主人公の、恋人相手にはあれこれと気を遣うのに兄に対しては割と自然体な態度が、微笑ましくあり悲しくもあります。
人は生ある限り生きて行かねばならず、悩み苦しみながらも、本質的には一人で歩くものです。しかしふと立ち止まって振り返ると、そこには自分を支えてくれる人が居た訳で、主人公にとって最も大きな存在は兄だった、という事でしょう。
おっさん、一気読みしてしまいました。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥682¥682 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥682¥682 税込
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥1¥1 税込
配送料 ¥240 6月7日-9日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】 販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
¥1¥1 税込
配送料 ¥240 6月7日-9日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
九つの、物語 (集英社文庫) 文庫 – 2011/2/18
橋本 紡
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥682","priceAmount":682.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"682","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"TQFRjCgm6u1K5wofb4TtLOL8%2B1RBL2lzEoIOb52MG7euy4o9rq1a7M40lXwbrheMVNfV5nYmu%2FTazwuuFIh6gcRnMaerSjeLxHu6Z5K1Y48fNKj0FxL9h%2BcRp2ERD%2FItA6a4lpUPrTI%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥1","priceAmount":1.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"TQFRjCgm6u1K5wofb4TtLOL8%2B1RBL2lzhAHlXNKLKOnkYMtE8%2BXxVfw%2BTdA9ulvE%2BaIKEy6kF0Z9QTa4McWeRXJcdzMFYvdAHgraWWEF6rCG5RYZIRIy%2BY%2F97X9YdcSEHhstP3%2BtPxRGJVGXlIoY2INPQ1fe1WUcH3rA4JduSEMXfDWpGQ%2BWWQ%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
お兄ちゃんが帰ってきた。幽霊になって。
大学生のゆきなの前に、水死したはずの兄が現れた。兄の手料理を食べながら、色々な物語について語りながら、二人がたどり着く場所は──。繊細な筆致で紡がれる再生の物語。(解説/佐藤真由美)
大学生のゆきなの前に、水死したはずの兄が現れた。兄の手料理を食べながら、色々な物語について語りながら、二人がたどり着く場所は──。繊細な筆致で紡がれる再生の物語。(解説/佐藤真由美)
- ISBN-104087466655
- ISBN-13978-4087466652
- 出版社集英社
- 発売日2011/2/18
- 言語日本語
- 寸法10.5 x 1.6 x 15.2 cm
- 本の長さ376ページ
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 九つの、物語 (集英社文庫)
¥682¥682
最短で6月5日 水曜日のお届け予定です
残り2点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2011/2/18)
- 発売日 : 2011/2/18
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 376ページ
- ISBN-10 : 4087466655
- ISBN-13 : 978-4087466652
- 寸法 : 10.5 x 1.6 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 405,723位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,373位集英社文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年7月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
お兄ちゃんが作る料理が全部美味しそうで、それを2人で食べてる空気感が何とも言えず心地よい。読み終わるのが惜しく、ゆっくり味わって読みました。
2018年1月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他にいくらでも特筆すべきことはあるのだろうが、自分にとってはこの一言に尽きた。軟派な兄も、硬派な妹も、若いのに経験豊富で…これが普通なのかなぁ。分からない…。でも分からないからこそ、分かる部分がちらほら有ったときは嬉しかった。兄の妹を想う気持ちとか。
そういえば冒頭、妹目線から見た兄の、妙にセクシャルな描写にどぎまぎした。でもその後の兄妹愛はむしろほっこりとした微笑ましいものだった。今振り返るとズルい導入だったように思う。
そういえば冒頭、妹目線から見た兄の、妙にセクシャルな描写にどぎまぎした。でもその後の兄妹愛はむしろほっこりとした微笑ましいものだった。今振り返るとズルい導入だったように思う。
2017年2月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
話の中身は、割とベタです。まあ、ありふれた設定と言ってしまっても良いと思います。この類いの話としては。
それでも、妹は可愛いし、兄貴はおちゃらけのようで妹思いだし、脇の人物もそこそこ。良く出来ているなあ、と思います。
書きようによっては、もっとドロドロした話にいくらでもできそうな要素満載なんですが、さらっとライトに仕上がっています。ドロドロを妄想してみるのも、また楽しいけれど。
ごー読あれ。
それでも、妹は可愛いし、兄貴はおちゃらけのようで妹思いだし、脇の人物もそこそこ。良く出来ているなあ、と思います。
書きようによっては、もっとドロドロした話にいくらでもできそうな要素満載なんですが、さらっとライトに仕上がっています。ドロドロを妄想してみるのも、また楽しいけれど。
ごー読あれ。
2018年6月12日に日本でレビュー済み
あり得ないファンタジーだけど、あり得そうなくらいサラッと描かれている。宮辺ファンタジー作品のような盛り上がりやどんでん返しのような驚きはないけれど、逆にファンタジーでなんでここまで透明感が出せるの?です。
日常描写がさりげなさを装って実は緻密に書かれてるせいかなと思い、巧みさを感じました。多感な時期のゆきなの心情と成長が「え?この作家、男性だよね?」と驚く位じょうずに描かれていることにも感銘。
料理の描写がある本が好きでなんとなく選んだ本でしたが、こんなお兄ちゃんが欲しかったと思う魅力的なキャラ設定もあり、完全に自分にはツボでした。
これから作品集めて行きたいです!
日常描写がさりげなさを装って実は緻密に書かれてるせいかなと思い、巧みさを感じました。多感な時期のゆきなの心情と成長が「え?この作家、男性だよね?」と驚く位じょうずに描かれていることにも感銘。
料理の描写がある本が好きでなんとなく選んだ本でしたが、こんなお兄ちゃんが欲しかったと思う魅力的なキャラ設定もあり、完全に自分にはツボでした。
これから作品集めて行きたいです!
2014年8月25日に日本でレビュー済み
最初に、氏の作品は本書しか読了しておりません。
星の数からわかる通り、否定的な意見を乗せるので、当作品に感銘を受けた方は読まないようお願い致します。
読了後、二つの感想を持ちました。
一つは、毒にも薬にもならない作品。
もう一つは、小説とはなんと度量の深いものか、というものでした。
優しい作品という感想がいくつかありましたが、全てを肯定する事と優しいというのは違うと思います。
誰かに優しくされ、それを懸命に返していくというのがこの作品のキーワードだと感じたのですが、氏の放つ優しさの定義が私の考えるそれとは大きく隔たっている以上、他の作品を読んでも同じだろうというのが率直な感想です。
優しさには様々な形があります。
全てを認め、赦し、手を差し伸べるというのも一つの形でしょう。作中に出てくる両親がそうしたように、兄が主人公である私にそうしたように。でも主人公の若い感性では両親の行動に疑問を感じています。納得いかず、母に対しての焦燥が散見しています。何故文句を言葉にしなかったのか、生の感情を相手にぶつけなかったのか、その疑問がしこりのように残ったまま読了したのが残念でなりません。
言う方には言う側の辛さがあります。
相手に激しい言葉で叱責するも一つの優しさだと思う読み手の私には、本作はぬるま湯でじわじわと茹で殺されるもののように感じました。
主人公は叱責をされず、母に文句も言わず、唯一怒りの感情を見せてくれた彼氏に対してもその本質を理解せぬまま心配を掛けて有耶無耶にしているようにしか思えません。
果たして作中の主人公は、数年後も同じ彼氏と付き合っていけるのでしょうか。
汚されたかった、という感情を恥じ入り自戒せず、ただ認めただけの主人公が同じ間違いを犯さないとは思えません。
優しさには様々あれど、それをはき違えた作品と強く感じました。
ここからは更に辛辣な意見になりますが、余りにも多い「文字稼ぎ」「ページ稼ぎ」に辟易しました。
生きる事は食べる事、死した兄が教えてくれる食事の大切さというのはわかりますが、蛇足にしか見えません。
料理の工程を書き、主人公である妹はそれを本を片手に見ているだけ。やがて出来た料理を食べながら日常の出来事や本の感想を言い合うというのは素敵だし温かみがあるとは思いますが、至る過程がどうしても無駄な文字稼ぎにしか見えませんでした。
ある程度料理が出来る者ならば、今更な知識をひけらかされるだけで、その癖名称にばかり文字数を割いている本書は合わないと思います。
強いて言うならば、文字だけで記された、細かい分量などのわからない不親切なレシピ本といった所でしょうか。
他にも疑問に思う所はいくらかあります。
挨拶をする程度だった知り合いと話し、相手の学力を知ってあからさまに脱力する場面。これは友人関係ならば冗談としても成立すると思いますが、直後に相手の男性は主人公に対し「俺、何かしましたか?」と問う。
冗談で済ませられなくなっていますし、その理由に対しても「兄に似てるから」という理不尽なもので、随分配慮に欠ける娘だと印象を持ちました。それと同時に、叱られてこなかった人間はこう育つのかとも思ってしまいました。
騙されたと言えども合コンに参加し、彼氏の怒りを買うも細かい説明はせず、彼氏の願いを叶える少しの努力もしなかった主人公は、その後も逃げ続け、有耶無耶にしてしまったという実績しか残っていません。
その後の彼女がどうなるか、仮に子を成した時に嫌悪する母と同じ間違いを犯さないか(この場合の間違いとは不倫の事では無く、息子の死を娘のせいにし、不倫の件を同じものと定義して有耶無耶にしようとした点)、それが心配です。
若い人にこそ読んで欲しいという意見を見ましたが、その感想を見て購入を検討する人にこれだけは覚えていて欲しい。
この作品は、過去に不倫や浮気、またはイジメの加害者など、叱責されても飄々としてきた自戒出来ない「自称:私も昔は悪かったなあ」とか言っている連中が自己肯定の為に読む小説だと思って下さい。
そんな作品であっても小説としての形態を許されるとは、小説とはなんと懐の深いものでしょう。
私は文庫本で購入しましたが、その表紙に描かれている女子をイメージしていると痛い目に合うという点も合わせて覚えておいて下さい。
何故なら描かれている女子を見ても、作中の言動を見ても、主人公の年齢が中学生にしか見えないから。
著者に子供がいるかは知りませんが、仮に娘がいたとして、こういう風に純朴に育って欲しい、いつかは本当に好きな人が出来て、その相手が誠実であって欲しい、その時に僕はいないかも知れないけど、僕はいつだって君の側にいるから(作中における兄)、みたく溺愛している娘にでも宛てた作品かと穿って見てしまいました。
仮にそうだとして、主人公が母親に文句を言えなかったように、兄に最後まで感謝の言葉を伝えられなかったように、氏はお子さんに対して自分の口で言えばいいのにと思う次第です。
セリフ回しが独特で合う人にはド嵌りするでしょうが、芝居がかった癖に下手な役者にしか感じない兄の言動に苛立ちを覚える人もいると思います。
村上春樹先生が描く登場人物に好感を抱くような方ならば大丈夫だとは思いますが、どうか2ちゃんねるでこの本が薦められているのを見て、確認の為にamazonレビューを読んでも中々の評価だったから買うという私と同じ愚行は繰り返さないで欲しいと願います。
私はこの作品を読み、橋本紡先生の作品は今後一切読まないだろうと確信致しました。
星の数からわかる通り、否定的な意見を乗せるので、当作品に感銘を受けた方は読まないようお願い致します。
読了後、二つの感想を持ちました。
一つは、毒にも薬にもならない作品。
もう一つは、小説とはなんと度量の深いものか、というものでした。
優しい作品という感想がいくつかありましたが、全てを肯定する事と優しいというのは違うと思います。
誰かに優しくされ、それを懸命に返していくというのがこの作品のキーワードだと感じたのですが、氏の放つ優しさの定義が私の考えるそれとは大きく隔たっている以上、他の作品を読んでも同じだろうというのが率直な感想です。
優しさには様々な形があります。
全てを認め、赦し、手を差し伸べるというのも一つの形でしょう。作中に出てくる両親がそうしたように、兄が主人公である私にそうしたように。でも主人公の若い感性では両親の行動に疑問を感じています。納得いかず、母に対しての焦燥が散見しています。何故文句を言葉にしなかったのか、生の感情を相手にぶつけなかったのか、その疑問がしこりのように残ったまま読了したのが残念でなりません。
言う方には言う側の辛さがあります。
相手に激しい言葉で叱責するも一つの優しさだと思う読み手の私には、本作はぬるま湯でじわじわと茹で殺されるもののように感じました。
主人公は叱責をされず、母に文句も言わず、唯一怒りの感情を見せてくれた彼氏に対してもその本質を理解せぬまま心配を掛けて有耶無耶にしているようにしか思えません。
果たして作中の主人公は、数年後も同じ彼氏と付き合っていけるのでしょうか。
汚されたかった、という感情を恥じ入り自戒せず、ただ認めただけの主人公が同じ間違いを犯さないとは思えません。
優しさには様々あれど、それをはき違えた作品と強く感じました。
ここからは更に辛辣な意見になりますが、余りにも多い「文字稼ぎ」「ページ稼ぎ」に辟易しました。
生きる事は食べる事、死した兄が教えてくれる食事の大切さというのはわかりますが、蛇足にしか見えません。
料理の工程を書き、主人公である妹はそれを本を片手に見ているだけ。やがて出来た料理を食べながら日常の出来事や本の感想を言い合うというのは素敵だし温かみがあるとは思いますが、至る過程がどうしても無駄な文字稼ぎにしか見えませんでした。
ある程度料理が出来る者ならば、今更な知識をひけらかされるだけで、その癖名称にばかり文字数を割いている本書は合わないと思います。
強いて言うならば、文字だけで記された、細かい分量などのわからない不親切なレシピ本といった所でしょうか。
他にも疑問に思う所はいくらかあります。
挨拶をする程度だった知り合いと話し、相手の学力を知ってあからさまに脱力する場面。これは友人関係ならば冗談としても成立すると思いますが、直後に相手の男性は主人公に対し「俺、何かしましたか?」と問う。
冗談で済ませられなくなっていますし、その理由に対しても「兄に似てるから」という理不尽なもので、随分配慮に欠ける娘だと印象を持ちました。それと同時に、叱られてこなかった人間はこう育つのかとも思ってしまいました。
騙されたと言えども合コンに参加し、彼氏の怒りを買うも細かい説明はせず、彼氏の願いを叶える少しの努力もしなかった主人公は、その後も逃げ続け、有耶無耶にしてしまったという実績しか残っていません。
その後の彼女がどうなるか、仮に子を成した時に嫌悪する母と同じ間違いを犯さないか(この場合の間違いとは不倫の事では無く、息子の死を娘のせいにし、不倫の件を同じものと定義して有耶無耶にしようとした点)、それが心配です。
若い人にこそ読んで欲しいという意見を見ましたが、その感想を見て購入を検討する人にこれだけは覚えていて欲しい。
この作品は、過去に不倫や浮気、またはイジメの加害者など、叱責されても飄々としてきた自戒出来ない「自称:私も昔は悪かったなあ」とか言っている連中が自己肯定の為に読む小説だと思って下さい。
そんな作品であっても小説としての形態を許されるとは、小説とはなんと懐の深いものでしょう。
私は文庫本で購入しましたが、その表紙に描かれている女子をイメージしていると痛い目に合うという点も合わせて覚えておいて下さい。
何故なら描かれている女子を見ても、作中の言動を見ても、主人公の年齢が中学生にしか見えないから。
著者に子供がいるかは知りませんが、仮に娘がいたとして、こういう風に純朴に育って欲しい、いつかは本当に好きな人が出来て、その相手が誠実であって欲しい、その時に僕はいないかも知れないけど、僕はいつだって君の側にいるから(作中における兄)、みたく溺愛している娘にでも宛てた作品かと穿って見てしまいました。
仮にそうだとして、主人公が母親に文句を言えなかったように、兄に最後まで感謝の言葉を伝えられなかったように、氏はお子さんに対して自分の口で言えばいいのにと思う次第です。
セリフ回しが独特で合う人にはド嵌りするでしょうが、芝居がかった癖に下手な役者にしか感じない兄の言動に苛立ちを覚える人もいると思います。
村上春樹先生が描く登場人物に好感を抱くような方ならば大丈夫だとは思いますが、どうか2ちゃんねるでこの本が薦められているのを見て、確認の為にamazonレビューを読んでも中々の評価だったから買うという私と同じ愚行は繰り返さないで欲しいと願います。
私はこの作品を読み、橋本紡先生の作品は今後一切読まないだろうと確信致しました。
2011年11月29日に日本でレビュー済み
橋本さんは、日常を捉えるのがとてもうまい。
この9つの物語も至って普通だったはずの物語を、日常の些細なポイント捉えて描くから、とてもみずみずしい文章になる。
主人公である20歳の女性と、今は泣き兄とのやりとりによって、展開していく日常の、でもとても大切な物語。
人生について考えさせられる。
推薦文を書いている佐田さんが言うように、読み終わった後も自分の中で物語を反芻して、自分自身のいろんなことを思い出したり、想像したりすると思う。
すっとココロに沁みる9つの物語。
この9つの物語も至って普通だったはずの物語を、日常の些細なポイント捉えて描くから、とてもみずみずしい文章になる。
主人公である20歳の女性と、今は泣き兄とのやりとりによって、展開していく日常の、でもとても大切な物語。
人生について考えさせられる。
推薦文を書いている佐田さんが言うように、読み終わった後も自分の中で物語を反芻して、自分自身のいろんなことを思い出したり、想像したりすると思う。
すっとココロに沁みる9つの物語。
2011年8月2日に日本でレビュー済み
この作者の作品は初めて読みましたが、すごく好きです。
生きることの喜びが説教くさくなく、大げさな言葉も使わずさらっとかかれており、グッド。
「悩んでるやつって、じつは何も考えてないんだ。
何も考えずとにかく前に進んでみたら、想像もつかない場所につくかもしれないじゃないか。」
ってのはなかなか好きな考え方です。
そして、お兄ちゃんが作る料理が、めちゃくちゃおいしそうなのもいい。
この作者、他の作品もぜひ読んでみようと思います。
生きることの喜びが説教くさくなく、大げさな言葉も使わずさらっとかかれており、グッド。
「悩んでるやつって、じつは何も考えてないんだ。
何も考えずとにかく前に進んでみたら、想像もつかない場所につくかもしれないじゃないか。」
ってのはなかなか好きな考え方です。
そして、お兄ちゃんが作る料理が、めちゃくちゃおいしそうなのもいい。
この作者、他の作品もぜひ読んでみようと思います。