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追想五断章 (集英社文庫) 文庫 – 2012/4/20
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古書店に居候する芳光は、依頼を受けて五つのリドルストーリーを探し始める。やがてその著者が、未解決事件の被疑者だったことを知り──。精緻でほろ苦い、大人の本格ミステリ。(解説/葉山 響)
- 本の長さ296ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2012/4/20
- 寸法10.8 x 1.3 x 15.2 cm
- ISBN-104087468186
- ISBN-13978-4087468182
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2012/4/20)
- 発売日 : 2012/4/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 296ページ
- ISBN-10 : 4087468186
- ISBN-13 : 978-4087468182
- 寸法 : 10.8 x 1.3 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 76,890位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
米澤 穂信(よねざわ・ほのぶ)
1978年岐阜県生まれ。2001年、第5回角川学園小説大賞(ヤングミステリー&ホラー部門)奨励賞を『氷菓』で受賞しデビュー。11年『折れた竜骨』(東京創元社)で第64回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)、14年『満願』(新潮社)で第27回山本周五郎賞を受賞。『満願』、15年刊の『王とサーカス』(東京創元社)はそれぞれ3つのミステリ・ランキングで1位となり、史上初の2年連続3冠を達成。
(本データは「いまさら翼といわれても 「古典部」シリーズ」が刊行された当時に掲載されていたものです。「BOOK著者紹介情報」より)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
文章の構成が丁寧で読みやすい。
作中の五つの小説は、それぞれ結末を読者に予想させる手法。
それらをつなぎ合わせて謎がとけていく。作中作者が残したかったのは何か。
五つ目の小説の読後に思いを巡らせると楽しい。
小説の間をつなぐ物語りは澱んだり、はたまた一陣の風が吹き抜けたり随所で清涼感が心地よい。
無理に奇をてらったところが無く、章間で立ち止まり複線を拾いながら登場人物それぞれの人生感を味わえる。
松本市の標高は592.21mとのことで、スカイツリーの第二展望台より高いところだ。
空に近いぶんだけ広く見えるのだろうか。
一時、流行ったセカイ系や昨今、流行の異世界転生ファンタジー等、非日常の中に日常を描くのは比較的誤魔化しやすいが、一度読めば飽きてしまう。
米澤先生は日常を丁寧に描くことによって非日常の世界にリアリティを与えることができる稀有な才能の持ち主であり、
作品は、一見淡々と物語が進むように感じるが、登場人物の内面が丁寧に描かれており、何度でも読み返したくなる魅力にあふれています。
現在、本格派ミステリー作家として不動の地位を築かれた米澤作品を是非ご堪能ください。
ヒロインが4歳の時に事件は起こるが、その当時してしまった事が、体格的に可能だとは思えない。逆に設定年齢を上げると思考として矛盾が起きる。実写化する時に、どえらく苦労しそうな設定。
が、ラストはさておき、ドラゴンボールを探すかのような「断章」を探して行く設定は面白かった。
途中で助手がいなくなるし、登場人物全体の、主人公に肩入れしない感が、リアルで良い。
主人公の大学生(休学中)は、設定上腐っているが、なかなか優秀な人間ですね。
実家に戻るのは勿体ない。東京にしがみ付けよ、と最後には思った(笑)
私は元々、結末をはっきりさせて「そう言う事だったのか!」という驚きが得られそうな小説ばかり選んで読んでおり、リドルストーリーについての造詣は深くないです。しかしこの物語はリドルストーリーの楽しさを盛り込みつつ、ラストでは「そういう事か!」とパズルがハマる快感も同時に味わえる構成でした。
謎解きについては、確かにやや荒いと感じる面も無くはないですが、それゆえに、勘の良い人ならば途中で真相が推理できると思います。ミステリーの謎解きを読む前の自分の予想が当たるの嬉しくないですか?因みに私は勘が鈍いので毎回当たった事はなく、今回も見事に引っかかりました。
私の様に、この小説をきっかけにリドルストーリーに興味を持ったら是非、芥川龍之介の「藪の中」を読んでみてください。結局どういう事なの?!?!とモヤモヤする事請け合いです。追想五断章に結末があって本当に良かった。
長文失礼しました。
さらに、本作、そして米澤穂信の素晴らしいところは、個々の登場人物の人間味がよく伝わってくることである。人間描写に力を入れすぎると、往々にしてなぞ解きの部分がお粗末で、それこそ2時間ミステリーのようにお涙頂戴になることがある。逆に、その技巧におぼれて現実にはあり得ない大掛かりな舞台設定、複雑極まりないトリックに集中するあまり、小説として人間が全く描けない作家も少なくない。新本格と呼ばれる作家にそういう人が特に多い。しかし、米澤穂信は推理作家として極めて優れた技巧を持ちながら、人間をしっかり描くことのできる稀有な作家である。
本作を含めて、米澤穂信の作品には外れがない。だから、いずれの作品も他人に自信をもって薦めることができる。ただし、本作は最後の結末の後味が決していいとは言えないので、単純明快さを好む読者には合わない可能性がある。