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ゴッド・ブレイス物語 (集英社文庫) 文庫 – 1993/9/17
花村 萬月
(著)
興奮と熱気にみちたライブ!19歳のロックシンガー・朝子が遭遇する若々しい愛と冒険の日々を描いて感動をよぶ、著者の鮮烈なデビュー作。第2回小説すばる新人賞受賞作。(解説・坂東齢人)
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日1993/9/17
- ISBN-104087480771
- ISBN-13978-4087480771
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (1993/9/17)
- 発売日 : 1993/9/17
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 224ページ
- ISBN-10 : 4087480771
- ISBN-13 : 978-4087480771
- Amazon 売れ筋ランキング: - 154,332位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1955(昭和30)年、東京生れ。
1989(平成元)年、『ゴッド・ブレイス物語』で小説すばる新人賞を受賞し、作家デビュー。1998年、『皆月』で吉川英治文学新人賞を、『ゲルマニウムの夜』で芥川賞をそれぞれ受賞。人間の生の本質に迫る問題作を、発表し続けている。
『眠り猫』『なで肩の狐』『鬱』『二進法の犬』『百万遍 青の時代』『私の庭 浅草篇』『たびを』『愛情』『錏娥哢た』『少年曲馬団』『ワルツ』など著書多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年9月4日に日本でレビュー済み
花村萬月のデビュー作。暴力と音楽と性で人間性をあらわにしていく作家のスタート作品です。やはりその後の傑作群と比べてしまうと弱い点も目立ちますが、ラストのライブシーンの描き方は、そんじょそこらの書き手じゃ描けないレベルです。音楽好きには堪りません。ほんとうにライブ会場にいるようです。このラストを体験するだけでも本書を手に取る価値があります。
2003年12月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
花村萬月のデビュー作ですが、のちの作品に登場するいろいろな断片が覗けます。
作者得意のロードノベルで、展開も小気味よくスラスラ読めます。
ただ、良くも悪くもデビュー作であり消化不良な感は否めません。
でもこの人の文章は本当に音楽を聴いてるような気持ちになりますね。
萬月ファンなら読んで損はないでしょう。
作者得意のロードノベルで、展開も小気味よくスラスラ読めます。
ただ、良くも悪くもデビュー作であり消化不良な感は否めません。
でもこの人の文章は本当に音楽を聴いてるような気持ちになりますね。
萬月ファンなら読んで損はないでしょう。
2002年5月12日に日本でレビュー済み
江国香織の『きらきらひかる』を広義で解釈したような感じかなと思う。呼んでて心地いいけど、作者のあの顔を想像しながら読んではいけないなと思う。もう一冊くらいは読んでみたいと思う。
2011年1月25日に日本でレビュー済み
解説の坂東齢人さんは「こんな作家と巡り合えた本読みは、本当に幸福である」と大絶賛しているが、この一冊に関しては、それほどのものではない。
主人公のボーカリスト・19歳の朝子はバンドのメンバーをはじめ、周辺の多くの人物たちと関係を持っている。
花村さんが青春時代を過ごした70年代ならこういうのもあったのかもしれないし、実際にジャニス・ジョプリンとかジェファーソン・エアプレインのグレイス・スリックとかはメチャクチャだったらしいけど、今の女性ボーカルのバンドの大部分はここまで乱れていない。もっと音楽とバンドを、メンバー間のつながりを大事にしていると思う。
メンバーが愛しいから、つながりを大切にしているからこそ関係を持つのだと言うなら、それは詭弁。狭義の愛とか貞操とか、そういった問題じゃなく、こんなことしたら紅一点のバンドは簡単に崩壊する。
この話が書かれた80年代後半でさえ、こういった「SEX, DRAG, ROCK&ROLL」はポーズで、実践はしていないバンドが多かったと思う。
バンドを取り巻く環境と登場人物たちがあまりにもヤクザすぎて、今の時代のバンド感ではピンとこない。
本筋とは関係ないが、関西人が大嫌いという朝子のセリフが、鑑定団の前の司会者を連想させ笑った。以下引用。
「こっちではどうか知らないけど、東京では夜中のトーク番組で、京都出身の漫才師の片割れが偉そうに人生論たれて、ゲストに喋らせないの。すごく嫌味です」
表題作の他に一遍、ごく短い作品「タチカワベース・ドラッグスター」が収録されている。
今はなき立川基地を舞台にした短編で、最後のセリフがいい。
「タチカワベース、なくなるんだって」
「どうなるんだ? 基地の跡は」
「昭和を記念する公園になるんだって。昭和記念公園よ」
「記念するって、昭和なんか記念してどうするんだよ」
主人公のボーカリスト・19歳の朝子はバンドのメンバーをはじめ、周辺の多くの人物たちと関係を持っている。
花村さんが青春時代を過ごした70年代ならこういうのもあったのかもしれないし、実際にジャニス・ジョプリンとかジェファーソン・エアプレインのグレイス・スリックとかはメチャクチャだったらしいけど、今の女性ボーカルのバンドの大部分はここまで乱れていない。もっと音楽とバンドを、メンバー間のつながりを大事にしていると思う。
メンバーが愛しいから、つながりを大切にしているからこそ関係を持つのだと言うなら、それは詭弁。狭義の愛とか貞操とか、そういった問題じゃなく、こんなことしたら紅一点のバンドは簡単に崩壊する。
この話が書かれた80年代後半でさえ、こういった「SEX, DRAG, ROCK&ROLL」はポーズで、実践はしていないバンドが多かったと思う。
バンドを取り巻く環境と登場人物たちがあまりにもヤクザすぎて、今の時代のバンド感ではピンとこない。
本筋とは関係ないが、関西人が大嫌いという朝子のセリフが、鑑定団の前の司会者を連想させ笑った。以下引用。
「こっちではどうか知らないけど、東京では夜中のトーク番組で、京都出身の漫才師の片割れが偉そうに人生論たれて、ゲストに喋らせないの。すごく嫌味です」
表題作の他に一遍、ごく短い作品「タチカワベース・ドラッグスター」が収録されている。
今はなき立川基地を舞台にした短編で、最後のセリフがいい。
「タチカワベース、なくなるんだって」
「どうなるんだ? 基地の跡は」
「昭和を記念する公園になるんだって。昭和記念公園よ」
「記念するって、昭和なんか記念してどうするんだよ」
2008年1月19日に日本でレビュー済み
新人にしては完成されています。
その後、芥川賞をとったゲルマニウムの夜に出てくる要素がすべて詰まっています。
最後のライブシーンは物足りなかったですね。
でも一読して作者の才能を感じました。
その後、芥川賞をとったゲルマニウムの夜に出てくる要素がすべて詰まっています。
最後のライブシーンは物足りなかったですね。
でも一読して作者の才能を感じました。
2005年9月10日に日本でレビュー済み
最後のライブ部分は確かにものすごくいきいきとかけてるし、主人公の女の魅力も十分伝わってくる。まぁ、退廃的で暴力描写の作家のデビュー作なんで、こんなもんかな、と。僕の愛せるタイプの小説ではない、と。
2006年7月10日に日本でレビュー済み
渋谷ルシファーの前作
朝子の物語
こんな人とのかかわり方があるんだな
漫画劇画の変換小説
あまり書く事は思いつかない
Vシネマのストーリーとしてはいいのかな
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こんな人とのかかわり方があるんだな
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