素人集団がカレー屋開店を目指す、この長編物語は、本当に面白い。
日本のカレーは海外、特に、本場インドのものとは、大分違うと思う。
しかし、カレー屋開店の準備のために、それぞれが海外へ飛ぶのは興味深い。
何しろ、本場のバーモントカレー?を食べるために、米バーモント州に飛ぶのだから(笑)。
一方で、関心がイギリスに向かうという方向は正しいらしい。
この種の、カレーに関するウンチクは満載だ。
それだけではなく、素人集団は、工夫に工夫を重ねて、より美味いカレーを創造する。
この、創造の過程自体がヨダレものだ。
物語には、登場人物の多くの想い入れが交錯するが、それらを簡潔な文体で、あっさりと描く。
長編であっても、くどい印象は皆無だ。
読後感は最大級に爽やかだ。
このカレー屋に、是非行ってみたい。
その前に、今すぐカレーを、おもいっきり食べたい。
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カレーライフ (集英社文庫) 文庫 – 2005/1/20
竹内 真
(著)
カレーをめぐる冒険が、いま始まる!
人は死ぬものなのだと知ったのは、カレーライスを食べた後だった。祖父のカレー、幼い日の約束をめぐって僕は旅立つことに…。小説すばる新人賞受賞作家の大盛りカレー小説。(解説・安西水丸)
人は死ぬものなのだと知ったのは、カレーライスを食べた後だった。祖父のカレー、幼い日の約束をめぐって僕は旅立つことに…。小説すばる新人賞受賞作家の大盛りカレー小説。(解説・安西水丸)
- 本の長さ768ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2005/1/20
- ISBN-104087477789
- ISBN-13978-4087477788
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2005/1/20)
- 発売日 : 2005/1/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 768ページ
- ISBN-10 : 4087477789
- ISBN-13 : 978-4087477788
- Amazon 売れ筋ランキング: - 510,113位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,090位集英社文庫
- - 11,874位日本文学
- - 86,906位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2014年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カレーが食べたくなる青春小説かな?
ミステリアスなスパイスも効いているとともに、主人公を含め登場する若者の成長も味わい深い作品といえる。
読後、無性にカレーが食べたくなる、カレー好きにお薦めの一品です。
ミステリアスなスパイスも効いているとともに、主人公を含め登場する若者の成長も味わい深い作品といえる。
読後、無性にカレーが食べたくなる、カレー好きにお薦めの一品です。
2013年10月10日に日本でレビュー済み
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カレー食いたい。一気に読めます。この続きがどうなったか気になります。
続編でないかなぁ。
続編でないかなぁ。
2010年9月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
突然死んでしまった父親から、かつて洋食屋をしていた祖父の土地を譲り受ける形になった主人公が、5人のいとこ達とカレー屋をやることを目標に、アメリカ、インド、沖縄と旅をしながら、色々な人と出会い、いとこ達との絆を深め、大人へと成長していく青春小説。
登場人物のほとんどが善人で、色々なことが都合よく進んでいくきらいはあるが、人間一人が熱い志を持って動けば、意外と物事はこんな風に上手く転がってゆくのだと思う。一人が動けば世界が動くのだ。「俺も頑張ろう」そんな気にさせてくれる小説だ。
登場人物のほとんどが善人で、色々なことが都合よく進んでいくきらいはあるが、人間一人が熱い志を持って動けば、意外と物事はこんな風に上手く転がってゆくのだと思う。一人が動けば世界が動くのだ。「俺も頑張ろう」そんな気にさせてくれる小説だ。
2015年8月18日に日本でレビュー済み
ひょんなことからカレー屋を開くために世界中を飛び回ることになった青年たち(少し大きな少年少女と表現してもいいかも)の物語。亡くなった祖父のカレーを再現するために、いとこ達が一人ひとり集まっていくのはRPGのストーリーのようだ。とても都合よく話が展開するのだが、少しわざとらしい展開はあるものの大きな無理はなく、カレーに例えると中辛くらいの味付けだろうか。
全体的には青年たちを応援したくなる感じで進んでおり、おっとりほのぼのした感じなので、読んでいるときは甘口カレーを食べているような感覚になる。最終的にはみんなが喜ぶ結末になるのだろうから、余計に甘口カレー感が出てしまうのだが、自分も登場人物すべての人が幸せになる結末を強く望んでしまうので、いいところに落ち着いた結末になっていると思う。
長い小説であり、それほどスピード感があるわけではないが、最後まで飽きさせずに読ませてくれる。これもカレーの魔力なのかもしれない。難しい文章ではないので、中学生以上であれば読めるだろう。むしろ、怠惰な生活をしている中高生あたりに人生の面白さを知るために読んでほしいくらいだ。読書感想文を書くのにもちょうどいいかもしれない。
全体的には青年たちを応援したくなる感じで進んでおり、おっとりほのぼのした感じなので、読んでいるときは甘口カレーを食べているような感覚になる。最終的にはみんなが喜ぶ結末になるのだろうから、余計に甘口カレー感が出てしまうのだが、自分も登場人物すべての人が幸せになる結末を強く望んでしまうので、いいところに落ち着いた結末になっていると思う。
長い小説であり、それほどスピード感があるわけではないが、最後まで飽きさせずに読ませてくれる。これもカレーの魔力なのかもしれない。難しい文章ではないので、中学生以上であれば読めるだろう。むしろ、怠惰な生活をしている中高生あたりに人生の面白さを知るために読んでほしいくらいだ。読書感想文を書くのにもちょうどいいかもしれない。
2011年6月15日に日本でレビュー済み
カレーのみですべてが構成される、驚きのカレー小説。
お話は「子供の頃に約束したいとことカレー屋を開こう」という青春旅ものなので、とてもすがすがしく楽しめます。
また、この作家さんはすごく映像を意識しているようで、読んでいてテレビドラマを見ているような印象を受けました。(いい意味でです)
捻ってはいないけど、ありきたりではない。
とことんわかりやすいけど、先が読めるわけでもない。
なんというか、とても不思議なカレー小説です。
うん、カレー小説としか言いようがない小説です。
友達が「これ読むとカレーが食べたくなるよ」と言っていた意味が、読んではじめてわかりました。
本当にカレーが食べたくなる小説です。
カレーだけでよくここまで書いた。
お話は「子供の頃に約束したいとことカレー屋を開こう」という青春旅ものなので、とてもすがすがしく楽しめます。
また、この作家さんはすごく映像を意識しているようで、読んでいてテレビドラマを見ているような印象を受けました。(いい意味でです)
捻ってはいないけど、ありきたりではない。
とことんわかりやすいけど、先が読めるわけでもない。
なんというか、とても不思議なカレー小説です。
うん、カレー小説としか言いようがない小説です。
友達が「これ読むとカレーが食べたくなるよ」と言っていた意味が、読んではじめてわかりました。
本当にカレーが食べたくなる小説です。
カレーだけでよくここまで書いた。
2013年9月28日に日本でレビュー済み
決してつまらない話ではないです。が、768ページかけて書く本だとはどうしても思えないし、読んでいて「まだこんなにあるんだ」と思いながら、途中からはかなり斜め読みして読みました。
たぶん半分のページ数でかける内容です。物凄く時間のある人には良いのかも知れないけど、サラリーマンにはちと辛い…
たぶん半分のページ数でかける内容です。物凄く時間のある人には良いのかも知れないけど、サラリーマンにはちと辛い…
2010年3月22日に日本でレビュー済み
この小説を読んだ後、 確かにカレーを食べたくはなったけれど、 この作品に登場するカレーを食べたいとは 微塵も感じなかった。 “マジックタッチ”というフレーズも いちいち癪に触る。 そしてあまり関係ないけれど、 登場人物のヒカリが書いた小説は ただのレポートだ。