朝、家族を送り出してから窓を大きく開けて、布団を干してさあ、お掃除するぞと頑張っていた私。 家事は時間をかければ無限大、するべきことは果てしない。でも、ちょっと待って。考える家事は必ずしも、時間を食うものではなく、効率的にこなされた後に生まれた自分の時間を有効に使い、自分を磨いたり、料理にもうひと手間かけたりしてみませんか。
そんなことをいつものようにリンボウ先生は、鋭く暖かく語りかけてきます。
流麗な文章は言うまでも無く、読み出したら止まらない。
夫にも一読を強く勧めました。
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くりやのくりごと リンボウ先生家事を論ず (集英社文庫) 文庫 – 2001/5/18
林 望
(著)
鍋を批評し、アイロンかけや食器洗いに蘊蓄を傾け、収納を考察し、ゴミを論じる。リンボウ先生が、主婦とはひと味違った視点で「家事」をみつめた、実用にも役立つ痛快エッセイ集。(解説・樋口恵子)
- 本の長さ236ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2001/5/18
- ISBN-104087473236
- ISBN-13978-4087473230
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2001/5/18)
- 発売日 : 2001/5/18
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 236ページ
- ISBN-10 : 4087473236
- ISBN-13 : 978-4087473230
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,973,744位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 11,769位集英社文庫
- - 25,784位近現代日本のエッセー・随筆
- - 81,432位評論・文学研究 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1949年東京生まれ。作家・書誌学者。慶應義塾大学大学院博士課程修了。ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。専門は日本書誌学、国 文学。『イギリスはおいしい』(文春文庫)で日本エッセイスト・クラブ賞、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(ケンブリッジ大学出版)で国際交流 奨励賞、『林望のイギリス観察辞典』(平凡社)で講談社エッセイ賞を受賞。エッセイ、小説のほか、歌曲の詩作、能評論等も多数手がける(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 謹訳 源氏物語 三 (ISBN-13: 978-4396613662 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2002年4月21日に日本でレビュー済み
総論としては、家事にかかる時間をできるだけ短縮して、それで浮いた時間を自分に投資したり、家事に厚みをだしてはどうでしょう?ということなんだろうと理解しました。アイロンの能率的なかけ方に「なるほど」と感心し、鍋の批判に「確かに」と笑ったり。。。という具合に楽しく読めます。いつもながらに、林さんの観察力と批評眼には舌をまきます。彼の批評には、批判的にすぎるとか、独善的だとか、ヘソ曲がりすぎるという声もなきにしもあらずですが、その批評の根底にあるのは、人並みはずれた観察力ではないでしょうか。その観察力を気に留めながら読むと、私には暖かくて微笑ましい読み物でした。
2011年8月10日に日本でレビュー済み
1998年に小学館から出た単行本の文庫化。
タイトルの「くりやのくりごと」は、漢字にすれば「厨の繰り言」だろう。ただし、厨房だけではなく、家事全般について取り上げられている。
著者は家や家事に一家言もっており、何冊か関連の著作がある。しかし、いずれもこだわりと主張が強すぎ、あまり素直には読めないように感じる。
本書では、使いやすい薬缶の形、洗濯物の外干しをやめて燥機を使うことの勧め、揚げ物にフライパンを使うことの愚かさなどが語られている。うーむ、しかし。
ともかく、家事へのこだわりは良く伝わってくる。
タイトルの「くりやのくりごと」は、漢字にすれば「厨の繰り言」だろう。ただし、厨房だけではなく、家事全般について取り上げられている。
著者は家や家事に一家言もっており、何冊か関連の著作がある。しかし、いずれもこだわりと主張が強すぎ、あまり素直には読めないように感じる。
本書では、使いやすい薬缶の形、洗濯物の外干しをやめて燥機を使うことの勧め、揚げ物にフライパンを使うことの愚かさなどが語られている。うーむ、しかし。
ともかく、家事へのこだわりは良く伝わってくる。
2002年3月15日に日本でレビュー済み
リンボウ先生のイギリス関係の本は読んだことがあったので、その方が家事の本を出すとは!と思い手に取りました。しかし文章には提案という裏には必ず批判があり、先生の考えなのだろうとは思いますが、ちょっとこだわりすぎていて(日本旅館で洋食の朝食をだせとはいえない・・・等)ちょっとついていけない部分もありました。ただ男性で家事にこんなに真剣に取り組んでいる方がいるのはいいですよね。