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夜の朝顔 (集英社文庫) 文庫 – 2009/6/26
豊島 ミホ
(著)
胸苦しくも愛しい少女時代の記憶
6年間同じ顔ぶれのクラスメイトとの、微妙な距離感、先生への憧れ、淡い初恋――田舎の小学生・センリの変化と成長をみずみずしく綴る連作短編集。(解説/くらもちふさこ)
6年間同じ顔ぶれのクラスメイトとの、微妙な距離感、先生への憧れ、淡い初恋――田舎の小学生・センリの変化と成長をみずみずしく綴る連作短編集。(解説/くらもちふさこ)
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2009/6/26
- 寸法10.5 x 1.1 x 15.2 cm
- ISBN-104087464466
- ISBN-13978-4087464467
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2009/6/26)
- 発売日 : 2009/6/26
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 240ページ
- ISBN-10 : 4087464466
- ISBN-13 : 978-4087464467
- 寸法 : 10.5 x 1.1 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 191,695位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小6の塾の春期講習の教材に出題されたので、購入しました。
2009年9月2日に日本でレビュー済み
子供のころのことを思い出したときに、まっさきに浮かぶような思い出深い出来事ではなく、
記憶の奥底に沈んでしまっているような小さな小さな出来事もある・・・。
この本はひとりの少女のそんな出来事を丁寧に描いた物語です。
クラスの中心にいるわけではなく、
他の女の子たちに比べると恋やおしゃれに目覚めるのも遅くってゆっくり自分のペースで歩いている子。
嫌われているわけじゃないけど、なーんかそのことで他の子たちにからかわれてるような気がしてる子。
こういう女の子にスポットを当てるのが豊島さんらしくて、
はたして彼女がどんな子供だったのか・・・簡単に想像出来ちゃいますよね
大人になった今、
子供の頃なんて悩みも心配もなかったように思えるけど、実際はそうじゃなかった。
大人が「なんだ、そんなこと」って思うようなことにも必死で必死で悩んでた。
大人は自分でなんとかできるけど、子供には自分ではどうしようもできないことが多すぎる。
もしかしたら私たち、今よりも子供の頃がずーっと深く悩んで、一生懸命生きていたのかもしれないなぁ。
あとがきによると、豊島さんはあのころの記憶をしつこいくらいに覚えているらしい。
少なくとも私よりは豊島さんの方が子供心は理解してそうですね(苦笑)
あの頃の自分に会って、話を聞いてみたくなる・・・そんな優しい気持ちになれる本でした。
記憶の奥底に沈んでしまっているような小さな小さな出来事もある・・・。
この本はひとりの少女のそんな出来事を丁寧に描いた物語です。
クラスの中心にいるわけではなく、
他の女の子たちに比べると恋やおしゃれに目覚めるのも遅くってゆっくり自分のペースで歩いている子。
嫌われているわけじゃないけど、なーんかそのことで他の子たちにからかわれてるような気がしてる子。
こういう女の子にスポットを当てるのが豊島さんらしくて、
はたして彼女がどんな子供だったのか・・・簡単に想像出来ちゃいますよね
大人になった今、
子供の頃なんて悩みも心配もなかったように思えるけど、実際はそうじゃなかった。
大人が「なんだ、そんなこと」って思うようなことにも必死で必死で悩んでた。
大人は自分でなんとかできるけど、子供には自分ではどうしようもできないことが多すぎる。
もしかしたら私たち、今よりも子供の頃がずーっと深く悩んで、一生懸命生きていたのかもしれないなぁ。
あとがきによると、豊島さんはあのころの記憶をしつこいくらいに覚えているらしい。
少なくとも私よりは豊島さんの方が子供心は理解してそうですね(苦笑)
あの頃の自分に会って、話を聞いてみたくなる・・・そんな優しい気持ちになれる本でした。
2007年12月5日に日本でレビュー済み
小学校時代の出来事を描いた短編連作。
今よりもずっと少ない言葉しか知らなかった頃の、言葉にできない、言い表せない‘微妙’で‘複雑’な気持ちが、
的確に丁寧にすくい上げられています。
大事件やわかりやすい思い出ばかりじゃなかった。
噂話に怯えたり、女の子どうしで本音を探り合ったり、恋のかけひきのようなものがあったり。
まだ自分自身が確立される前の、輪郭さえ曖昧な記憶が呼び覚まされました。
最終話の夜の朝顔は、わたしのからまった気持ちもすっと解いてくれるようでした
今よりもずっと少ない言葉しか知らなかった頃の、言葉にできない、言い表せない‘微妙’で‘複雑’な気持ちが、
的確に丁寧にすくい上げられています。
大事件やわかりやすい思い出ばかりじゃなかった。
噂話に怯えたり、女の子どうしで本音を探り合ったり、恋のかけひきのようなものがあったり。
まだ自分自身が確立される前の、輪郭さえ曖昧な記憶が呼び覚まされました。
最終話の夜の朝顔は、わたしのからまった気持ちもすっと解いてくれるようでした
2008年8月19日に日本でレビュー済み
子ども時代の「思い」をリアルに再現するタイプの小説といえば、姫野カオルコの「ツ、イ、ラ、ク」が思い出されるが、これは小学校1年生から6年生に育っていく女の子の連作短編。姫野さんはエッセーで、記憶の中を探り出すと、その世界のリアリティがあまりに強すぎて、現実になかなか帰ってこられない、というようなことを書いていたが、豊島さんもそういうタイプの人なんだろうと思う。そうした自分自身の過去の記憶からのリアリティを描写に混ぜ込みながら描く豊田さんのストーリーは、落としどころを、よくある物語から微妙にずらしてきて、それがなかなかに心地よい。ただし表題作でもあるラストの「夜の朝顔」はちょっときれいにまとめすぎで、そこまで築いてきた雰囲気を少々壊してしまっている感がある。僕が一番好きなのは「だって星はめぐるから」。学校のクラスメイトのいじめの話と、自分の妹との姉妹愛的な話が、不思議につながる感じがいい。
2006年6月27日に日本でレビュー済み
同じタイプの作品としては森絵都さんの「永遠の出口」がある。
その作品が好きな人はこれもきっと気に入ると思う。ただし、夜の朝顔はちょっと暗い話が多い。いやな思い出や小さな頃に子供ながら親に遠慮してしまうといったような感情がうまくつづられている。
その作品が好きな人はこれもきっと気に入ると思う。ただし、夜の朝顔はちょっと暗い話が多い。いやな思い出や小さな頃に子供ながら親に遠慮してしまうといったような感情がうまくつづられている。