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救命センターからの手紙 ドクター・ファイルから (集英社文庫) 文庫 – 2001/3/16

4.4 5つ星のうち4.4 42個の評価

重症患者を扱う救命救急センター。生と死の瀬戸際に人間の表と裏が交錯し、現代の縮図がここにある。現場の医師が綴った医療の実際と人間模様。日本エッセイスト・クラブ賞受賞。(解説・小林和男)
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2001/3/16)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2001/3/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 272ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 408747304X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4087473049
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 42個の評価

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浜辺 祐一
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上位レビュー、対象国: 日本

2020年1月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
感動しました。
2007年1月15日に日本でレビュー済み
 本屋で何気なく手にとった一冊の本・・・それがこの本でした。救命センターに勤務する一人の医師が、読者にあてて書く手紙形式になっています。大都会の中で、生と死の狭間で揺れ動く人間の極限の姿を、医師の立場から冷静に且つひょうひょうと訴えかけている・・という感じでサラッと読めます。人間の命の尊さ、はかなさが、そこはかとなく嫌味なく伝わってくる一冊です。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年10月14日に日本でレビュー済み
以前よりも少なくなったのかもしれないが
医者と言えば「冷たくてぶっきらぼう」という印象が強く
「たがか医者のくせに特権階級のごとく威張るな!」との
思いを抱いていた。

3.11や自殺者3万人、失業者などの混沌の時代
心のケアやコミュニケーション能力を求められる今では
医療従事者達も対応の改善をはかって久しい現代
この本に出会い、医者がなぜ冷たいか?の理由が今さらにして良く分かった。

救命センターに運ばれてくる人は皆一様に重傷者で
完全回復、100%元の健康体に戻る人は2000人中6人
命が残っても植物状態、四体麻痺など障害が残る方が圧倒的である。

命が助かる事だけが、その人の尊厳を守る事か?家族の悲しみを軽減させることか?
救命センターのベテラン医師は患者と家族の
これからの人生も見て治療に当たる。
そうなると医学と人体の限界を知るだけに
憂鬱で口が悪く使命感に燃える情熱も無くなる。

障害を乗り越えるのは患者本人
だが人生の途中から障害者になる事を乗り越えるのが
精神、金銭的にもどれだけの困難で苦しみであるか?
ならば今ここで絶命する方が結果良かったと判断できるケースが山ほどあるだろう。

作者の本音はキツく、本音を聞きださないとまさに誤解を受けるタイプだろう。
だが人間に対して一番理解し、命を重視し、尊厳を守りたく
苦悩しているのが作者だと言う事が感じ取れた。

最近は延命治療の是非やノーベル賞受賞のIPS細胞などが話題だが
医療と言う半ば神の領域にまで介入し、人が人の命をどうこうしよう
と言う事が正しい事なのか?
救命センターの存在は是か非か?
世の多くの人に今一度考えてもらいたくなる1冊。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年7月5日に日本でレビュー済み
救急病院の内幕がよくわかり、救急医療について考えさせられる内容です。
最後まで一気に読み進みました。
2009年10月18日に日本でレビュー済み
 都内の下町にある公共病院救命センターのベテラン医師の視点で描いた救命の現場。

 記述されているのは、「一所懸命に救急してもそれが植物人間を生み出してしまうことがある」とか、「一生、体が動かせなくなった人にいつどのように告知するか」とか、「同じ高所からの転落者でも、自殺を図った人と建設現場で事故にあった人が同時に来た場合、どちらを優先するか」などなど、とても重いテーマばかりといっていい。
 そのような重いテーマを、深刻ぶるわけでなく、観念的にもならず、臨場感たっぷりに描いている。医師が現場で、そのときどきにどう考えながら行動しているかがわかり、とても興味深い。

 本書は「ベテラン医師の視点」で書かれている。
 若さいっぱいで「とにかく命を救おう」とがんばっている研修医や、とまどいの多い学生や、素直な疑問を投げてくる看護士などと接しながら、「三途の川を渡った人を引き戻してくる」ことで生じる結果やその重さを感じながら行動しており、それぞれの登場人物との対比も興味深い。

 現場の臨場感をしっかり保ちながら、伝えるべき事柄はきちんと整理して提示する、その著者の筆力にも感心する作品です。
 お勧めします。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年6月11日に日本でレビュー済み
 梅雨の頃になると思い出す「救命センター物」のこの1冊。雨を命の水、生命の源と思えばいいのか、悲喜こもごも入り混じった涙と受け止めればいいのか・・・はともかく。主人公の医師は、自ら涙を流す事ができない代わりに、いつも雨の中に佇むがごとく、我々読者に手紙をしたためる。

 

 冷静にならざるを得ない立場、距離を置かなくてはやっていられない非日常的な日常、医療技術と現実との狭間に率先して立たねばならぬ呻吟・苦悩・怒り・焦燥。若き研修医たちへの暖かい厳しいまなざし、また、厳しい指導。軽妙にも見えるやり取り、迫力のある怒声怒号、器具の音、無影灯の眩しさまでも伝わってくるような筆力に圧倒される。

 医療現場の戦場・最前線とも言える救命センターの姿を垣間見たい人、医学を志す人、人の命を思う人、福祉を考える人、いろんな人に知ってほしい「世界」の一つだ。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年4月25日に日本でレビュー済み
浜辺医師の著書を読むと、この事がよくわかります。 必死の治療で命を取り留めたが、植物人間となってしまった患者さん。その家族には、これから先、かなりの負担がかかります。 そんな時、浜辺医師は、これでよかったのか?と、自問自答するのです。 こういったところに、医師としてより、人間としての感情を見る事が出来る作品です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年10月7日に日本でレビュー済み
24時間救命救急とかERといえば、ドキュメンタリーやドラマが流行り、「なんか大変そうだけどER勤務ってカッコイイ」と受け止めている人が多いことでしょう。でも、この本は実際のER勤務医である著者の経験談として、せっかく救命しても植物人間にしてしまったことへの空しさや患者の家族から怒鳴られる無念さ等の話が溢れています。救命救急だからこそ起こる悲しい厳しい現実の裏側が、苦悩の生の声が、心を打ちます。医師というより一人の苦悩多き人間=浜辺医師の魅力にどんどん引きずり込まれ、これが本当のERの現場だとわかる一冊です。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート