フィリピンのセブ島に生まれた日本人とフィリピン人のハーフの少年の成長物語。
単純な子供が成長する過程にも、フィリピンという国のフィルターがかかると一味違う。
暗い歴史の民族闘争の影がちらつくし、貧困もそうだ。
とてもよく取材がされているので、小説の世界の中でいろいろなものを知ることができる。
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虹の谷の五月 上 (集英社文庫) 文庫 – 2003/5/20
船戸 与一
(著)
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フィリピンのセブ島に祖父と暮らす13歳のトシオ。丸い虹がかかる谷をめぐり、彼はゲリラの抗争に巻き込まれていく。成長を遂げていく少年に託した冒険巨編、第123回直木賞受賞作。(解説・小田光雄)
- 本の長さ464ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2003/5/20
- ISBN-104087475727
- ISBN-13978-4087475722
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2003/5/20)
- 発売日 : 2003/5/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 464ページ
- ISBN-10 : 4087475727
- ISBN-13 : 978-4087475722
- Amazon 売れ筋ランキング: - 415,354位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1944(昭和19)年、山口県生れ。早稲田大学法学部卒業。
1985年『山猫の夏』で吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。1989(平成元)年『伝説なき地』で日本推理作家協会賞を受賞。1992年『砂のクロニクル』で山本周五郎賞を受賞。2000年『虹の谷の五月』で直木賞を受賞する。主な著書に『猛き箱舟』『炎 流れる彼方』『蝦夷地別件』『龍神町龍神十三番地』『緋色の時代』『三都物語』『河畔に標なく』などがある。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
10年ぶりくらいに読み返してみての感想です。
とにもかくにも、ページをめくる手を休ませない。
それくらいに引き込まれる筆致です。
内容に関しては、他の方が書かれているのでほぼ割愛します。
船戸与一氏の作品は、勝つか負けるかという図式がはまりやすいですが、
この作品はそこを主観ではなく(勿論勝つか負けるかはありますが)、主人公
トシオの成長物語なんです。
一人称を「おいら」から「俺」に変わって行く様。
自分の意見だけだったのが、相手の気持ちを慮るようになる。
などの様子を楽しむ小説です。
そして、ヒロインともいえる「メグ」との関係も、人間らしい思春期を
過ごしてきた方にはキュンキュンするのではないでしょうか。
船戸与一氏の小説は、支流がいくつもあって、終盤にその支流が大きな本流になるところに
醍醐味があります。
直木賞受賞作ということもあり、船戸与一氏の作品に触れたことの無い方は
ここから入るのもいいかもしれません。
物事の本質を教えてくれる小説でもあります。
ずるい人間が増えてきた日本人に読んで欲しいとも思いますね。
自分が幸せなのは、自分の信念が作ったもの。
それをわからせてくれるというか、確認させてくれる小説でした。
★4なのは、繰り返しの説明文が多すぎたことですかね。
とにもかくにも、ページをめくる手を休ませない。
それくらいに引き込まれる筆致です。
内容に関しては、他の方が書かれているのでほぼ割愛します。
船戸与一氏の作品は、勝つか負けるかという図式がはまりやすいですが、
この作品はそこを主観ではなく(勿論勝つか負けるかはありますが)、主人公
トシオの成長物語なんです。
一人称を「おいら」から「俺」に変わって行く様。
自分の意見だけだったのが、相手の気持ちを慮るようになる。
などの様子を楽しむ小説です。
そして、ヒロインともいえる「メグ」との関係も、人間らしい思春期を
過ごしてきた方にはキュンキュンするのではないでしょうか。
船戸与一氏の小説は、支流がいくつもあって、終盤にその支流が大きな本流になるところに
醍醐味があります。
直木賞受賞作ということもあり、船戸与一氏の作品に触れたことの無い方は
ここから入るのもいいかもしれません。
物事の本質を教えてくれる小説でもあります。
ずるい人間が増えてきた日本人に読んで欲しいとも思いますね。
自分が幸せなのは、自分の信念が作ったもの。
それをわからせてくれるというか、確認させてくれる小説でした。
★4なのは、繰り返しの説明文が多すぎたことですかね。
2013年1月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本人がマクタン島のリゾートで宿泊しているだけではわからないフィリピンが描かれています。ややデータは古くなりましたが、よく描かれています。さすが直木賞受賞作に相応しい出来です。ただ、著者の初期の作品のような爆発的なエネルギーには欠けますが、丁寧に描写されています。少年が大人になる普遍的な過程がよく書けていると思います。闘鶏のシーンが圧巻です。
2013年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フィリピンでは日本人父とフィリピン人の母との子供をジャピーノというが
シャピーノのである主人公の少年は父親は行方不明で母はエイズで死に祖父に育てられる
そして虹の谷にいる元ゲリラとの交流を通して少年が成長する姿を描く物語・・・
物語の主人公がジャピーノである必然性をどこにも感じないしが、少なくとも読者はフィリピン社会で今だ法は正義ではなく、ゲリラが存在し、日本人が現地との女性を遊ぶだけ遊び、子どもが生まれれば捨てるという社会の現実を知ることにはなると思う
でも純粋な物語としては私個人は面白さに欠ける部分があった
物語に無理に社会性を持たせような印象を受けた
シャピーノのである主人公の少年は父親は行方不明で母はエイズで死に祖父に育てられる
そして虹の谷にいる元ゲリラとの交流を通して少年が成長する姿を描く物語・・・
物語の主人公がジャピーノである必然性をどこにも感じないしが、少なくとも読者はフィリピン社会で今だ法は正義ではなく、ゲリラが存在し、日本人が現地との女性を遊ぶだけ遊び、子どもが生まれれば捨てるという社会の現実を知ることにはなると思う
でも純粋な物語としては私個人は面白さに欠ける部分があった
物語に無理に社会性を持たせような印象を受けた
2023年7月4日に日本でレビュー済み
フィリピン・セブ島に暮らす日本人ハーフの少年の成長物語。13歳から15歳までの二年間足らずであるものの実に濃密だ。
上巻は、主人公トシオ、トシオの庇護者”爺っちゃん”を中心に、貧しいながらも逞しく生きる日々がつづられる。娼婦の子であり、ジャピーノと蔑まれるトシオ。闘鶏用の軍鶏を育てながらチャンピオンになることを夢見ている。
閉鎖的な村社会の中での権力争い、差別、悲恋などてんこ盛りである。読み進めながら感情が沸騰してしまうことしばしば。
日本からセレブとなって帰国した女クイーンの登場から物語はきな臭い展開を見せる。元ゲリラ ホセが一人潜伏する「虹の谷」への案内をするはめになったトシオ。これが血生臭い戦いのきっかけになるのだった。下巻に続く…
上巻は、主人公トシオ、トシオの庇護者”爺っちゃん”を中心に、貧しいながらも逞しく生きる日々がつづられる。娼婦の子であり、ジャピーノと蔑まれるトシオ。闘鶏用の軍鶏を育てながらチャンピオンになることを夢見ている。
閉鎖的な村社会の中での権力争い、差別、悲恋などてんこ盛りである。読み進めながら感情が沸騰してしまうことしばしば。
日本からセレブとなって帰国した女クイーンの登場から物語はきな臭い展開を見せる。元ゲリラ ホセが一人潜伏する「虹の谷」への案内をするはめになったトシオ。これが血生臭い戦いのきっかけになるのだった。下巻に続く…
2007年2月16日に日本でレビュー済み
フィリピン・セブ島で、闘鶏を生業とする祖父と暮らすトシオ。13歳から15歳の五月の出来事を描く。
フィリピンに特に興味はないし、歴史もほとんど知らないけれど、とても楽しく読めた。そして「人民軍」「マルコス」「アキノ」などについてもっと知りたい気持ちになる。それだけ、物語の魅力が強烈だということだろう。
クイーンのホセに対するアンビヴァレンスな想い。戦い続けるホセの強靭な信念。周囲に惑わされることなく、正しさを理解しているトシオとメグの清廉さ。ラストのじっちゃんの行動。
人々の真摯な気持ちは、読み手の心を強く揺さぶる。トニアやラモンの弱さでさえも。
また、暗殺者や誘拐犯に立ち向かうホセの戦いぶりは見事で、情緒的なものだけでなく、手に汗握る戦闘シーンでも読ませる。かっこよすぎるよ、ホセ!
唯一ひっかかるのが、トシオと彼をとりまく「主人公側」の人々が、あまりに善人すぎるところ。「フランダースの犬」の主人公に対するのと同じイライラを感じてしまう。逆にそれ以外の人々は下劣で野卑な人間ばかり。「善」と「悪」とに二極していて、その構図はちょっと時代劇っぽい。
まあ、そんなこと、壮大な物語を前に、たいしたことじゃ全然ないんだけど。
下種のかんぐりで、その後のメグがどうなるのかが、気になる!
フィリピンに特に興味はないし、歴史もほとんど知らないけれど、とても楽しく読めた。そして「人民軍」「マルコス」「アキノ」などについてもっと知りたい気持ちになる。それだけ、物語の魅力が強烈だということだろう。
クイーンのホセに対するアンビヴァレンスな想い。戦い続けるホセの強靭な信念。周囲に惑わされることなく、正しさを理解しているトシオとメグの清廉さ。ラストのじっちゃんの行動。
人々の真摯な気持ちは、読み手の心を強く揺さぶる。トニアやラモンの弱さでさえも。
また、暗殺者や誘拐犯に立ち向かうホセの戦いぶりは見事で、情緒的なものだけでなく、手に汗握る戦闘シーンでも読ませる。かっこよすぎるよ、ホセ!
唯一ひっかかるのが、トシオと彼をとりまく「主人公側」の人々が、あまりに善人すぎるところ。「フランダースの犬」の主人公に対するのと同じイライラを感じてしまう。逆にそれ以外の人々は下劣で野卑な人間ばかり。「善」と「悪」とに二極していて、その構図はちょっと時代劇っぽい。
まあ、そんなこと、壮大な物語を前に、たいしたことじゃ全然ないんだけど。
下種のかんぐりで、その後のメグがどうなるのかが、気になる!
2005年11月24日に日本でレビュー済み
フィリピンにいたことがあるので読んでみましたが...。
事実関係も怪しいし(例えばセブ島にそんな原生林のジャングルが今でもある?フクバラハップにセブから参じた人いたの?とか)、フィリピン人の人間関係の持ち方とか会話のリズム(トリビアだか、親しい者通しがフルネームで呼びあうかー?等)も全然違うし。
また女の私には主人公などに感情移入できないし。
直木賞取ったからそう外れはないだろうと思ったけど、残り少ない人生を浪費してしまった、という感しか私にはなし。
フィリピンの人の感想を聞きてみたいわ。
事実関係も怪しいし(例えばセブ島にそんな原生林のジャングルが今でもある?フクバラハップにセブから参じた人いたの?とか)、フィリピン人の人間関係の持ち方とか会話のリズム(トリビアだか、親しい者通しがフルネームで呼びあうかー?等)も全然違うし。
また女の私には主人公などに感情移入できないし。
直木賞取ったからそう外れはないだろうと思ったけど、残り少ない人生を浪費してしまった、という感しか私にはなし。
フィリピンの人の感想を聞きてみたいわ。
2023年4月4日に日本でレビュー済み
フィリピンでの少年の冒険を描いた約900ページの長編小説。国内全土を巻き込む内戦、地区内の権力争い、主人公が生業としている闘鶏、仲間内でのいざこざなど、さまざまな闘いを経る主人公の成長を一人称視点で体験できる。