧に説明しています。大学の数学を前提にすれば、もっと簡潔に説明できるのでしょうが、文体もいかにも権威ある教科書のような硬い言葉は抑えられていて、みずみずしさを感じられる柔らかい言葉が用いられていて、読みやすさを感じました。
もちろんそれでも完全に理解できるかどうかは別ですが、一般向けに平易に伝えようとする筆者の誠意が見られて、読んでいてとても好感を持ちました。
非線形科学の「話のあらすじ」を知るには良書だと思います。
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非線形科学 (集英社新書 408G) 新書 – 2007/9/14
蔵本 由紀
(著)
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生命体から非生命体まで、森羅万象を形づくる、隠された法則とは?世界的第一人者による数式を使わない画期的な入門書
自然界の秩序は、どのように生み出されているのだろうか。すべてのものがエントロピーを生成し崩壊に向かう物理法則のなかで、どのように森羅万象が形づくられているのだろう? 自然にでき上がる模様などのパターン、自ずと同期するリズムや振動…。実は、意思を感じざるを得ないような不思議な自然現象にも、複雑で手のつけようのなさそうな現象にも、明快な法則・能動因が潜んでいる。そして、非線形科学は、これまでの科学とは異なる視点から、その動的な機構を明らかにする。 私たちに新たな自然観を与える非線形科学について、第一人者が分かりやすく解説した、知的好奇心を刺激する入門書。
[著者情報]
蔵本 由紀(くらもと よしき)
一九四〇年生まれ。京都大学名誉教授。京都大学理学部卒。同大学大学院理学研究科博士課程修了。京都大学理学部助教授、基礎物理学研究所教授、同大学院理学研究科教授、北海道大学大学院理学研究院COE特任教授等を歴任。自然界の同期現象を数学的に説明した蔵本モデル(七五年)等の業績で世界的に知られる。「同期現象などをめぐる非線形科学の先駆的研究」により二〇〇五年度朝日賞受賞。著書に『新しい自然学』(岩波書店)他。
自然界の秩序は、どのように生み出されているのだろうか。すべてのものがエントロピーを生成し崩壊に向かう物理法則のなかで、どのように森羅万象が形づくられているのだろう? 自然にでき上がる模様などのパターン、自ずと同期するリズムや振動…。実は、意思を感じざるを得ないような不思議な自然現象にも、複雑で手のつけようのなさそうな現象にも、明快な法則・能動因が潜んでいる。そして、非線形科学は、これまでの科学とは異なる視点から、その動的な機構を明らかにする。 私たちに新たな自然観を与える非線形科学について、第一人者が分かりやすく解説した、知的好奇心を刺激する入門書。
[著者情報]
蔵本 由紀(くらもと よしき)
一九四〇年生まれ。京都大学名誉教授。京都大学理学部卒。同大学大学院理学研究科博士課程修了。京都大学理学部助教授、基礎物理学研究所教授、同大学院理学研究科教授、北海道大学大学院理学研究院COE特任教授等を歴任。自然界の同期現象を数学的に説明した蔵本モデル(七五年)等の業績で世界的に知られる。「同期現象などをめぐる非線形科学の先駆的研究」により二〇〇五年度朝日賞受賞。著書に『新しい自然学』(岩波書店)他。
- ISBN-104087204081
- ISBN-13978-4087204087
- 出版社集英社
- 発売日2007/9/14
- 言語日本語
- 本の長さ256ページ
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商品の説明
著者について
蔵本 由紀(くらもと よしき)
一九四〇年生まれ。京都大学名誉教授。京都大学理学部卒。同大学大学院理学研究科博士課程修了。京都大学理学部助教授、基礎物理学研究所教授、同大学院理学研究科教授、北海道大学大学院理学研究院COE特任教授等を歴任。自然界の同期現象を数学的に説明した蔵本モデル(七五年)等の業績で世界的に知られる。「同期現象などをめぐる非線形科学の先駆的研究」により二〇〇五年度朝日賞受賞。著書に『新しい自然学』(岩波書店)他。
一九四〇年生まれ。京都大学名誉教授。京都大学理学部卒。同大学大学院理学研究科博士課程修了。京都大学理学部助教授、基礎物理学研究所教授、同大学院理学研究科教授、北海道大学大学院理学研究院COE特任教授等を歴任。自然界の同期現象を数学的に説明した蔵本モデル(七五年)等の業績で世界的に知られる。「同期現象などをめぐる非線形科学の先駆的研究」により二〇〇五年度朝日賞受賞。著書に『新しい自然学』(岩波書店)他。
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2007/9/14)
- 発売日 : 2007/9/14
- 言語 : 日本語
- 新書 : 256ページ
- ISBN-10 : 4087204081
- ISBN-13 : 978-4087204087
- Amazon 売れ筋ランキング: - 306,738位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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2021年11月6日に日本でレビュー済み
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2019年10月7日に日本でレビュー済み
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難しいねー。行間を読む癖がついていると思っていたけど、中々理解できない。
2015年1月29日に日本でレビュー済み
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価格の割には状態のよい本で、満足しています。もちろん、内容も。
2020年10月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
入門書、というより分野に興味を持つきっかけとして面白いです。
でも、統計力学・微分方程式・ベクトル線形代数あたりの考え方が常識として身についている人って、普通の「サラリーマンや主婦」なのでしょうか…?先生は普段周りを歩いていた文系の京大生を一般人だと勘違いしている可能性があります。
非線形科学と日常言語の関係、というエピローグに記された思想は非常に興味深いです。でもやっぱり、もう少し数式を書いてもらった方が分かりやすいような気がしました。
でも、統計力学・微分方程式・ベクトル線形代数あたりの考え方が常識として身についている人って、普通の「サラリーマンや主婦」なのでしょうか…?先生は普段周りを歩いていた文系の京大生を一般人だと勘違いしている可能性があります。
非線形科学と日常言語の関係、というエピローグに記された思想は非常に興味深いです。でもやっぱり、もう少し数式を書いてもらった方が分かりやすいような気がしました。
2011年2月8日に日本でレビュー済み
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他の方々が既に述べられているように入門書の内容ではないと思う。本書内では確かに数式が使われていないのだが、微分方程式を無理やり日本語の記述に直しているのが随所にある。理系出身の人には簡単な数式をパッと書いてもらう方が理解が早いだろうし、理系でない人にとっても少なくとも直感的には理解出来ないだろう。結局はどっちつかずな説明の仕方になっているのが残念。
本書は非線形科学の広い領域をカバーしているので、既に何冊かの他の非線形科学関連の入門書を読んだ人にとっては、知識と理解の整理に良いかもしれない。
本書は非線形科学の広い領域をカバーしているので、既に何冊かの他の非線形科学関連の入門書を読んだ人にとっては、知識と理解の整理に良いかもしれない。
2016年1月2日に日本でレビュー済み
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非線形物理学は著者の得意とする分野ですが、物理学的現象に最も近い物理学であることが生物学徒にもよく分かる優れた入門書です。
2010年10月25日に日本でレビュー済み
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散逸構造から複雑ネットワークまでが非線形科学という枠組みで概説されています。
数式はほとんど使われておらず、かえって難しいかもしれませんが、
分かり易いアナロジーでの説明は私は好きです。
振動現象を物体の運動で例えるアナロジーはなるほどと思いました。
「第4章リズムと同期」には蔵本モデルが蔵本先生自身の言葉で説明されており、
それだけでもこの本の価値は十分にあると思います。
蔵本モデルの意外な生い立ちやウィンフリーとの親交など興味深いのですが、
本の趣旨に合致しないからか、あっさりとしか書かれていないのは残念です。
非線形科学の本は何冊か読んでいましたが、本書で非線形科学の全体像が一望できただけでなく、
本書の特徴であるアナロジーでの説明で本質的な意味がつかめたように感じます。
数式はほとんど使われておらず、かえって難しいかもしれませんが、
分かり易いアナロジーでの説明は私は好きです。
振動現象を物体の運動で例えるアナロジーはなるほどと思いました。
「第4章リズムと同期」には蔵本モデルが蔵本先生自身の言葉で説明されており、
それだけでもこの本の価値は十分にあると思います。
蔵本モデルの意外な生い立ちやウィンフリーとの親交など興味深いのですが、
本の趣旨に合致しないからか、あっさりとしか書かれていないのは残念です。
非線形科学の本は何冊か読んでいましたが、本書で非線形科学の全体像が一望できただけでなく、
本書の特徴であるアナロジーでの説明で本質的な意味がつかめたように感じます。
2007年12月2日に日本でレビュー済み
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日本における「非線形科学」の第一人者の著者による一般読者向け入門書。「線形」と言うと数学を想起するが、本書で語られる線形は物理学、生物学などの科学一般を対象にしている。「非線形」と言う概念は、デカルト流の西洋合理主義、即ち全ての事象を分子・原子のミクロのレベルまで分解し、その要素間の関係を論理(方程式)化する事で説明出来ると言う考え方への懐疑から始まっている。
単純な例として挙げられるのは箱の中で飼うバクテリアである。バクテリアの数はある程度までは「線形」に増加するが、餌の不足によって増加は停滞する。本書では、この変化点を分岐点と呼び、分岐点の先を研究するのが「非線形科学」である。こうした例として、振動、リズムと同期、カオス、フラクタル、ゆらぎ等が論議される。しかし著者自身、入門書として「数式は使わない」と宣言している通り、殆ど文章だけで説明しようとしているので、却って理解しずらい部分があった。また、"基本的概念"として数多くの専門用語が出て来て消化不良となり、本書が次のステップのための準備用だと痛感させられた。また全編を通じ、「非線形科学」という概念が、「線形」では扱えない部分を解析し、縮約近似などを通じて、結局は「線形科学」の世界に還元しようとしているのではないのかと言う疑問の念を禁じ得なかった。
非線形科学のチョピリ難しい入門書。
単純な例として挙げられるのは箱の中で飼うバクテリアである。バクテリアの数はある程度までは「線形」に増加するが、餌の不足によって増加は停滞する。本書では、この変化点を分岐点と呼び、分岐点の先を研究するのが「非線形科学」である。こうした例として、振動、リズムと同期、カオス、フラクタル、ゆらぎ等が論議される。しかし著者自身、入門書として「数式は使わない」と宣言している通り、殆ど文章だけで説明しようとしているので、却って理解しずらい部分があった。また、"基本的概念"として数多くの専門用語が出て来て消化不良となり、本書が次のステップのための準備用だと痛感させられた。また全編を通じ、「非線形科学」という概念が、「線形」では扱えない部分を解析し、縮約近似などを通じて、結局は「線形科学」の世界に還元しようとしているのではないのかと言う疑問の念を禁じ得なかった。
非線形科学のチョピリ難しい入門書。