コロンブスの時代から検証するナビゲーションの歴史。
大航海時代からのナビゲーション技術の推移がわかる。
翻って現代のGPS技術がいかに日常社会に重要で浸透しているか痛感させられる。
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ナビゲーション 「位置情報」が世界を変える (集英社新書) 新書 – 2012/8/17
山本 昇
(著)
時間と空間を制覇せよ!
現在位置はなぜわかるのか?
自らの現在位置を確認し、目的の場所がどこにあるのかを把握し、どうすれば効率的にそこに辿り着けるのかを知る-。古来、「位置情報」は、人類にとってきわめて重要な問題であった。そのために、今も多くの人々の献身的な努力が積み重ねられている。
羅針盤に頼った大航海時代から、航空機やロケット出現の時代を経て、カーナビやスマートフォンへといたる歴史には、人類の驚くべき知恵と工夫が蓄積されている。我々に多大な恩恵を与え、今なお発展し続けているナビゲーションについて、具体例を挙げつつ分かりやすく論じる。
[著者情報]
山本 昇(やまもと のぼる)
一九四八年生まれ。東京大学法学部卒業。マサチューセッツ工科大学(MIT)経営大学院修士課程修了。オリエンス・コンサルティング代表。専門分野は、衛星通信・放送・ナビゲーション。KDD(現KDDI)勤務の後、ロンドンの国際機関インマルサットに入社のため家族とともに渡英。同機関の民営化作業に携わった後に退社。在英日本人のための日本クラブの事務局長を務めた後、現職。著書に『グローバル仕事術-ニッポン式ビジネスを変える』(明治書院)。
現在位置はなぜわかるのか?
自らの現在位置を確認し、目的の場所がどこにあるのかを把握し、どうすれば効率的にそこに辿り着けるのかを知る-。古来、「位置情報」は、人類にとってきわめて重要な問題であった。そのために、今も多くの人々の献身的な努力が積み重ねられている。
羅針盤に頼った大航海時代から、航空機やロケット出現の時代を経て、カーナビやスマートフォンへといたる歴史には、人類の驚くべき知恵と工夫が蓄積されている。我々に多大な恩恵を与え、今なお発展し続けているナビゲーションについて、具体例を挙げつつ分かりやすく論じる。
[著者情報]
山本 昇(やまもと のぼる)
一九四八年生まれ。東京大学法学部卒業。マサチューセッツ工科大学(MIT)経営大学院修士課程修了。オリエンス・コンサルティング代表。専門分野は、衛星通信・放送・ナビゲーション。KDD(現KDDI)勤務の後、ロンドンの国際機関インマルサットに入社のため家族とともに渡英。同機関の民営化作業に携わった後に退社。在英日本人のための日本クラブの事務局長を務めた後、現職。著書に『グローバル仕事術-ニッポン式ビジネスを変える』(明治書院)。
- 本の長さ176ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2012/8/17
- 寸法10.6 x 1 x 17.3 cm
- ISBN-104087206556
- ISBN-13978-4087206555
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2012/8/17)
- 発売日 : 2012/8/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 176ページ
- ISBN-10 : 4087206556
- ISBN-13 : 978-4087206555
- 寸法 : 10.6 x 1 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,055,507位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,637位集英社新書
- - 96,585位ビジネス・経済 (本)
- - 143,892位趣味・実用
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年8月18日に日本でレビュー済み
現代の”位置情報”といえばGPSだが、それについての記述は少ない。
コロンブスの時代から始まる本書は、いわば”位置情報入手の歴史”であり、
近代世界史の解説、とも言える。
コロンブスの時代から始まる本書は、いわば”位置情報入手の歴史”であり、
近代世界史の解説、とも言える。
2012年8月26日に日本でレビュー済み
ナビゲーション技術が、時間と位置を切り口にどのように開発されてきたか、
現代社会にいかに影響力を与えるようになったかをわかりやすく解説した本である。
ふだん、ロケットがふらつかずに一直線に宇宙に向かって飛んでいくのを
不思議に思っていたが、その中心技術となる慣性航法システムの開発苦労話や、
その技術にGPSが組み合わさって、いっそう精密なナビゲーションができる話などが、
わかりやすく説明されて参考になる。
コロンブスの航海時代には、大海原で自分の位置をしるために必要な経度を
知るすべがなかったが、それをどう乗り越えたか、空を飛ぶ実験を試みた人は
強いエンジンに関心を持っていたがライト兄弟はその人たちとは違ってどこに注目したのか
ななど面白い話もちりばめられている。
インフラとも言える位置情報やそのアプリであるナビゲーションについて考察する機会を
与えてくれ、幅広い知識と経験に裏付けられなければ書けない良書である。
現代社会にいかに影響力を与えるようになったかをわかりやすく解説した本である。
ふだん、ロケットがふらつかずに一直線に宇宙に向かって飛んでいくのを
不思議に思っていたが、その中心技術となる慣性航法システムの開発苦労話や、
その技術にGPSが組み合わさって、いっそう精密なナビゲーションができる話などが、
わかりやすく説明されて参考になる。
コロンブスの航海時代には、大海原で自分の位置をしるために必要な経度を
知るすべがなかったが、それをどう乗り越えたか、空を飛ぶ実験を試みた人は
強いエンジンに関心を持っていたがライト兄弟はその人たちとは違ってどこに注目したのか
ななど面白い話もちりばめられている。
インフラとも言える位置情報やそのアプリであるナビゲーションについて考察する機会を
与えてくれ、幅広い知識と経験に裏付けられなければ書けない良書である。
2013年10月10日に日本でレビュー済み
東電福島原発事故後に放射能汚染地域の住民避難勧告が出た後のことであるが、避難する人たちの車で道路が渋滞して混乱を招いたことはあまり知られていない。
この渋滞がカーナビによるものだったと何時だったか夜遅くNHKの番組で聴いた記憶である。
カーナビ・マップからがら空きの道路が消え、特定の道路に車が集中し混乱をきたしたとの話であった。
本書でそのメカニズムを知ることは出来なかったが、カーナビだけに頼って車を運転することにも危険が潜んでいることを知るべきだと愚考したのである。
GPSというシステムの進歩が齎した誤作動なども危険であろうが、GPSに多大な障害を起こす可能性として太陽爆発現象である太陽風を本書であげていた。
1858年の太陽風は「キャリントン事象」として記録されていて、もしこのような激しい太陽風が起きたら、宇宙に漂うGPSの衛星が心配だという専門家の共通した意見である。(本書P145)
インターネットのjava言語の開発者であるビル・ジョーイは、『ワイアード』誌の2000年4月号所収の「なぜ未来はわたしたちを必要としないのか」という記事で次のように警告しています。「21世紀において最も有力な技術ーロボット工学、遺伝子工学、ナノ技術ーは、人類を絶滅過程の生物種に変えてしまうおそれがある」などと、先日毎日新聞紙上でフランスのオルセー大学経済学名誉教授のセルジュ・ラトゥーシュ氏が「パラダイムシフト」というコラムで引用していたが、これは科学進歩が際限なく進むことへの警鐘である。
本書巻末で著者の山本昇氏も「人類は、果たして、ほかの多くの技術とともに、このよな技術の進歩と拡散についていけるだろうか。そして、悪用されないよう、監視と規制をすることができるだろうか。」と結んでいた。
人類は、原発の潜在的な危険性を統御できるだけの能力を備えていなことを、東電福島原発で証明しつつあるのではないか、と思いながら本書『ナビゲーションー位置情報ーが世界を変える』を、興味深く読み終えました。
この渋滞がカーナビによるものだったと何時だったか夜遅くNHKの番組で聴いた記憶である。
カーナビ・マップからがら空きの道路が消え、特定の道路に車が集中し混乱をきたしたとの話であった。
本書でそのメカニズムを知ることは出来なかったが、カーナビだけに頼って車を運転することにも危険が潜んでいることを知るべきだと愚考したのである。
GPSというシステムの進歩が齎した誤作動なども危険であろうが、GPSに多大な障害を起こす可能性として太陽爆発現象である太陽風を本書であげていた。
1858年の太陽風は「キャリントン事象」として記録されていて、もしこのような激しい太陽風が起きたら、宇宙に漂うGPSの衛星が心配だという専門家の共通した意見である。(本書P145)
インターネットのjava言語の開発者であるビル・ジョーイは、『ワイアード』誌の2000年4月号所収の「なぜ未来はわたしたちを必要としないのか」という記事で次のように警告しています。「21世紀において最も有力な技術ーロボット工学、遺伝子工学、ナノ技術ーは、人類を絶滅過程の生物種に変えてしまうおそれがある」などと、先日毎日新聞紙上でフランスのオルセー大学経済学名誉教授のセルジュ・ラトゥーシュ氏が「パラダイムシフト」というコラムで引用していたが、これは科学進歩が際限なく進むことへの警鐘である。
本書巻末で著者の山本昇氏も「人類は、果たして、ほかの多くの技術とともに、このよな技術の進歩と拡散についていけるだろうか。そして、悪用されないよう、監視と規制をすることができるだろうか。」と結んでいた。
人類は、原発の潜在的な危険性を統御できるだけの能力を備えていなことを、東電福島原発で証明しつつあるのではないか、と思いながら本書『ナビゲーションー位置情報ーが世界を変える』を、興味深く読み終えました。
2015年11月22日に日本でレビュー済み
タイトルと中身がちょっと合っていない気がしますね。ナビゲーションに関する今のテクノロジーを知りたい人にとっては全く物足りない内容ですが、その歴史に興味がある人にとってはとてもいい入門書だと思います。むしろ歴史の方にテーマを絞ってもう少しだけ掘り下げてほしかったな。