アメリカとはどういう国か、ということをまず考えるうえで、いったいどんなメディアを通してアメリカを知るべきか、という問題があると思う。
そう悩んでいる方に本書はお勧め。町山智浩は映画評論をやっているが、10年以上アメリカに住んでいることもあり、下手なブンカジンよりもずっとアメリカに詳しい。
バラク・オバマに関する記述よりも、それ以前のレーガン、アイゼンハワー、ブッシュ政権に関する話題も多い。
越智道雄教授も町山氏と同じくらいアメリカに詳しい。くだらない新聞・テレビ・雑誌なんかよりも、このお二人の対談をしっかりとらえることのほうがよりためになるのではないか。
このお値段でこの内容ならお得でしょう。オバマ以前の「失われた8年」を含むアメリカ情勢を知りたい方に(も)お勧め。
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オバマ・ショック (集英社新書 477A) 新書 – 2009/1/16
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彼の演説に、なぜ白人も涙したのか。
ベストセラー「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」の著者が、
師と仰ぐアメリカ研究者と白熱の対論!
史上初の黒人米国大統領に就任したバラク・オバマ。疲弊する大国は、なぜいま、彼を選んだのか? 覇権国家の衰退を歴史軸で考察する研究者(越智)と、合衆国を駆け巡るフィールドワーカー(町山)が、岐路に立つアメリカの過去・現在・未来を縦横無尽に語り合う。サブプライムローンの 現場 やハリウッド空洞化の実情など、アメリカが陥った病の症例を容赦なく暴き出し、多様な人種がオバマを「支持」した理由を明らかにする!
[著者情報]
越智 道雄(おち みちお)
一九三六年生まれ。明治大学名誉教授。英語圏新世界諸国の比較文化研究がライフワーク。『誰がオバマを大統領に選んだのか』(NTT出版)ほか著書多数。
町山 智浩(まちやま ともひろ)
一九六二年生まれ。映画評論家、コラムニスト。九七年よりアメリカ在住。近著は『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』(文藝春秋)。
ベストセラー「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」の著者が、
師と仰ぐアメリカ研究者と白熱の対論!
史上初の黒人米国大統領に就任したバラク・オバマ。疲弊する大国は、なぜいま、彼を選んだのか? 覇権国家の衰退を歴史軸で考察する研究者(越智)と、合衆国を駆け巡るフィールドワーカー(町山)が、岐路に立つアメリカの過去・現在・未来を縦横無尽に語り合う。サブプライムローンの 現場 やハリウッド空洞化の実情など、アメリカが陥った病の症例を容赦なく暴き出し、多様な人種がオバマを「支持」した理由を明らかにする!
[著者情報]
越智 道雄(おち みちお)
一九三六年生まれ。明治大学名誉教授。英語圏新世界諸国の比較文化研究がライフワーク。『誰がオバマを大統領に選んだのか』(NTT出版)ほか著書多数。
町山 智浩(まちやま ともひろ)
一九六二年生まれ。映画評論家、コラムニスト。九七年よりアメリカ在住。近著は『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』(文藝春秋)。
- ISBN-104087204774
- ISBN-13978-4087204773
- 出版社集英社
- 発売日2009/1/16
- 言語日本語
- 本の長さ208ページ
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商品の説明
著者について
越智 道雄(おち みちお)
一九三六年生まれ。明治大学名誉教授。英語圏新世界諸国の比較文化研究がライフワーク。『誰がオバマを大統領に選んだのか』(NTT出版)ほか著書多数。
町山 智浩(まちやま ともひろ)
一九六二年生まれ。映画評論家、コラムニスト。九七年よりアメリカ在住。近著は『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』(文藝春秋)。
一九三六年生まれ。明治大学名誉教授。英語圏新世界諸国の比較文化研究がライフワーク。『誰がオバマを大統領に選んだのか』(NTT出版)ほか著書多数。
町山 智浩(まちやま ともひろ)
一九六二年生まれ。映画評論家、コラムニスト。九七年よりアメリカ在住。近著は『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』(文藝春秋)。
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2009/1/16)
- 発売日 : 2009/1/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 208ページ
- ISBN-10 : 4087204774
- ISBN-13 : 978-4087204773
- Amazon 売れ筋ランキング: - 725,055位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 301位アメリカのエリアスタディ
- - 1,310位集英社新書
- - 4,458位政治入門
- カスタマーレビュー:
著者について
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映画評論家、コラムニスト。1962年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。宝島社社員を経て、洋泉社にて『映画秘宝』を創刊。現在カリフォルニア州バークレーに在住。TBSラジオ「たまむすび」レギュラー。週刊文春などにコラム連載中。映画評論の著作に『映画の見方がわかる本』『ブレードランナーの未来世紀』『トラウマ映画館』『トラウマ恋愛映画入門』など。アメリカについてのエッセイ集に『底抜け合衆国』『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』などがある。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2012年1月14日に日本でレビュー済み
アメリカの歴史とスターウォーズがわかる!
あと、土地への投機バブルがはじけたら国は終わりなんだと、あとは文化資本しかないんだと、いうことがよくわかった。
オランダ→イギリス→日本→アメリカ…
なんでも、ジョージルーカスの父親は文房具屋さんで、ジョージルーカスにも店を継いで欲しがったのだが、それを振り切ってカリフォルニアの映画学校に旅立ってゆく…その実体験がスターウォーズエピソード4に投影されている。個人的な真実が普遍性を得たのだ、と。
そういやアメリカングラフィティも、thx1138も似たようなドラマだったなあ。
監督の経歴や人生をからめて作品を分析するのが、町山さんの映画解説のいつものパターンだと、Wikipediaに書いてあったけど、歴史をからめるというのは一番 説得力があるし一番 面白いなあ。
なんか手品を見せられてる気がした。
町山さんのベシャリは最高。
いつかしゃべってるところを聴いてみたい。
あと、土地への投機バブルがはじけたら国は終わりなんだと、あとは文化資本しかないんだと、いうことがよくわかった。
オランダ→イギリス→日本→アメリカ…
なんでも、ジョージルーカスの父親は文房具屋さんで、ジョージルーカスにも店を継いで欲しがったのだが、それを振り切ってカリフォルニアの映画学校に旅立ってゆく…その実体験がスターウォーズエピソード4に投影されている。個人的な真実が普遍性を得たのだ、と。
そういやアメリカングラフィティも、thx1138も似たようなドラマだったなあ。
監督の経歴や人生をからめて作品を分析するのが、町山さんの映画解説のいつものパターンだと、Wikipediaに書いてあったけど、歴史をからめるというのは一番 説得力があるし一番 面白いなあ。
なんか手品を見せられてる気がした。
町山さんのベシャリは最高。
いつかしゃべってるところを聴いてみたい。
2011年2月22日に日本でレビュー済み
ほかの方も仰っているように、題名こそ
「オバマ・ショック」ですが、オバマ大統領についてページが
割かれているのはわずかで、アメリカ文化論のような1冊です。
今まで町山さんの本を多数読んできて、ここにたどり着きました。
今までの町山さんの本はペーパーバックでよくも悪くも
軽妙な語り口が味となっていたのですが、
これは大学教授との対談という形で、真摯に語る町山さんという
新しい面が見えます。
「ああ、こういう風にも書けるんだ!」と
新たな発見でした(笑)。
これ1冊でアメリカのすべてが分かる、とは言いませんが
アメリカの問題点、政治のこと、文化のこと、宗教のこと、
アメリカを知るキッカケになる、いい1冊だと思います。
これをきっかけにさらに掘り下げていろいろと読んでみるための
呼び水の1冊になると思います。
お二人の知識の豊富さ、情報量の豊かさに感服し、
久々に新書らしい1冊に出会いました。
オバマさん知りたさに読むとがっかりするかも知れませんが、
オバマさんを生み出したアメリカ、という視点で読めば
いいのかも知れません。
オススメの1冊です。
「オバマ・ショック」ですが、オバマ大統領についてページが
割かれているのはわずかで、アメリカ文化論のような1冊です。
今まで町山さんの本を多数読んできて、ここにたどり着きました。
今までの町山さんの本はペーパーバックでよくも悪くも
軽妙な語り口が味となっていたのですが、
これは大学教授との対談という形で、真摯に語る町山さんという
新しい面が見えます。
「ああ、こういう風にも書けるんだ!」と
新たな発見でした(笑)。
これ1冊でアメリカのすべてが分かる、とは言いませんが
アメリカの問題点、政治のこと、文化のこと、宗教のこと、
アメリカを知るキッカケになる、いい1冊だと思います。
これをきっかけにさらに掘り下げていろいろと読んでみるための
呼び水の1冊になると思います。
お二人の知識の豊富さ、情報量の豊かさに感服し、
久々に新書らしい1冊に出会いました。
オバマさん知りたさに読むとがっかりするかも知れませんが、
オバマさんを生み出したアメリカ、という視点で読めば
いいのかも知れません。
オススメの1冊です。
2009年2月12日に日本でレビュー済み
アメリカの文化多元主義などの研究者である越智道雄氏と
アメリカ在住のコラムニスト町山智浩氏が
対談の形式で語るアメリカ論。
タイトルでは「オバマ・ショック」とオバマ大統領を前面にだしていますが
内容は六章だてのうち四章が
アメリカ史とアメリカ文化、生活史など
一般的なアメリカ論でしめられています。
本書を手に取ったのは、
オバマ大統領の名前にひかれたためなので
読み始めははぐらかされた気分だったのですが
興味深い内容で、面白かったです。
アメリカ史などに詳しくないので
ざっとした流れがつかみやすく、整理された部分もよかったし、
なぜブッシュ政権があんなに長く保たれたのかという考察も、
疑問が氷解した感じです。
肝心のオバマ大統領についても、
テレビのニュースなどとは違う視点で語られていて、
興味深かったです。
アメリカの研究者と在住者の対談なので
歴史的、文化的知識が豊富で
かつ現地の雰囲気も伝わってくる
読みやすいわりに内容が濃い本でした。
アメリカ在住のコラムニスト町山智浩氏が
対談の形式で語るアメリカ論。
タイトルでは「オバマ・ショック」とオバマ大統領を前面にだしていますが
内容は六章だてのうち四章が
アメリカ史とアメリカ文化、生活史など
一般的なアメリカ論でしめられています。
本書を手に取ったのは、
オバマ大統領の名前にひかれたためなので
読み始めははぐらかされた気分だったのですが
興味深い内容で、面白かったです。
アメリカ史などに詳しくないので
ざっとした流れがつかみやすく、整理された部分もよかったし、
なぜブッシュ政権があんなに長く保たれたのかという考察も、
疑問が氷解した感じです。
肝心のオバマ大統領についても、
テレビのニュースなどとは違う視点で語られていて、
興味深かったです。
アメリカの研究者と在住者の対談なので
歴史的、文化的知識が豊富で
かつ現地の雰囲気も伝わってくる
読みやすいわりに内容が濃い本でした。
2009年1月25日に日本でレビュー済み
目次
第一章 オバマがチェンジ(変革)するもの -レーガン連合の二十八年-
第二章 失われた八年 -ブッシュとは何だったのか-
第三章 アメリカン・ドリームという博打 -サブプライムと投機国家-
第四章 派遣国家の黄昏 -衰える軍事、経済、文化のヘゲモニー-
第五章 異端児か、救世主か -オバマが選ばれた理由
終章 彼の「強運」は世界の味方なのか -オバマの未来、アメリカの未来-
第一章から第四章までは、アメリカが現在までに何を行い、何が問題であったのか、それをアメリカの歴史、宗教、経済、社会、文化などの点から越智氏・町山氏の両氏が対談している。これらはこれからオバマが抱えることになるであろう問題になる訳だが、オバマがこれに対してどのように立ち向かっていくのかといった類のことは書かれていない。
第五章や終章になってからオバマの出自や人格、選挙戦略について語り、
なぜオバマが選ばれたのか、オバマはこれからのアメリカにどのような影響を与えるかを分析している。
が、肝心なこの部分のページ数が少ない。
第一章から第四章が、多様な人種がオバマを「支持」した理由・・ということになるのだろうが、その大半は町山氏の著書である「アメリカ人の半分はニューヨークを知らない」で知ることができる。
また、オバマ自身が知りたければオバマの著書を読むか、他のオバマ本を読むほうがいい。それらの方が、オバマショックへの理解がより深まると思う。
第一章 オバマがチェンジ(変革)するもの -レーガン連合の二十八年-
第二章 失われた八年 -ブッシュとは何だったのか-
第三章 アメリカン・ドリームという博打 -サブプライムと投機国家-
第四章 派遣国家の黄昏 -衰える軍事、経済、文化のヘゲモニー-
第五章 異端児か、救世主か -オバマが選ばれた理由
終章 彼の「強運」は世界の味方なのか -オバマの未来、アメリカの未来-
第一章から第四章までは、アメリカが現在までに何を行い、何が問題であったのか、それをアメリカの歴史、宗教、経済、社会、文化などの点から越智氏・町山氏の両氏が対談している。これらはこれからオバマが抱えることになるであろう問題になる訳だが、オバマがこれに対してどのように立ち向かっていくのかといった類のことは書かれていない。
第五章や終章になってからオバマの出自や人格、選挙戦略について語り、
なぜオバマが選ばれたのか、オバマはこれからのアメリカにどのような影響を与えるかを分析している。
が、肝心なこの部分のページ数が少ない。
第一章から第四章が、多様な人種がオバマを「支持」した理由・・ということになるのだろうが、その大半は町山氏の著書である「アメリカ人の半分はニューヨークを知らない」で知ることができる。
また、オバマ自身が知りたければオバマの著書を読むか、他のオバマ本を読むほうがいい。それらの方が、オバマショックへの理解がより深まると思う。
2009年2月17日に日本でレビュー済み
実によくできている!
とにかく、
アメリカが、どうやって今の状態になったのか、
それが、端的につかめる本になっている。
北軍のリンカーンは共和党だったが、
現在、北部を基盤にしているのは民主党。
では、この入れ替わりはいつ、
どのタイミングで起こったのか、
など、知っている人は知っているのだろうけど、
知らない者には、ありがたい知識。
町山氏の得意なハリウッドの話も、
ちょうどいい感じで出てくる。
タイトルは「売らんかな」だが、
アメリカ史がわかる!
買い得。
とにかく、
アメリカが、どうやって今の状態になったのか、
それが、端的につかめる本になっている。
北軍のリンカーンは共和党だったが、
現在、北部を基盤にしているのは民主党。
では、この入れ替わりはいつ、
どのタイミングで起こったのか、
など、知っている人は知っているのだろうけど、
知らない者には、ありがたい知識。
町山氏の得意なハリウッドの話も、
ちょうどいい感じで出てくる。
タイトルは「売らんかな」だが、
アメリカ史がわかる!
買い得。
2010年1月25日に日本でレビュー済み
みなさん書いている通りタイトルは「売らんかな」だけど、内容は
流石の一言。町山さんの本はハズレなしですね。
内容で気になったのはアメリカの覇権は黄昏なのか、ということ。
政治的に、経済的にアメリカが覇権を失ったら、やはり中国インド
アラブあたりが覇権を握るんだろうか? その中で日本はどんな
位置を占めていくのだろう?
アメリカの後追いばかりしてきた日本をこの二人が語るような
続編を期待します。
流石の一言。町山さんの本はハズレなしですね。
内容で気になったのはアメリカの覇権は黄昏なのか、ということ。
政治的に、経済的にアメリカが覇権を失ったら、やはり中国インド
アラブあたりが覇権を握るんだろうか? その中で日本はどんな
位置を占めていくのだろう?
アメリカの後追いばかりしてきた日本をこの二人が語るような
続編を期待します。
2009年1月30日に日本でレビュー済み
アメリカの文化や歴史、民族問題などに通じている明治大学名誉教授の越智道雄(おち みちお)と、アメリカ在住のコラムニスト、映画評論家の町山智浩(まちやま ともひろ)が、政治(軍事も含む)、経済、文化におけるアメリカの過去と、オバマ大統領後の未来の展望を語り合う対談集。
第一章【オバマがチェンジ(変革)するもの レーガン連合の二八年】
第二章【失われた八年 ブッシュとは何だったのか】
第三章【アメリカン・ドリームという博打 サブプライムと投機国家】
第四章【覇権国家の黄昏 衰える軍事、経済、文化のヘゲモニー】
第五章【異端児か、救世主か オバマが選ばれた理由】
終章【彼の「強運」は世界の味方なのか オバマの未来、アメリカの未来】
頁数にして全体の七割を占める第四章までが、9・11テロ以降のブッシュ政権をはじめとする近過去のアメリカの状況と諸問題について。残りの三割で、オバマ大統領が登場した背景や、彼から受ける印象、彼を大統領に選んだアメリカの今後、といったことについて語られています。その意味では、『オバマ・ショック』というタイトルから受けたオバマがメインの対談集とは、大分かけ離れた内容でしたね。過去と近未来のアメリカについてふたりの事情通が語り合う中に、重要かつ転換点となる大きなパーツとして、「オバマ」のキーワードがあると、そんな感じでしょうか。
殊に、越智教授の次のふたつの発言が印象に残りました。
<100日で目に見える成果が出せない場合、「やっぱりオバマはダメだ」ではなく、「やっぱり黒人はダメだ」となる懸念があるからです>(p.148「ローズヴェルトとオバマ」より)
<オバマの本質は、どこにも帰属しない「絶対的アウトサイダー」なのであって、アフリカ系アメリカ人の代弁者ではない>(p.193「自らキング牧師の影を背負うオバマ」より)
第一章【オバマがチェンジ(変革)するもの レーガン連合の二八年】
第二章【失われた八年 ブッシュとは何だったのか】
第三章【アメリカン・ドリームという博打 サブプライムと投機国家】
第四章【覇権国家の黄昏 衰える軍事、経済、文化のヘゲモニー】
第五章【異端児か、救世主か オバマが選ばれた理由】
終章【彼の「強運」は世界の味方なのか オバマの未来、アメリカの未来】
頁数にして全体の七割を占める第四章までが、9・11テロ以降のブッシュ政権をはじめとする近過去のアメリカの状況と諸問題について。残りの三割で、オバマ大統領が登場した背景や、彼から受ける印象、彼を大統領に選んだアメリカの今後、といったことについて語られています。その意味では、『オバマ・ショック』というタイトルから受けたオバマがメインの対談集とは、大分かけ離れた内容でしたね。過去と近未来のアメリカについてふたりの事情通が語り合う中に、重要かつ転換点となる大きなパーツとして、「オバマ」のキーワードがあると、そんな感じでしょうか。
殊に、越智教授の次のふたつの発言が印象に残りました。
<100日で目に見える成果が出せない場合、「やっぱりオバマはダメだ」ではなく、「やっぱり黒人はダメだ」となる懸念があるからです>(p.148「ローズヴェルトとオバマ」より)
<オバマの本質は、どこにも帰属しない「絶対的アウトサイダー」なのであって、アフリカ系アメリカ人の代弁者ではない>(p.193「自らキング牧師の影を背負うオバマ」より)