主君死後2年の歳月を経て、本懐を遂げる。忠臣による仇討ちは当時の江戸庶民のみならず、現代に生きる我々にも感動を与えてくれる。
勧善懲悪の物語。
意識の高い同志を選りすぐり、困難な事業に取り組む。
大石内蔵助のリーダーとしての魅力と器量。
混迷の現代社会に大いなる示唆を…
温故知新の箴言が鮮やかに甦る。
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赤穂浪士(上) (赤穂浪士) (集英社文庫) 文庫 – 1998/10/20
大佛 次郎
(著)
時は元禄14年、江戸城松の廊下の刃傷事件で赤穂藩主、浅野内匠頭は切腹。主君の怨みを晴らすために敵を欺き、忍耐を重ねた赤穂浪士47人の復讐劇を、堀田隼人や蜘蛛の陣十郎を加えて活写した大作。
- 本の長さ624ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日1998/10/20
- ISBN-104087488667
- ISBN-13978-4087488661
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (1998/10/20)
- 発売日 : 1998/10/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 624ページ
- ISBN-10 : 4087488667
- ISBN-13 : 978-4087488661
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,053,476位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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明治30(1897)年、横浜市生れ。本名・野尻清彦。長兄は英文学者の野尻抱影。大正10(1921)年、東京帝国大学政治学科を卒業後、鎌倉高等女学 校(現・鎌倉女学院高等学校)教師となったが、翌年外務省条約局勤務(嘱託)に。13年、鎌倉の大仏の裏手に住んでいたことに由来する大佛次郎の筆名で、 「隼の源次」、ついで「鞍馬天狗」シリーズ第一作「鬼面の老女」を発表、作家活動をはじめる。昭和48(1973)年4月30日逝去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 天皇の世紀〈7〉 (ISBN-13: 978-4167773878 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年1月10日に日本でレビュー済み
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赤穂浪士の定番です。丹念に読みたいです。文脈からの味わいがそこにあるように思うのです。
2016年2月5日に日本でレビュー済み
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まだ読んではないけど、とてもキレイな本でした。読む前からわくわくしますね。
2009年4月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
結婚式の帰りにふらっと泉岳寺に立ち寄ったところから忠臣蔵に興味を持ち手に取りました。
上下巻あわせて1400ページを超える分量には、読みきれるかどうか多少の不安もありましたが、その不安を吹き飛ばす面白さで、相当なスピードで読みきってしまいました。
浅野内匠頭が切腹を申し付けられたことに対する復讐を成し遂げるため、赤穂浪士が結束し、吉良上野介邸に討ち入りを果たす。
と書いてしまうとありきたりな感じですが、多くの登場人物の策略があり、また、江戸、京都、赤穂と舞台を変えながら物語が進展していくので、起伏に富んでおり飽きません。
"家"の存続を巡って執念を燃やすところなど元禄という時代を映していそうでその時代の雰囲気に入り込んだような気になりました。
ただ、浅野内匠頭がどれほどすばらしい統領だったかの記述が少ないため、登場人物への感情移入ができなかった面もありました。
数ある忠臣蔵小説ではじめて読んだ本ですが、是非読んでもらいたいとお勧めできる一冊です。
上下巻あわせて1400ページを超える分量には、読みきれるかどうか多少の不安もありましたが、その不安を吹き飛ばす面白さで、相当なスピードで読みきってしまいました。
浅野内匠頭が切腹を申し付けられたことに対する復讐を成し遂げるため、赤穂浪士が結束し、吉良上野介邸に討ち入りを果たす。
と書いてしまうとありきたりな感じですが、多くの登場人物の策略があり、また、江戸、京都、赤穂と舞台を変えながら物語が進展していくので、起伏に富んでおり飽きません。
"家"の存続を巡って執念を燃やすところなど元禄という時代を映していそうでその時代の雰囲気に入り込んだような気になりました。
ただ、浅野内匠頭がどれほどすばらしい統領だったかの記述が少ないため、登場人物への感情移入ができなかった面もありました。
数ある忠臣蔵小説ではじめて読んだ本ですが、是非読んでもらいたいとお勧めできる一冊です。
2020年7月26日に日本でレビュー済み
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大佛次郎著『赤穂浪士』
大石内蔵助ら赤穂藩の家臣達による主君の敵討ちを描いた時代小説。
武士に昔の気魄がなくなった時世に、犠牲と忍従の昔からの武士道と、武士を制度の擁護者とした新しい武士道の対決を描いています。
「並の人間なら支配を受けるより他はない境遇に向って逆に克服して節を守る」という武士の姿勢が美しい時代小説。
大石内蔵助ら赤穂藩の家臣達による主君の敵討ちを描いた時代小説。
武士に昔の気魄がなくなった時世に、犠牲と忍従の昔からの武士道と、武士を制度の擁護者とした新しい武士道の対決を描いています。
「並の人間なら支配を受けるより他はない境遇に向って逆に克服して節を守る」という武士の姿勢が美しい時代小説。
2008年3月17日に日本でレビュー済み
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緻密な考証と揺るぎない筆致で、歴史群像を描かせれば今なお巨星と言える筆者の「忠臣蔵」。期待しないわけにはいきません。そしてその期待は裏切られません。
「忠臣蔵」としての解釈は、執筆当時としては当然ながら、オーソドックスそのものです。
吉良=開明君主あるいは吉良邸討ち入り=当時の幕閣の陰謀・使嗾説、あるいは大石達はとある藩に召抱えられることを期待して討ち入りしたetc...などの「新説」「新解釈」は全くなく、吉良はあくまで小心・強欲の老人であり、大石は苦悩しながらも亡主への想いを胸に抱き戦い続ける旧き時代の「武士」です。
そして、新奇な他の「新説・忠臣蔵」など寄せ付けない圧倒的な迫力と細密な描写で読者をぐいぐい引き込んでいきます。オリジナルの登場人物も無理なく物語りに溶け込み、実在の人物と織りあわされる糸のように「忠臣蔵」世界を彩っていきます。
ひとつ申し上げなければならないのは、オーソドックスな忠臣蔵ではあっても、決して凡庸な忠臣蔵ではない、ということです。大石も含め、浪士たちは多くは迷い、日々の人生に鼻面を引き回され、それでもなお首を昂然と持ち上げて高い視線を保とうとしています。
その生き方は、決して「武士道」とか「誇り」とか「信念」などというキーワードだけで簡単に表現できるものではなく、筆者はあくまで「人間」として登場人物を扱い、繊細かつ深い描写で人々を造形していきます。弱さを含んだ「人間」たちのドラマですから、単純な勧善懲悪では当然ありません。
なお、上巻では架空の登場人物(浪人・堀田隼人や、敵か味方か正体不明の女・お仙など)が躍動していて、楽しく読めます。
「忠臣蔵」としての解釈は、執筆当時としては当然ながら、オーソドックスそのものです。
吉良=開明君主あるいは吉良邸討ち入り=当時の幕閣の陰謀・使嗾説、あるいは大石達はとある藩に召抱えられることを期待して討ち入りしたetc...などの「新説」「新解釈」は全くなく、吉良はあくまで小心・強欲の老人であり、大石は苦悩しながらも亡主への想いを胸に抱き戦い続ける旧き時代の「武士」です。
そして、新奇な他の「新説・忠臣蔵」など寄せ付けない圧倒的な迫力と細密な描写で読者をぐいぐい引き込んでいきます。オリジナルの登場人物も無理なく物語りに溶け込み、実在の人物と織りあわされる糸のように「忠臣蔵」世界を彩っていきます。
ひとつ申し上げなければならないのは、オーソドックスな忠臣蔵ではあっても、決して凡庸な忠臣蔵ではない、ということです。大石も含め、浪士たちは多くは迷い、日々の人生に鼻面を引き回され、それでもなお首を昂然と持ち上げて高い視線を保とうとしています。
その生き方は、決して「武士道」とか「誇り」とか「信念」などというキーワードだけで簡単に表現できるものではなく、筆者はあくまで「人間」として登場人物を扱い、繊細かつ深い描写で人々を造形していきます。弱さを含んだ「人間」たちのドラマですから、単純な勧善懲悪では当然ありません。
なお、上巻では架空の登場人物(浪人・堀田隼人や、敵か味方か正体不明の女・お仙など)が躍動していて、楽しく読めます。
2011年2月5日に日本でレビュー済み
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予定通りに問題なく手に入れることができました。
表紙の絵は違いましたので、気にされる方は要注意です。
中身は大仏次郎の表現がまどろっこしい感じがしますが
問題については多角的に捕らえていて、大変に面白かったです。
表紙の絵は違いましたので、気にされる方は要注意です。
中身は大仏次郎の表現がまどろっこしい感じがしますが
問題については多角的に捕らえていて、大変に面白かったです。