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明智小五郎事件簿 1 「D坂の殺人事件」「幽霊」「黒手組」「心理試験」「屋根裏の散歩者」 (集英社文庫) 文庫 – 2016/5/20
江戸川 乱歩
(著)
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没後50年を記念して、江戸川乱歩の作品の中でも人気の明智小五郎ものを事件発生順に並べた画期的なコレクション! 乱歩ファンも唸る全12巻刊行スタート!(解説/皆川博子 クロニクル/平山雄一)
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2016/5/20
- 寸法10.7 x 1.1 x 15.3 cm
- ISBN-104087454517
- ISBN-13978-4087454512
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2016/5/20)
- 発売日 : 2016/5/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 240ページ
- ISBN-10 : 4087454517
- ISBN-13 : 978-4087454512
- 寸法 : 10.7 x 1.1 x 15.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 255,543位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,122位集英社文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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1894年三重県生まれ。早稲田大学卒業。雑誌編集、新聞記者などを経て、1923年「二銭銅貨」でデビュー。以後、「D坂の殺人事件」などの探偵小説を 次々発表。怪奇小説、幻想小説にも優れた作品が多い。代表的なシリーズに、「怪人二十面相」「少年探偵団」などがある。日本の小説界に多大なる業績を残 す。65年没(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 大槻ケンヂが語る江戸川乱歩 私のこだわり人物伝 (ISBN-13:978-4041847213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
短編集だったので、試しに、一冊購入してみたら面白かったです。二巻三巻と、欲しくなりました。
2016年6月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
名探偵明智シリーズはこれまでも数多く出版されてきたが、本シリーズの「事件発生順」編集という試みは斬新だ。
「D坂の殺人事件」で初登場する明智小五郎は、まだ定職を持たない一書生で、本で埋め尽くされた部屋で思索を巡らせ鮮やかな推理を打ち立てる。
痩せ型のもじゃもじゃ頭で服装には無頓着、つねに余裕シャクシャクだが興奮すると頭髪をひっかき回すという変わり者で、にわかにはイメージしにくいところだ。
喜多木ノ実氏のカバーイラストは、この明智像を洒脱なタッチで見事に描き切っていて面白い。
本書の巻末クロニクル執筆者である平山雄一氏も高く評価している(「青春と読書」6月号)画家で、続刊のカバーイラストにも期待したい。
「D坂の殺人事件」で初登場する明智小五郎は、まだ定職を持たない一書生で、本で埋め尽くされた部屋で思索を巡らせ鮮やかな推理を打ち立てる。
痩せ型のもじゃもじゃ頭で服装には無頓着、つねに余裕シャクシャクだが興奮すると頭髪をひっかき回すという変わり者で、にわかにはイメージしにくいところだ。
喜多木ノ実氏のカバーイラストは、この明智像を洒脱なタッチで見事に描き切っていて面白い。
本書の巻末クロニクル執筆者である平山雄一氏も高く評価している(「青春と読書」6月号)画家で、続刊のカバーイラストにも期待したい。
2017年10月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一番気に入ったのは「屋根裏の散歩者」です。明智小五郎も話し手も、話をするとき酒場に行かず、喫茶店に行ってコーヒーを飲みます。そこが実に楽しく、共感でき、私の感性のツボにはまるエピソードのひとつです。
2020年10月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
短編で読みやすくて面白いです。時代背景も興味深く引き込まれます。
2017年7月14日に日本でレビュー済み
どのお話も途中で読むのをやめることができない面白さです。さすが乱歩です。
小学生から大人まで必読のミステリー。
共感できる人間心理が多いですし、舞台も日常ありそうなものばかりで面白いです。
小学生から大人まで必読のミステリー。
共感できる人間心理が多いですし、舞台も日常ありそうなものばかりで面白いです。
2016年5月21日に日本でレビュー済み
手許に、講談社の江戸川乱歩推理文庫、光文社の江戸川乱歩全集もあるので、
なにを今更と思ったが、巻末の「年代記」に惹かれて読み始めた。
ただ、気になるのは、ポプラ社版明智小五郎作品の扱いだ。
一応江戸川乱歩が書いたことになっており、明智小五郎が数多く活躍するのだが、
この全集に収められていない作品も多い。
ポプラ社版はスピンオフ作品という整理なのだろうか。
なにを今更と思ったが、巻末の「年代記」に惹かれて読み始めた。
ただ、気になるのは、ポプラ社版明智小五郎作品の扱いだ。
一応江戸川乱歩が書いたことになっており、明智小五郎が数多く活躍するのだが、
この全集に収められていない作品も多い。
ポプラ社版はスピンオフ作品という整理なのだろうか。
2017年9月19日に日本でレビュー済み
「江戸川乱歩の推理小説を読んでみたいが,あまりにもたくさんあってどれから手をつければよいかわからない」とお嘆きの読者諸君!どうせならこの,平山雄一氏によって編まれた『明智小五郎事件簿』(全12冊)でたっぷり乱歩の世界に漬かってみては如何だろうか。
この,新しく編纂された『明智小五郎事件簿』(集英社文庫)の特徴は,作品を執筆した年代順ではなく,その作品の事件が起きた時代順に並べかえていることである。なるほど,読んでいると,新聞やビジネス誌を読んでいるような錯覚に陥る。
そもそも,万年不眠に悩む評者は,知人から「寝る前に推理小説を読むとボーッとしてきてよく眠れるよ」と助言されて,本書を手にした。ところが,知人の思惑とは異なり,「最後には必ず四畳半の下宿に住んでいる我らが名探偵・明智小五郎が見事に犯人を暴き出してくれる」ということをわかりきって読めるのがメンタルヘルスにとてもよい。就寝前に枕元で本書を読んでいると,「ボーッ」ではなく,「ポーッ」として心地よい眠りに落ちられるようになった。
この,新しく編纂された『明智小五郎事件簿』(集英社文庫)の特徴は,作品を執筆した年代順ではなく,その作品の事件が起きた時代順に並べかえていることである。なるほど,読んでいると,新聞やビジネス誌を読んでいるような錯覚に陥る。
そもそも,万年不眠に悩む評者は,知人から「寝る前に推理小説を読むとボーッとしてきてよく眠れるよ」と助言されて,本書を手にした。ところが,知人の思惑とは異なり,「最後には必ず四畳半の下宿に住んでいる我らが名探偵・明智小五郎が見事に犯人を暴き出してくれる」ということをわかりきって読めるのがメンタルヘルスにとてもよい。就寝前に枕元で本書を読んでいると,「ボーッ」ではなく,「ポーッ」として心地よい眠りに落ちられるようになった。
2017年3月20日に日本でレビュー済み
明智小五郎登場作品を時系列で並べるという趣向の文庫本第1巻。未だ書生同然の明智が本に占拠された狭い部屋に暮らしているのがナイス! まるで、少女マンガ本の山の中で暮らしてた村山聖九段を彷彿とさせる。ボサボサ頭をガリガリと掻きむしる癖があると言うのは金田一耕助ソックリ。服装を構わないところといい、まるで俺じゃん、と思ったのは私だけ?
日本におけるミステリの草分けの、さらに初期作品なだけにどれも習作っぽさは否めない。「D坂の殺人事件」なんて何のトリックもないが、SM愛好家の私としてはもちろん好印象である。最近既読の「屋根裏の散歩者」を含めて、一見幻想的な事件でも理知的に解決するのだと言う作者の意図がよく見える。もちろんエドガー・アラン・ポーを初めとする海外作家の影響ではあるが、日本の本格ミステリを開拓した先駆者はやはり偉大だ。
ちなみに結構ミステリファンの私でも、日本の名探偵と言えば明智小五郎と金田一耕助しか思い浮かばない。初めが偉大過ぎると後継者は苦労するわけだ。
日本におけるミステリの草分けの、さらに初期作品なだけにどれも習作っぽさは否めない。「D坂の殺人事件」なんて何のトリックもないが、SM愛好家の私としてはもちろん好印象である。最近既読の「屋根裏の散歩者」を含めて、一見幻想的な事件でも理知的に解決するのだと言う作者の意図がよく見える。もちろんエドガー・アラン・ポーを初めとする海外作家の影響ではあるが、日本の本格ミステリを開拓した先駆者はやはり偉大だ。
ちなみに結構ミステリファンの私でも、日本の名探偵と言えば明智小五郎と金田一耕助しか思い浮かばない。初めが偉大過ぎると後継者は苦労するわけだ。