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新・都市論TOKYO (集英社新書 426B) 新書 – 2008/1/17

3.8 5つ星のうち3.8 33個の評価

バブルが崩壊した。世紀が変わった。そして、大規模再開発が始まったー。を読み解く!
景気回復の実感はいまだ薄い。にもかかわらず、東京では空前の大規模再開発が進行中だ。林立する高層ビル、変貌する街の風景。これは、本当に “東京の再生” につながるのだろうか?
「都市は失敗の集積にほかならない。失敗を重ねた都市ほど偉大な都市だ」と語る建築家が、二一世紀TOKYOを象徴する、五つのスポットを巡った。汐留、丸の内、六本木ヒルズ、代官山、町田。そこに見えてきたのは、どんな「失敗」と「未来」の姿だったのか?

[著者情報]
隈 研吾(くま けんご)
一九五四年生まれ。建築家。慶応大学理工学部教授。べネディクタス賞、村野藤吾賞など内外で受賞多数。著書に『負ける建築』(岩波書店)ほか。

清野 由美(きよの ゆみ)
一九六〇年生まれ。ジャーナリスト。都市開発、デザイン、ライフスタイルなど幅広く取材。著者に『ほんものの日本人』(日経BP社)ほか。
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商品の説明

著者について

隈 研吾(くま けんご)

一九五四年生まれ。建築家。慶応大学理工学部教授。べネディクタス賞、村野藤吾賞など内外で受賞多数。著書に『負ける建築』(岩波書店)ほか。

清野 由美(きよの ゆみ)

一九六〇年生まれ。ジャーナリスト。都市開発、デザイン、ライフスタイルなど幅広く取材。著者に『ほんものの日本人』(日経BP社)ほか。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2008/1/17)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/1/17
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 240ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 408720426X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4087204261
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 33個の評価

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カスタマーレビュー

星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
33グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2021年10月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
東京都市好き(数寄)には堪らない一冊で刊行して十年以上経過しますが
上京したての建築好きには堪らないおすすめの新書ではないでしょうか。
トリビアや雑学や小ネタ満載で雑談で重宝しそうでお勉強にもなります。
ブラタモリ感覚で楽しく、続編も今更ながらに読んでみたいと思います。
欲を言えば、狭小住宅にも言及して欲しかった…
踊らされる消費者層/観光客から、語る無産知識階級にシフトチェンジ出来るかも…
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年10月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
建築界の巨匠と「建築マニア」とでも言うべきジャーナリストの対談を中心に、再開発が行われた都市などについて語られた書籍。

私は建築がなんとなくとは言え大好きな人間であり、「都市論」という所に興味を持って購入したが、
対談本というと何かを二人してこき降ろしているような書籍が多いから、少し不安を感じながら読み進めた。

ところが、本書で語られている内容は、建築家・一般人から見た、客観的な、まさに都市論そのものだ。
再開発された都市はどのような経緯で現在のカタチ・環境となったのか、そこに隠された芸術的な背景、金銭的な背景とは何か、
その結果、都市はTOKYOの中でどのような存在となっているのか。
そうした都市論が、余計な主張や近視眼的な批判など無しに、シンプルに語られている。

建築に興味のある方はもちろん、汐留や丸の内・六本木などにオフィスを構える方。なんとなくビルを好きな方。
そうした、建築に造形の無い方でも様々な楽しみ方が出来る良著である。

ただ、減点すべきは他の方もレビューされている、「地図や写真が無い」点。
ビル名と章末の脚注だけではどのビル・地域の話なのか良く分からない点が不便でした。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年7月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
都市開発の経緯,資本の流れ,開発者の歴史的背景など,私としては興味深い内容が多かった.しかし,対話形式で構成された本書は,あくまで雑誌の対話記事の総集ととらえて読んだほうが良いと思う.
他の評価者も言っていたが,Web版の方がよろしいかと.
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年11月19日に日本でレビュー済み
冒頭から隈研吾の指摘が的を射て実に面白いです。

現代の都市開発はパトロンが気に入った建築家にオーダーすることにあらず、資金調達のテクノロジーが飛躍的に発達した結果でき上がるもので、そこには客寄せパンダとしてブランドが確立されている建築家がいるのだとか。でもクライアントは法外な請求を突飛な建築家にされてはたまったものじゃないので、腰の低いゼネコンを間に置く、そしてリスク管理の優秀さ、こんな話から

対談相手の清野由美と汐留、丸の内、六本木ヒルズ、代官山、町田を歩いていきます。
そして、のっけから汐留をディスリスペクトするのが何とも滑稽です。
電通本社ビルが大林組、日本テレビが三菱地所、汐留タワーが鹿島なのですが、
特に全方位外交が必要な電通は丹下健三以外の起用をできず、ジャン・ヌーベルになる、隈は巨大な組織体の中でめげなかったヌーベルを褒めています。建築家は政治家なのかと思い知らされます。

汐留の”区画整理”とは対照的に、三菱地所ワンオーナーの”都市計画”で変貌に成功した丸の内は高評価です。
丸の内といえば東京駅の空中権の売買ですが、その話も多分に漏れず出てきます。
六本木ヒルズはこれまた丸の内とは対照的に、地道な地権者との交渉の末できたことにこの本を読んで感心しました。六本木ヒルズといえば驚異的なインフラ機能です。防災について少し触れられていた程度でしたが、震災時には絶大な威力を発揮しました。
これには、最上階に居を構えるゴールドマンサックスから厳しいオーダーもあったようですが、その辺の話は載せられていませんでした。逆にインフラ整備のおかげで港区から70億円の助成金が出たとのことです。

最後は番外編で北京を歩きます。そしてここでも汐留をディスるというか過去の過ちから学ぼうとしています。二人が今の深圳にはどんな感想をこぼすのか聞いてみたいです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年3月2日に日本でレビュー済み
汐留、六本木、代官山・・・
東京の大規模再開発から、東京、都市、社会を鋭く読み解いていく論考。

といっても決して堅苦しいものではなく、
それぞれの町を歩きながらの対談形式が取り入れられており、
その中で、隈研吾の鋭くもアイロニカルな物言いがうまく引き出されており非常に楽しく読める。

汐留、六本木、代官山とホットなスポットから、町田へ。
そして最後は北京へ。
その中で繰り広げられる、隈の都市論、社会論は、知的発見が多く、
これから東京の様々なスポットに対する視点が変わりそう。

エキサイティングな一冊でした。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年11月25日に日本でレビュー済み
「汐留」、「丸の内」、「六本木」、「代官山」、「町田」という5つの東京の地区と番外編として北京の再開発地区を、現代の日本を代表する建築家である隈研吾とジャーナリスト清野由美が訪問し、そこで感じたことを対談するという構成の本。こう書いてしまうと、なんか大して面白くなさそうに聞こえるかもしれないが、いやはやこれが実は非常に刺激的な内容になっている。この本を刺激的にしているのは、隈研吾の対談相手である清野由美が突っ込み役として極めて有効に役柄を果たしているからである。清野由美の立ち位置は素人代表ということであるが、プロのジャーナリストとして、非常に鋭い質問というか、聞きたくても聞きにくいことをずばずばと隈研吾に質問し、時には問い詰めていく。隈研吾も、どうにかその鋭い質問をかわそうとするのだが、清野由美が食らいつく。そのたじたじ加減が、臨場感溢れる文章で描かれていて面白い。そして、この清野の食いつきが、隈研吾の都市を捉える鋭い分析力を引き出している。ぼけてばっかしじゃ駄目だと気づいた隈が、しっかりと誠実に都市論を展開しているところは好感が持てる。現代の東京という都市で何が起きているかが非常に分かる本である。サラリーマン的根性が東京をはじめとした都市を駄目にしているという解説は、まさにその通りであると思うし、汐留はそのサラリーマン的根性が産み出した最悪の見本という指摘もまさにその通りと首肯する。日本人は優秀だけど、役人根性とサラリーマン根性が本当に世の中を悪くしてしまうんだよねえ、ということを東京の都市の無様な状況を目の前にすると感じさせられていたが、まあ、その考えを改めて認識させてくれた本である。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年10月5日に日本でレビュー済み
扱っている街は汐留、丸の内、六本木、代官山、町田。六本木までは都市の再開発という話の軸があっていい感じ。代官山も開発の一種なのですが、褒めてばっかりで歯ごたえがありません。お気に入りの街を散策しているだけって感じです。町田は典型的な郊外型開発と位置づけていますが、軸は相当ぶれます。

それぞれの街の開発の経緯が解説されていて、比較すると面白いです。汐留は行政の能力不足で街の軸を形成できなかった例。丸の内は三菱が資力を活かしての開発ですが、冒険はしない方針なのでややパンチ不足です。六本木は森稔のカリスマ性のみに依拠した開発で、今の日本では珍しいタイプです。代官山は朝倉家と槙文彦の教養人コンビが腰を据えて開発した、良くも悪くも理想化された街です。

著者は代官山を持ち上げていますが、私としては厳しい現実に立ち向かっている六本木がもっとも面白く感じます。ヒルズも所詮金持ちのための開発ですが、それでも森稔が未来の生活スタイルに対する信念を貫いた例として非常に興味深く、また今後の活躍が楽しみでもあります。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年5月27日に日本でレビュー済み
円熟の域に達した建築家と、「普通の市民」代表のジャーナリストが掛け合うようにテンポよく会話するという本です。

東京の話題の再開発スポットを順次取り上げながら、それらの差異を分かりやすく解説し、その背景にある日本的な、あるいはグローバル資本主義の問題をとりあげています。汐留はリスク管理が極端に重視された結果、個別のビルのデザインは優れていても全体計画が機能しなかったこと、六本木ヒルズでは逆に新興の森ビルが道路建設まで手がけたために統一感が出たこと、など、するすると頭に入ってきます。

それにしても、隈研吾氏がこれほど落ち着いた正論家だとは思いませんでした。冷めているのでも、煽るわけでもなく、ただ淡々と分析している。清野さんとの対照もあってか、だいぶ大人な感じです。うまく書けませんが。

その隈氏が最も喜んで語るのが、一つだけとりあげられた異色の町田という展開も良かったです。清野氏がそれを突っ込んで、最先端の建築家の絶望と希望が入り混じったシニシズムだと指摘するのが、この本の結論といえば結論でしょうか。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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