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メランコリア (集英社文庫) 文庫 – 2000/9/20

4.2 5つ星のうち4.2 10個の評価

ニューヨークでホームレスになっていた謎の男・ヤザキ。彼を取材する女性インタビューアーが呑み込まれていく性愛の幻想。人間存在の奥底に疼く、癒しとメランコリアの物語。(解説・植島啓司)
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2000/9/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2000/9/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 240ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 408747237X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4087472370
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 10個の評価

著者について

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村上 龍
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1952年長崎県生まれ。

七六年『限りなく透明に近いブルー』で第七五回芥川賞受賞。『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、『半島を出よ』では野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。『トパーズ』『KYOKO』で映画監督も務めた。最新作は『新 13歳のハローワーク』『13歳の進路』。日本の金融・政治経済の問題を考える メールマガジン『JMM』を主宰し、経済トーク番組『カンブリア宮殿』(テレビ東京)のホストも務める。

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
10グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年9月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
迅速&キレイな本を届けて頂き、ありがとうございました。大好きなヤザキさんの、どこまで本当の話か分かったもんじゃない、らりらりな告白をだらだら読む癒し☆.。.:*・゜ミチコさんどーなっちゃったんだろう…
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年4月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私はドラッグには興味がなく、名前くらいはなんとなくわかるけど、実際にはやったこともないし、

これからもやらないと思うんです。お酒は、カクテルからワインまで、いろいろとウンチクも含めてしゃべれるのですが、

飲めるのかど言われると、実はほとんど飲めないというまさにどうでもいいような女ですいません(−−;

ヤザキさんに作中でぶんなぐられそうだと思うと、うれしいのですが。

「生きている夜」という表現や、「肺病を患ったような咳をする店長に半ば無理やりに客をとらされて、実のところ喜んでいるマゾ女どもが

日本の風俗業界には50万人くらいはいるんだ」といった主旨の、作中でのヤザキのセリフにはビリビリとくるものがありました。

なぜなら、わたし自身がまさにそれだったからです。とはいえ、現実の風俗においては、無理やりにとはいっても

ライターであぶられることはありえないし、なんらかの闇の勢力がお店に顔をだすことは基本的にはないと思うんです(特に2000年移行は)。

だけど、このリアリティーは本当にすごいなぁ・・・・と思いました。

この作品だったかどうかは定かじゃないのですが、村上さんは谷崎潤一郎の名前を作中でふれていたと思うんです。

このつながりには重要な意味があるなぁとか思いました。

(実は私、文学史とかもガッコでやっているので・・・・)

私はここ半年くらい、江戸川乱歩、谷崎潤一郎とか、あるいは源氏物語、枕草子とかに浸っていたので、

村上龍さんに触れることで、現代にも素晴らしい作品があるんだと気づき、とても快感を覚えます。

追記:
風俗嬢でありつつも文学研究をしている女性なんて、現代では珍しくもないと思うのですが、

せっかくなのでそれ風に少し追記させてください。

ページ数にしても多くはなくどちらかというと薄い、行間もあいてるしで量的には例え三部作ということを考慮しても、

本来的にはたいした分量ではないはずなんですよね・・・。ところが、この少ないともいえる3冊の本から伝わってくる圧倒で麻薬的な魅力は、

まるで源氏物語のあの超大すぎて一生かけても読み切れなそうな三部作にも匹敵するんじゃないかというくらいに、魂とカラダの奥底まで貫かれました。

小説なのか、あるいはエッセイなのか、と戸惑うこともありますが、それこそ

「どんなことはどうでもいいんだ」というヤザキの名言を反芻してしまいます。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年10月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もう、これぞ、村上龍先生の真骨頂!!

しびれます。なんで、こんな、ぐいぐい引き込まれる、華麗な文章を紡ぎだせるのか。

内容も、文体も、素晴らしいとしか言いようがありません。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年11月16日に日本でレビュー済み
高校の頃読んで、妙に興奮してしまった。大人になって読むと、突っ込みどころ満載で、読んでいて恥ずかしくなる本。どうも、村上龍という作家は、冷静になって読むと、突っ込みどころがたくさん出てくるのだが、読んでいる最中は、変なパワーがあってグイグイ引っ張られるところがある。しかし、落ち着いて読むと結構恥ずかしいことが書いてある。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年11月26日に日本でレビュー済み
この作品は3作品の中で一番好きです。心に響く言葉が多くて私の人生の大事なバイブルの一つとなりました。(勿論愛やドラッグに関する意味でのバイブルではありませんよ!!)

「ゆううつ」と呟くときのヤザキは本当に魅力的でたまりません。ヤザキの話に聴き入るジャーナリスト・ミチコがヤザキに図らずも惚れこんでしまうのはよく分かります。

ゆううつ。

私のボキャが貧しいので上手にレビューできないのが残念ですが、本当に本当にすばらしい作品です。

言葉にならない或いは無意識下の寂しさや憂鬱を文脈で捉えて文脈で解き放っていくというどこまでも美しい作品です。

言葉や描写の奥の奥の何かあるもの(something)を文脈から読み取ってみてください。

間違いなく星5つ☆★☆★☆
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2002年10月9日に日本でレビュー済み
タイトルの「メランコリア」がキーワードになる矢崎の告白。
「エクスタシー」では語られなかった、ヤザキがホームレスになった理由が語られるが、ヤザキと言う人間自信は何も語られないままだ。
「タナトス」に続く物語でも無く、「エクスタシー」の続編でも無く独立しているようでもある三書は、発行順に読み進む必要も無いが、合せ読んだ時の厚みは、各々単独の放つ力をはるかに凌ぐ。
3人の登場人物の精神世界を巡る各々の告白が、そのまま反射しあって万華鏡のように色を変えている三書の中でも本書は、ケイコ、レイコの中心に立つヤザキの世界観を色濃くあらわし、最も重要である。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2002年9月25日に日本でレビュー済み
なんとなく読み始め、なんとなく終わり、読んでいる最中、非日常的な感覚にとりつかれる。
村上龍の独特の世界であり、この物語は一段と饒舌に喋りつづける。独白か、幻を書いているのか、重量のあるものを描いているのか分からないが、これが現代の純小説であるのか。
私は、この小説を圧倒的に支持する。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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