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天気の好い日は小説を書こう ワセダ大学小説教室 (ワセダ大学シリーズ) (集英社文庫) 文庫 – 2000/3/17
三田 誠広
(著)
これを読んで小説家になろう。早大文芸専修での講義を基に、小説を書くための実践的な方法を具体的に綴った一冊。この教室からは、新人賞受賞者を輩出している。3部作第1弾。(解説・中村政幸)
- ISBN-104087471756
- ISBN-13978-4087471755
- 出版社集英社
- 発売日2000/3/17
- 言語日本語
- 本の長さ272ページ
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2000/3/17)
- 発売日 : 2000/3/17
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 272ページ
- ISBN-10 : 4087471756
- ISBN-13 : 978-4087471755
- Amazon 売れ筋ランキング: - 322,307位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
三田誠広さんの小説はよんだことはなかった。志賀直哉の和解は20代の人には理解出来ない、と書かれている、と友人から聞いて反発を覚えた。読解力は暦の年齢で決められないと思う。そんな動機から、この本を手に取った。ワセダ大学の授業を学生達と聞いている様な臨場感があり、私も小説を書いてみたくなりました。
2024年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
かなり若い頃にこの本を読んで、志賀直哉の『和解』という小説を読んだみたいなつもりになっていた。
たまたまKindleで無料で読めたので『和解』を読んでみたら、三田正広の解説で得た印象とはずいぶん違う小説だった。三田氏も自身の記憶と印象ではしょって説明しているところがある。実際にはもっと生々しかった。これを読んで「志賀直哉の和解ってこんなもんかな」と思う人はいるだろうけれど、やはり実際に読んでみたほうが良い。
ということで、志賀直哉の『和解』をおすすめする、変なレビュー。
たまたまKindleで無料で読めたので『和解』を読んでみたら、三田正広の解説で得た印象とはずいぶん違う小説だった。三田氏も自身の記憶と印象ではしょって説明しているところがある。実際にはもっと生々しかった。これを読んで「志賀直哉の和解ってこんなもんかな」と思う人はいるだろうけれど、やはり実際に読んでみたほうが良い。
ということで、志賀直哉の『和解』をおすすめする、変なレビュー。
2008年4月23日に日本でレビュー済み
芥川賞作家・三田誠広のワセダ大学小説講義録シリーズ第一弾。
自分的には、ちょいと物足りない感じだけど、“書き手”
という視点から、文学をとらえたことがない人にはおすすめ。
小説って、読むのも面白いけど、書くのはもっと面白いんだろうな。
趣味でいいから始めてみたいな。
タイトル通り、天気の好い日は小説が書きたくなる内容です。
特に好きな項目は、小説に小道具を用いるという話で、
作家 三浦哲郎氏の作品『拳銃』の紹介には涙がこぼれました。
心の中に抱くどうしようもない葛藤。それが文学の種に
なるんだなと思いました。
著者の三田さんは、作品の紹介がうまいというか、
自分が本当に愛し、感動した作品を紹介してくれているので、
簡単な紹介なのに「ぜひ読みたいっ!」と思わせてくれます。
ただ、個人的には第二弾の『深くておいしい小説の書き方』がお勧め。
自分的には、ちょいと物足りない感じだけど、“書き手”
という視点から、文学をとらえたことがない人にはおすすめ。
小説って、読むのも面白いけど、書くのはもっと面白いんだろうな。
趣味でいいから始めてみたいな。
タイトル通り、天気の好い日は小説が書きたくなる内容です。
特に好きな項目は、小説に小道具を用いるという話で、
作家 三浦哲郎氏の作品『拳銃』の紹介には涙がこぼれました。
心の中に抱くどうしようもない葛藤。それが文学の種に
なるんだなと思いました。
著者の三田さんは、作品の紹介がうまいというか、
自分が本当に愛し、感動した作品を紹介してくれているので、
簡単な紹介なのに「ぜひ読みたいっ!」と思わせてくれます。
ただ、個人的には第二弾の『深くておいしい小説の書き方』がお勧め。
2019年3月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小説を書く視点での話で、小説の構成が理解できて今後小説を読んでみようという気にさせられる本です。
型を掴んで読み進めることが同じ作品でも違った視点を持てると思うので、その全容が捉えられるようになると思います。
型を掴んで読み進めることが同じ作品でも違った視点を持てると思うので、その全容が捉えられるようになると思います。
2019年7月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
書籍版は読んでいないので違うかもしれませんが、Kindle版は誤字が酷いです。例えば……。
「ガサッと書がしてE.T. の足が出てくる。」(原文ママ)
〝書〟ではなく、〝音〟ではないでしょうか?
他にも〝人〟が〝入〟になっていたり。
これは商品なのですから、誤字脱字が無いようにチェックすべきではないでしょうか?
本の内容については、近代の日本の文学史を体系的に解説している点は評価しますが、志賀直哉の『城の崎にて』の解説で「インテリが上から目線で云々」という描写があったかと思うと、「皆さんは偏差値70のワセダ大学の学生で頭が良いのだから」というフレーズが所々に出てくる。
一方では志賀直哉を批判しておきながら、一方では偏差値70という上級国民のような上から目線意識が見え隠れする。(著者の三田誠広もワセダ大学卒である)
こうしたエリート意識剥き出しの矛盾が鼻につきます。
「ガサッと書がしてE.T. の足が出てくる。」(原文ママ)
〝書〟ではなく、〝音〟ではないでしょうか?
他にも〝人〟が〝入〟になっていたり。
これは商品なのですから、誤字脱字が無いようにチェックすべきではないでしょうか?
本の内容については、近代の日本の文学史を体系的に解説している点は評価しますが、志賀直哉の『城の崎にて』の解説で「インテリが上から目線で云々」という描写があったかと思うと、「皆さんは偏差値70のワセダ大学の学生で頭が良いのだから」というフレーズが所々に出てくる。
一方では志賀直哉を批判しておきながら、一方では偏差値70という上級国民のような上から目線意識が見え隠れする。(著者の三田誠広もワセダ大学卒である)
こうしたエリート意識剥き出しの矛盾が鼻につきます。
2015年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
早稲田大学での文芸の授業を元にした小説の書き方の本3部作である。作家を志すなら3部作を読んでおいて損はないはずである。
あとの2つは 深くておいしい小説の書き方―ワセダ大学小説教室 (集英社文庫) と ワセダ大学小説教室 書く前に読もう超明解文学史 である。作家を志さなくても最後の文学史は一応ためになりますよ。
あとの2つは 深くておいしい小説の書き方―ワセダ大学小説教室 (集英社文庫) と ワセダ大学小説教室 書く前に読もう超明解文学史 である。作家を志さなくても最後の文学史は一応ためになりますよ。
2022年10月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
早稲田大学の講義を書籍化したもで、現役の小説家の先生が講師となり小説についての講義をしているので説得力があります
小説の文類・歴史について、書き方の解説はわかりやすいです
読み終えると
「もしかしたら私にも小説が書けるんじゃないか?」
と思わせてくれる講義です
講義の書き起こしですが、実際の講義を受けているような雰囲気を感じられました
「小説を書いてみたい」って思う人、思った事のある人には一読の価値があります
小説の文類・歴史について、書き方の解説はわかりやすいです
読み終えると
「もしかしたら私にも小説が書けるんじゃないか?」
と思わせてくれる講義です
講義の書き起こしですが、実際の講義を受けているような雰囲気を感じられました
「小説を書いてみたい」って思う人、思った事のある人には一読の価値があります
2017年7月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なぜ「天気の好い日は」なのかというと
小説は、書き手の自己満足の手段や
現実逃避シェルターであってはならないから。
小説とは過激で、野心的なもの。
読み手にコミットする積極性が必要。
意欲に燃え、力強く書いていくためには
ある種の気分の高揚が必要。
だから、雲一つない青空で、心が弾む日に
小説の最初の一行を、キーで叩いてみよう。
小説を書くために必要なのは
「誠実に人生を生きる」という基本的な姿勢。
しっかりとものを見つめていくこと。
自分にとって、最も切実なテーマを、
どうしても書きたい、という
衝動に突き動かされることを書く。ただし
ひとりよがりや、愚痴や、読者にコミットしない
モノローグや、単なる説明にならないように。
「胸をなでおろした」などの
月並みな表現、慣用句、
「孤独」「絶望」「愛」「希望」「感動」を
禁句にすること。
すると、必ずいい作品が書ける。
この講義から、多くの新人賞作家が生まれたのは
よくわかる。
いわく、小説家になるメリットでいちばん大きいのは
朝起きて会社へ行かなくていいこと。
大学生への講義録だけど
リタイヤ世代にもぴったりだな、と思った。
小説は、書き手の自己満足の手段や
現実逃避シェルターであってはならないから。
小説とは過激で、野心的なもの。
読み手にコミットする積極性が必要。
意欲に燃え、力強く書いていくためには
ある種の気分の高揚が必要。
だから、雲一つない青空で、心が弾む日に
小説の最初の一行を、キーで叩いてみよう。
小説を書くために必要なのは
「誠実に人生を生きる」という基本的な姿勢。
しっかりとものを見つめていくこと。
自分にとって、最も切実なテーマを、
どうしても書きたい、という
衝動に突き動かされることを書く。ただし
ひとりよがりや、愚痴や、読者にコミットしない
モノローグや、単なる説明にならないように。
「胸をなでおろした」などの
月並みな表現、慣用句、
「孤独」「絶望」「愛」「希望」「感動」を
禁句にすること。
すると、必ずいい作品が書ける。
この講義から、多くの新人賞作家が生まれたのは
よくわかる。
いわく、小説家になるメリットでいちばん大きいのは
朝起きて会社へ行かなくていいこと。
大学生への講義録だけど
リタイヤ世代にもぴったりだな、と思った。