随分昔に読んだものを思い出し、手元に欲しくなって購入しました。
「人体模型の夜」は、中島らも早期の傑作だと思います。
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人体模型の夜 (集英社文庫) 文庫 – 1995/11/17
中島 らも
(著)
こんなにきれい、こんなにこわい! 盗聴が趣味の男が壁ごしに聞いた優しい女の声の正体は…「耳飢え」。耳、目、胃、乳房など、愛しい身体が恐怖の器官に変わるホラー・オムニバス。(解説・田辺聖子)
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日1995/11/17
- ISBN-104087484033
- ISBN-13978-4087484038
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (1995/11/17)
- 発売日 : 1995/11/17
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 272ページ
- ISBN-10 : 4087484033
- ISBN-13 : 978-4087484038
- Amazon 売れ筋ランキング: - 642,262位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1952年、兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科卒。コピーライターを経て小説家デビュー。作家活動のほかに、劇団「リリパットアーミー」主宰、俳優、ミュージシャンなど意欲的に活動。享年52(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『クマと闘ったヒト』(ISBN-10:4840135010)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年3月17日に日本でレビュー済み
この短編集を読んで、らもさんは
上手な小説家だったんだなあとの
思いを強くしました。「らも咄」
のようなお笑いからこのような
ぞくっとくるお話まで書けるなんて
すごいです。お気に入りは「耳飢え」
「健脚行」「貴子の胃袋」「翼と
性器」の四つです。今読んでも新鮮
です。今更ながら直木賞を獲ってほし
かった作家さんですね。
上手な小説家だったんだなあとの
思いを強くしました。「らも咄」
のようなお笑いからこのような
ぞくっとくるお話まで書けるなんて
すごいです。お気に入りは「耳飢え」
「健脚行」「貴子の胃袋」「翼と
性器」の四つです。今読んでも新鮮
です。今更ながら直木賞を獲ってほし
かった作家さんですね。
2024年3月17日に日本でレビュー済み
ツイートで本書のことを見て、そういえば中島らもの小説読んだことないかも、読んでみた。
かまぼこ新聞のシュールでグダグダサブカルテイストと比べて都市伝説のような怖い話、でもなんか落語のようなオチのある可笑しさ。
当時、灘高の人が頭が良すぎて変わってるという話は中島らもから知った。30年経って都市伝説になった話もあるのではないかしら、ジョンレノンの新譜発売を知ったらどういう反応したかしら。
"健脚行“と"ピラミッドのヘソ“の爽快感がよかった。
かまぼこ新聞のシュールでグダグダサブカルテイストと比べて都市伝説のような怖い話、でもなんか落語のようなオチのある可笑しさ。
当時、灘高の人が頭が良すぎて変わってるという話は中島らもから知った。30年経って都市伝説になった話もあるのではないかしら、ジョンレノンの新譜発売を知ったらどういう反応したかしら。
"健脚行“と"ピラミッドのヘソ“の爽快感がよかった。
2019年1月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この人はエッセーの方が得意だと思った。けれど、内容はおもしろい
2013年5月15日に日本でレビュー済み
何冊も中島らもさんの本を読んできたけれど,らもさんは,小説を書くこともこんなに上手だったんだな〜と,本当に驚きました。すごい才能だったんだと再認識。『青春と読書』などいろいろなところに書かれた短編小説をまとめて,おそろしい宇宙ができあがっています。参ったなあ〜。いろいろなところに書いた短編をただまとめただけの小説集のはずなのに,こうして読むと,すんごいオムニバスになってるんですねえ。そういうことを計算して書いてらしたんですかねえ。プロというか,コロンでもただ起きないというか,案外セコイというか…。はは。そんな背景はどうでもいいけど,ともかく本書は全体で一冊の,一本の作品として成り立っています。
言葉とか文章の美しさ,物語の楽しみ…なんてことはそうそう考えないものですが,この本を読んでいると,そんなことを噛みしめたくなってきます。本書は傑作だと,アタクシは思います。生意気を言えば,アル中ネタの『今夜、すべてのバーで』よりも,こちらのほうがプロとしての凄さを感じさせてくれる作品です。文章を読んでいて,かなり視覚にくる。演劇的というか映像的というかシナリオ的というか,ありえないことをリアルに感じさせる力量に驚きます。
改めて,清志郎さんもそうだけど,私たちは,同時代の素敵な才能を失ってしまったんだなあと思ったことでした。階段から落っこちて…ってのがまた,らもさん。できすぎであります。
言葉とか文章の美しさ,物語の楽しみ…なんてことはそうそう考えないものですが,この本を読んでいると,そんなことを噛みしめたくなってきます。本書は傑作だと,アタクシは思います。生意気を言えば,アル中ネタの『今夜、すべてのバーで』よりも,こちらのほうがプロとしての凄さを感じさせてくれる作品です。文章を読んでいて,かなり視覚にくる。演劇的というか映像的というかシナリオ的というか,ありえないことをリアルに感じさせる力量に驚きます。
改めて,清志郎さんもそうだけど,私たちは,同時代の素敵な才能を失ってしまったんだなあと思ったことでした。階段から落っこちて…ってのがまた,らもさん。できすぎであります。
2012年12月14日に日本でレビュー済み
中島らも「人体模型の夜」を読了。人体に関連したオムニバスホラー。物凄く怖い作品もあるし、そうでもない、ちょっとひねったホラーもあります。でも個人的に一番印象深いのはプロローグ。少し前に良く見ていた夢が読了の瞬間、蘇ってきました。今となっては私の頭の中ではこの夢か現実か判らなくなっているのです。そのイメージが湧き上がったことが一番怖く、印象に残りました。超個人的な話でスミマセン。
2018年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
推理小説を期待して買ってしまった。この筆者独特の書き方を好きなでないと辛いと思う(私は15分で離脱)。逆に好きなら筆者のどのジャンルでも楽しめるんじゃないかな。
2006年10月2日に日本でレビュー済み
タイトル、インパクトありすぎ。
おもわず本屋で見かけて、思わず手に取った一冊。僕はまだ小学生だったよ。今でもこの本は大切に持ってる。
妖しく哀しく少しだけ懐かしい。
そんな短編がぎっしりと詰まった、想いの玉手箱。
開けたら最後、自分の中身が吸い出されてしまいます。
「貴子の胃袋」で、お父さんが
「悪魔なら殺してもいいのか?」て問うところが好き。
おもわず本屋で見かけて、思わず手に取った一冊。僕はまだ小学生だったよ。今でもこの本は大切に持ってる。
妖しく哀しく少しだけ懐かしい。
そんな短編がぎっしりと詰まった、想いの玉手箱。
開けたら最後、自分の中身が吸い出されてしまいます。
「貴子の胃袋」で、お父さんが
「悪魔なら殺してもいいのか?」て問うところが好き。