初期の乙一が書いたのだから当然と言えば当然ですが,らしさがあります.
グロテスクなシナリオがあるも,独特の視点と切り口で気持ち悪さがなく,思わず考えさせられるような面白さがあります.
情景描写が自然でスッと頭に風景が浮かんでくるのはこの作家の特徴の一つでしょう.
暗黒童話でも場面場面で絵が頭を駆け抜けて何故かノスタルジックさを感じてしまいます.
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暗黒童話 (集英社文庫) 文庫 – 2004/5/20
乙一
(著)
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死者の眼球が呼び覚ます悪夢の記憶とは?
事故で記憶と左目を失ってしまった女子高生の「私」。臓器移植で死者の眼球の提供を受けたのだが、その左目がある映像を再生し始めて……。天才・乙一の初の長編ホラー小説がついに文庫化。
事故で記憶と左目を失ってしまった女子高生の「私」。臓器移植で死者の眼球の提供を受けたのだが、その左目がある映像を再生し始めて……。天才・乙一の初の長編ホラー小説がついに文庫化。
- 本の長さ352ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2004/5/20
- ISBN-104087476952
- ISBN-13978-4087476958
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2004/5/20)
- 発売日 : 2004/5/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 352ページ
- ISBN-10 : 4087476952
- ISBN-13 : 978-4087476958
- Amazon 売れ筋ランキング: - 271,879位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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作家。1978年福岡県生まれ。1996年『夏と花火と私の死体』で第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞してデビュー。2003年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞受賞。他著に『暗いところで待ち合わせ』『ZOO』『失はれる物語』などがある。 (「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 GOTH モリノヨル (ISBN-13: 978-4048739245 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読み応えありました。面白かったです。途中でやめるのができないくらい結末が気になりました
2019年4月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
片目を失ったことによって記憶を失い、新しく移植された眼球の持ち主の目の記憶にあった監禁されている少女を救い出そうとする女子高生のお話。
グロテスクな描写が結構ありました。危害を加えても痛みを感じない特殊な能力のある犯人なので、被害者が苦しむ様子はありませんから、読むに堪えないというほどではありませんが、気持ちは悪かったです。
文章は読みやすく、あっという間に読み終えましたが、もう一度読み返したい作品ではありませんでした。
グロテスクな描写が結構ありました。危害を加えても痛みを感じない特殊な能力のある犯人なので、被害者が苦しむ様子はありませんから、読むに堪えないというほどではありませんが、気持ちは悪かったです。
文章は読みやすく、あっという間に読み終えましたが、もう一度読み返したい作品ではありませんでした。
2020年11月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
乙一作品ほとんど全部読みましたが、
暗黒童話オススメです。
小説にこんなにも引き込まれるかと思う程でした。
続きが気になり夜更かしし読んでしまいました!
暗黒童話オススメです。
小説にこんなにも引き込まれるかと思う程でした。
続きが気になり夜更かしし読んでしまいました!
2020年7月10日に日本でレビュー済み
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暗黒童話とタイトル通りの作品。
サイコパス目線と主人公目線で話しが
切り替わり、時系列がおかしい?と違和感を持ちながら読んでましたが。
終盤になるにつれて解けてきます。
最後は主人公の関係等もスッキリした感じで終わりました。
サイコパス目線と主人公目線で話しが
切り替わり、時系列がおかしい?と違和感を持ちながら読んでましたが。
終盤になるにつれて解けてきます。
最後は主人公の関係等もスッキリした感じで終わりました。
2013年12月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今回は少女のお話。
乙一のグロテスクな描写は頭の中の映像なのかもしれないが、それが浄化される快感がある。
母と娘の距離感もわかる。
つながれて、恋をする男の気持ちもわかるような気がする。
乙一のグロテスクな描写は頭の中の映像なのかもしれないが、それが浄化される快感がある。
母と娘の距離感もわかる。
つながれて、恋をする男の気持ちもわかるような気がする。
2021年1月4日に日本でレビュー済み
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前回読んでから随分とたち、また読みたくなったので購入しました。2回目でも新鮮な気持ちで読むことができました。今の自分は主人公より弱いのだろうか?と自問しながら読み終えました。辛いときに頑張れる勇気をくれる本です。読み終わった後の切ない感じは乙一ならではですね。
2005年9月10日に日本でレビュー済み
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アイディアのごった煮作品。犯人探しも二転三転する。ホラー・ミステリーとしての魅力は十分。
ただ、後の「切なさ」に通じるテイストが分離して芽生えている。記憶喪失の間に生じた不完全で未熟なキャラクターへの感傷が、それだ。この余韻は深い。
もう一つ、殺人者の絶対性が、ここで既に確立されている。殺人者は、神に近い絶対的な存在として、乙一の小説に、今後たびたび登場する。そこに論理は無い。殺人者は、残虐に殺すことを当然の行為・自然な生来の行為として行う。
この論理は、実はホラーの論理である。超自然的な怨霊は、絶対的な存在である。そこに一般社会の論理は通用しない。乙一の殺人者は、まさにこのホラーの悪霊に近いのだ。だから乙一の作品に、言い知れない怖さを感じるのかもしれない。
作品自体は、乙一作品としては少々未分化な部分が目立つ。
ただ、後の「切なさ」に通じるテイストが分離して芽生えている。記憶喪失の間に生じた不完全で未熟なキャラクターへの感傷が、それだ。この余韻は深い。
もう一つ、殺人者の絶対性が、ここで既に確立されている。殺人者は、神に近い絶対的な存在として、乙一の小説に、今後たびたび登場する。そこに論理は無い。殺人者は、残虐に殺すことを当然の行為・自然な生来の行為として行う。
この論理は、実はホラーの論理である。超自然的な怨霊は、絶対的な存在である。そこに一般社会の論理は通用しない。乙一の殺人者は、まさにこのホラーの悪霊に近いのだ。だから乙一の作品に、言い知れない怖さを感じるのかもしれない。
作品自体は、乙一作品としては少々未分化な部分が目立つ。