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ショートソング (集英社文庫) 文庫 – 2006/11/17
購入オプションとあわせ買い
ハーフのイケメンなのにチェリーボーイの克夫。デザイナーでプレイボーイの伊賀。対照的なふたりが「短歌」を通じて出会った――。吉祥寺を舞台にした、爽やかな青春ストーリー。文庫オリジナル。
- 本の長さ328ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2006/11/17
- ISBN-104087460975
- ISBN-13978-4087460971
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2006/11/17)
- 発売日 : 2006/11/17
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 328ページ
- ISBN-10 : 4087460975
- ISBN-13 : 978-4087460971
- Amazon 売れ筋ランキング: - 360,935位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1968年東京西荻窪うまれ。歌人。
大学中退後、広告会社勤務のコピーライター、フリーの雑誌ライター、作詞家などを経て、1997年『てのりくじら』『ドレミふぁんくしょんドロップ』(実業之日本社より二冊同時発売、絵=オカザキマリ※おかざき真里)で歌人デビュー。最新短歌集は『歌』(雷鳥社、写真=杉田協士)。
最新刊は実録小説『愛のことはもう仕方ない』(サイゾー)。イラストレーター目黒雅也とのコンビ「枡目組」にてババロア絵本『あれたべたい』(あかね書房)と猫絵本『ネコのなまえは』(絵本館)を続けて刊行。
短歌入門書『かんたん短歌の作り方』(ちくま文庫)では新鋭歌人のデビューを後押しし、加藤千恵、佐藤真由美の第一短歌集を監修。『かんたん短歌の作り方』出身歌人はほかに、天野慶、脇川飛鳥など。佐々木あららは唯一の公式の弟子。
石川啄木を現代語訳したエッセイ『石川くん』(集英社文庫、絵=朝倉世界一)はNHK(Eテレ)で映像化。短歌小説『ショートソング』(集英社文庫)は小手川ゆあ作で漫画化されている(集英社/全2巻)。
そのほか高校時代を題材にした小説『僕は運動おんち』(集英社文庫)、離婚経験をもとにした小説『結婚失格』(講談社文庫、絵=内田かずひろ)、新宿二丁目でうまれた掌編集『すれちがうとき聴いた歌』(リトルモア、絵=會本久美子)、ツイッター発の詩集『くじけな』(文藝春秋、絵=後藤グミ)など著書多数。『ドラえもん短歌』(小学館文庫、絵=藤子・F・不二雄)など公募短歌を集めた編著、漫画家の河井克夫とのコンビ「金紙&銀紙」名義のタレント本『似ているだけじゃダメかしら?』(リトルモア)も含め、43冊ほど。
2011年11月22日、明石家さんまのテレビ番組で「踊る!ヒット賞」に選ばれる。
2013年春より毎年、高校国語教科書(明治書院)に短歌掲載中。
短歌をより広める方法を常に模索し、ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)の芸人部門に所属(2013年4月から2015年6月まで。現在はフリー)して「短歌の出てくるコントや漫才」をやったり、漫画家を中心とした自主映画の会「古泉智浩よるひる映研」に参加して「短歌をタイトルにした超短編映画」を撮ったりしている。
五反田団、FUKAIPRODUCE羽衣などの演劇公演、松尾スズキ監督『恋の門』や杉田協士監督『ひとつの歌』などの長編映画、テレビドラマ『食べるダケ』(第11話)、コマーシャル(週刊CHINTAI、共演=加藤あい)にも出演。
阿佐ヶ谷の書店とは名ばかりの極小イベントスペース「枡野書店」店主。
結婚歴あり。2000年うまれの息子を元妻が扶養している。
好きな乗り物は竹馬。ババロア研究家としてババロアを手作りしたり食べ歩きしたり。
最近はとりわけ、漫画家の古泉智浩とのPodcast番組「本と雑談ラジオ」が話題になっている。
身長183/体重75/B90/W86/H95/靴28甲高
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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『淋しいのはお前だけじゃな』が結構よかっただけに残念。もうちょっと作品を読ませていただいて勉強します。この人が何かを壊しにかかっているのはわかるんだけどな。次は『石川くん』。
個人的にはメタバース空間で歌会を主宰している事、また以前読んだ、いとうせいこう『今夜、笑いの数を数えましょう』に著者が登場していた事から手にとりました。
さて、そんな本書はハーフの美男子だがチェリーボーイの大学生・国友克夫が、憧れの先輩・須之内舞子に訳も分からず連れて来られた歌会で、眼鏡が似合うプレイボーイの天才歌人・伊賀寛介と出会い、その歌人としての才能を見出されるのですが。。
漫画化もされ、ベストセラーにもなったらしいのですが。青春というか"性"春というか。歌会の合間はもっぱら男性視点による性的な描写が多く、良くも悪くも気になりました。
一方で、作中で登場人物の作品として詠まれている短歌が著者本人や全て実在する歌人の作ということもあり、短歌自体はとても楽しく、また合間にはさまれる短歌界隈裏話?的なネタも興味深かったです。
著者ファンや短歌好きな方、さくっと読める青春物語が好きな方にオススメ
よりたくさんの方々に手軽に楽しんでいただきたいとのことで、
最初から文庫本での発売です。嬉しいです。
随所に著者のキャラクターが垣間見える生真面目で漫画チックなストーリー。
コミカルなテンポの良さに、ページを繰るのももどかしくひき込まれてしまいます。
ふだん未知の部分でもある短歌結社や歌会について、
短歌賞や歌集出版についても触れていて、
フィクションとしてでも興味深いテーマになっています。憎いです。
ストーリーの中にカフェごはんのように混ぜ込まれているユニークな短歌の数々は、
マスノ教教祖とも呼ばれる著者のもとからプロ歌人となった方々の作品はもちろん、
ブログへの一般投稿作からも多数引用されています。
いまどき感の風情が微笑ましくて、こちらがまた楽しみのひとつ。
それにつけても、カフェがたくさん登場します。
吉祥寺界隈に実在するお店がほとんどだそうで、吉祥寺カフェ・ハンドブックともなりそう。
宮藤官九郎の解説短歌までも生まれてしまう、
魅力的に描かれた吉祥寺に出掛けたくなってうずうずしてきます。
出掛けたつもりでこの本を読むというのも手かも。
身近な『ショートソング』として短歌が融け込んでくる親しみやすさ、
わかりやすさは、ライター出身の著者ならではのバランス感覚からなのかもしれません。
小説的には軽めですが、How to本のようになるほどと参考になる部分も多く、
得した気分になれる一冊。
登場人物たちすべてにエールを送りたくなります。
普段馴染みのない短歌に触れることが出来ます。しかしながら、“短歌”というものがこんなにポップ過ぎて良いものなのか疑問が残ります。小説の方も如何せんポップさが拭えません。
「けなし言葉とほめ言葉は、同じ重さじゃないと思うんだよ。人は生まれてから常に死に向かっているから、ほっておくとネガティブなほうへ傾く、だから絶賛のほうをたくさん浴びるくらいでないとだめなんだ。批判をするなら、より高いレベルの絶賛がいつか生まれるように、作者本人に届くような言葉をつかわないとだめだ」
原作が漫画だったらしいが、そっちのほうがおもしろいかもしれない。
私は自分で短歌を詠んだりはしませんが、
『これ、いいな…』
と思う歌もいくつか出てきて、どこか古典的な短歌のイメージが覆され、現代の短歌に少し興味を持ちました。
また、映画されたら面白そうだと思い、読みながら勝手に、
かつお→小池撤平
いがサン→オリエンタルラジオの中田氏
と、勝手にイメージして読んでました(笑)
下系なのがちょっとアレで、-1ですが…
興味のある方は是非読んでみて下さい☆
例えば、克夫が上戸の家に行ったときもっと克夫の心の気持ちを書いてほしかった。あっさりしすぎ。