フリーペーパー業界について詳しく浅く深く知りたい方にはおすすめ。
また、FPのマーケティング方法も実例を挙げており大変面白かった。
当たり前だが、対象とするターゲットを細かくセグメントし、それに見合う販促を行う。そのことを実例として挙げている。
しかし、
筆者は「過大」にフリーペーパーに広告媒体としての効果を「期待」し過ぎる面が多くあったことが残念。
確かにフリーペーパー研究の人であるからしょうがないが・・・・。
例えば、ITバブル全盛期は、皆がみなコンテンツをみつけては有料でも「会員登録」していた。それが次第に、会員登録はおろか、人々がWEBのコンテンツから離れている傾向がある(ミクシー離れ)。
フリーペーパーも同様にいえる。
R25が話題になると、出た当初は人気で駅に無い状態になっていた。車内でもやはりよく読んでいた人が多かった。つまりフリーペーパーバブル。R25出現からめっきりFPが多くなった。
しかし、今やどうだろうか。私は毎日電車に乗っているが、フリーペーパーなんて読んでる人はほとんどいない。むしろ、携帯をいじっている人が断然多い。
また、フリーペーパーの「広告効果」についても詳細まで科学的に語られていない。ある種の筆者の「こうであればな〜」という期待が広告効果として語られている。
筆者は広告効果については詳しく知らないのかもしれないが、
広告に重要な点は、「リピート性」と「多くの人に見せる」こと。
その点においてフリーペーパーはリピート性には欠ける。
理由は簡単、いくら発行部数を稼いでも
「毎週毎週、もしくは毎月毎月確実に読む人がほとんどいない」
からである。
フリーぺーパーの特徴自体が「暇な時に読む」こと。
言い換えれば「定期的に読むことは無い」と言える。
ましてや読者は広告だけをわざわざ読むためにフリーペーパーを買っているわけではあるまい。コンテンツの面白さに魅かれてであるが、情報が溢れていく中で読者は広告に対しスルーの反応を見せ始めているのも確か。
フリーペーパーの広告など確立された効果測定が無い限り、広告効果として「?」としか言いようが無いと感じる。
トヨタをはじめとして昨今の企業の広告費削減の中で、
筆者を含めフリーペーパー業界が広告効果としてひたすらに誇張している「発行部数」は、将来的にどこまで信用に値するものなのだろうか・・・。
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フリーペーパーの衝撃 (集英社新書 424B) 新書 – 2008/1/17
稲垣 太郎
(著)
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購入オプションとあわせ買い
それは「紙」のインターネットか多メディア時代の「タダ」ならぬ存在!
現在日本では一二〇〇紙誌、年間三億部近いフリーペーパーが発行され、雑誌タイプを中心になおも創刊ラッシュが続いている。魅力的なコンテンツを提供して、TVやラジオ、新聞、雑誌と並ぶまでに成長したこの媒体は、有料を前提とした既存の新聞、雑誌を脅かす存在なのか。あるいは大量に情報を流すデジタルメディアに対抗して、読者を紙媒体に呼び戻す救世主なのか。新しいビジネスモデルとしても注目を集めるフリーペーパーの知られざる実像に迫った。
[著者情報]
稲垣 太郎(いながき たろう)
一九五五年、東京生まれ。七八年、早稲田大学政治経済学部を卒業し、朝日新聞社に入社。仙台、新潟支局から名古屋本社、東京本社、北海道支社で整理部勤務。総合研究本部(後にジャーナリスト学校)などをへて、デジタルメディア本部勤務。早大大学院社会科学研究科修士課程で現代メディア論専攻。早大メディア文化研究所客員研究員。
現在日本では一二〇〇紙誌、年間三億部近いフリーペーパーが発行され、雑誌タイプを中心になおも創刊ラッシュが続いている。魅力的なコンテンツを提供して、TVやラジオ、新聞、雑誌と並ぶまでに成長したこの媒体は、有料を前提とした既存の新聞、雑誌を脅かす存在なのか。あるいは大量に情報を流すデジタルメディアに対抗して、読者を紙媒体に呼び戻す救世主なのか。新しいビジネスモデルとしても注目を集めるフリーペーパーの知られざる実像に迫った。
[著者情報]
稲垣 太郎(いながき たろう)
一九五五年、東京生まれ。七八年、早稲田大学政治経済学部を卒業し、朝日新聞社に入社。仙台、新潟支局から名古屋本社、東京本社、北海道支社で整理部勤務。総合研究本部(後にジャーナリスト学校)などをへて、デジタルメディア本部勤務。早大大学院社会科学研究科修士課程で現代メディア論専攻。早大メディア文化研究所客員研究員。
- ISBN-104087204243
- ISBN-13978-4087204247
- 出版社集英社
- 発売日2008/1/17
- 言語日本語
- 本の長さ192ページ
商品の説明
著者について
稲垣 太郎(いながき たろう)
一九五五年、東京生まれ。七八年、早稲田大学政治経済学部を卒業し、朝日新聞社に入社。仙台、新潟支局から名古屋本社、東京本社、北海道支社で整理部勤務。総合研究本部(後にジャーナリスト学校)などをへて、デジタルメディア本部勤務。早大大学院社会科学研究科修士課程で現代メディア論専攻。早大メディア文化研究所客員研究員。
一九五五年、東京生まれ。七八年、早稲田大学政治経済学部を卒業し、朝日新聞社に入社。仙台、新潟支局から名古屋本社、東京本社、北海道支社で整理部勤務。総合研究本部(後にジャーナリスト学校)などをへて、デジタルメディア本部勤務。早大大学院社会科学研究科修士課程で現代メディア論専攻。早大メディア文化研究所客員研究員。
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2008/1/17)
- 発売日 : 2008/1/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 192ページ
- ISBN-10 : 4087204243
- ISBN-13 : 978-4087204247
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,131,843位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年3月17日に日本でレビュー済み
タイトルの通りで、関係ない人にはあまりおもしろい本ではないでしょう。
しかし、関係ある人にはフリーペーパーとは何なのかがよくわかって、
いい本なのでは。
早稲田の高校生がフリーペーパーを作ったエピソードには
感銘を受けました。
高校生が一つの新しいメディアを作り上げた過程は
感動ものです。
高校生がよくここまでできるなあ、という感じです。
それから、大学生が発行しているフリーペーパーも多いようで、
学生でも作れるぐらいの「自由な」メディアであることを
実感しました。
しかし、関係ある人にはフリーペーパーとは何なのかがよくわかって、
いい本なのでは。
早稲田の高校生がフリーペーパーを作ったエピソードには
感銘を受けました。
高校生が一つの新しいメディアを作り上げた過程は
感動ものです。
高校生がよくここまでできるなあ、という感じです。
それから、大学生が発行しているフリーペーパーも多いようで、
学生でも作れるぐらいの「自由な」メディアであることを
実感しました。
2008年2月9日に日本でレビュー済み
近年、日本でも続々と刊行されている
フリーペーパーについての本。
フリーペーパーの経営が成立するビジネスモデルについてや、
「R25」「ホットペッパー」といった大手フリーペーパーと
それに押される形で消えていく地方のフリーペーパーの対比、
海外で浸透している日刊無料紙と日本での日刊無料紙の挫折など
フリーペーパーについての情報が満載です。
メインは基本的な事柄のようですが、
フリーペーパーについての本はあまり見ないので目新しい気がしました。
まだメディアとして新しいため、
新聞などの既存メディアからの反発も大きいということは
想像が容易ですが、その反発の大きさ、手口には驚きました。
日本で、まっとうにお仕事していても、こういった脅迫が
横槍として入るのですね。
それだけ脅威に思われているということなのでしょうか。
読者層が限定されるフリーペーパーが、ニュースの送信者として
新聞にとってかわるという考えは、現状から鑑みると
恐れだけが大きくなっているという気がしました。
けれど既存メディアが感じているる脅威が、
フリーペーパーの今後の発展への期待になりました。
フリーペーパーについての本。
フリーペーパーの経営が成立するビジネスモデルについてや、
「R25」「ホットペッパー」といった大手フリーペーパーと
それに押される形で消えていく地方のフリーペーパーの対比、
海外で浸透している日刊無料紙と日本での日刊無料紙の挫折など
フリーペーパーについての情報が満載です。
メインは基本的な事柄のようですが、
フリーペーパーについての本はあまり見ないので目新しい気がしました。
まだメディアとして新しいため、
新聞などの既存メディアからの反発も大きいということは
想像が容易ですが、その反発の大きさ、手口には驚きました。
日本で、まっとうにお仕事していても、こういった脅迫が
横槍として入るのですね。
それだけ脅威に思われているということなのでしょうか。
読者層が限定されるフリーペーパーが、ニュースの送信者として
新聞にとってかわるという考えは、現状から鑑みると
恐れだけが大きくなっているという気がしました。
けれど既存メディアが感じているる脅威が、
フリーペーパーの今後の発展への期待になりました。
2008年3月2日に日本でレビュー済み
普段、ビジネスモデルとして取り上げられることの少ないフリーペーパーについて書かれた本。衝動買いだったが非常によくまとめられているという印象を持った。新書レベルでこのような解説書が読めるのは正直うれしい。
意外だったのが、フリーペーパーがインターネットの普及と平行して登場していること。この手の本をこれまで見かけなかったのは、その歴史の浅さにも起因しているのだろう。また海外では主に新聞として、日本では情報誌として普及しているという点も興味深かった。日本での無料日刊紙の発行は既存の業界との攻防の末に挫折してしまったというが、そのことが日本におけるフリーペーパーの性質を規定してしまったと言え、非常に残念に思った。
とはいえ、今や学生までもが手がけているというフリーペーパー。いずれは無料日刊紙の発行もありうるのではないだろうか。今後の動向にも興味を抱かせるそんな一冊。
意外だったのが、フリーペーパーがインターネットの普及と平行して登場していること。この手の本をこれまで見かけなかったのは、その歴史の浅さにも起因しているのだろう。また海外では主に新聞として、日本では情報誌として普及しているという点も興味深かった。日本での無料日刊紙の発行は既存の業界との攻防の末に挫折してしまったというが、そのことが日本におけるフリーペーパーの性質を規定してしまったと言え、非常に残念に思った。
とはいえ、今や学生までもが手がけているというフリーペーパー。いずれは無料日刊紙の発行もありうるのではないだろうか。今後の動向にも興味を抱かせるそんな一冊。
2008年7月19日に日本でレビュー済み
リクルート関連のものがオンパレードなのかと思って
読んでみたら、世界中にこんなにもフリーペーパーが
あるのかと驚いてしまいました。
特におもしろかったのは、
○ヘッドライン・トゥデイ(現TOKYO HEADLINE)創刊
○早稲田の付属高校によるFP作成
前者は、これだけで1つの物語になる(もう出てるのかな? 読みたい)。
後者は、自分もこんなこと高校時代にしたかったという嫉妬を覚えた。
読んでみたら、世界中にこんなにもフリーペーパーが
あるのかと驚いてしまいました。
特におもしろかったのは、
○ヘッドライン・トゥデイ(現TOKYO HEADLINE)創刊
○早稲田の付属高校によるFP作成
前者は、これだけで1つの物語になる(もう出てるのかな? 読みたい)。
後者は、自分もこんなこと高校時代にしたかったという嫉妬を覚えた。
2008年3月24日に日本でレビュー済み
フリーペーパーの記事の中身でなく、形を変えた企業のPR誌をどうターゲットに届けるか?といった購買層・部数などのマーケティングや、創刊時のNEWS配信、広告、ラックの設置など障壁の話を書いた本。
徳島の『あわわ』のような(フリーペーパーではないんですが)吉野川河口堰建設の是非を問う住民投票のムーブメントを起こした元気な雑誌の話的な内容を期待していたので、残念ながら物足りなかった。
徳島の『あわわ』のような(フリーペーパーではないんですが)吉野川河口堰建設の是非を問う住民投票のムーブメントを起こした元気な雑誌の話的な内容を期待していたので、残念ながら物足りなかった。
2008年2月28日に日本でレビュー済み
別にフリーペーパーにそこまで興味があったわけではない。
でもR25とかをよく見かける身としては興味がないわけではない。
そんな時にタイトル買い。
これ一冊読めばフリーペーパーについてかなり詳しくなれる! 気がしてきます。
筆者の取材力に只脱帽。
でもR25とかをよく見かける身としては興味がないわけではない。
そんな時にタイトル買い。
これ一冊読めばフリーペーパーについてかなり詳しくなれる! 気がしてきます。
筆者の取材力に只脱帽。
2008年3月12日に日本でレビュー済み
本書はお馴染みの「R25」や「ホットペッパー」などさまざまなフリーペーパーを引き合いに出して、無料誌業界のビジネスモデルの紹介が中心となっています。
ですからターゲットとしてはこの業界に参入を考えている人が最も適していると思われます。
逆にそれ以外の人にはあまりお勧めできないかもしれません。
一番印象に残った内容は、海外では「新聞は無料で読むもの」と言われるほど日刊無料誌が浸透しているのに、日本で同じ事をしようとしたら各業界からの圧力を身に染みて感じたというところです。
新聞を購読しない人が増えている昨今、無料で発行することにより多少なりとも世の中の動きに興味を持つ人が増えてくれるとしたなら、個人的には「無料新聞」は歓迎したいのですが。
日本の閉鎖的な姿が現れているなと悲しく感じました。
ですからターゲットとしてはこの業界に参入を考えている人が最も適していると思われます。
逆にそれ以外の人にはあまりお勧めできないかもしれません。
一番印象に残った内容は、海外では「新聞は無料で読むもの」と言われるほど日刊無料誌が浸透しているのに、日本で同じ事をしようとしたら各業界からの圧力を身に染みて感じたというところです。
新聞を購読しない人が増えている昨今、無料で発行することにより多少なりとも世の中の動きに興味を持つ人が増えてくれるとしたなら、個人的には「無料新聞」は歓迎したいのですが。
日本の閉鎖的な姿が現れているなと悲しく感じました。