夫がありながらパトロン(艶っぽい言葉!)をもつ。
できれば伴侶として選んだ夫に「女」の部分もずっと引き出してくれたらと願うのは「女」のエゴなのだろうか?
恋愛と日常・・女はたくさんの顔を持って生きていく生き物なのかも?
そんな事を考えながら読みました。
でも、行間からにじみでるような「甘い」感じ・・
やっぱりトキメキって大切かも?
どんどん魅力的になる主人公「アキラ」が素敵です。
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恋にあっぷあっぷ (集英社文庫) 文庫 – 1988/4/20
田辺 聖子
(著)
結婚5年目、31歳の人妻アキラは高級ブティックに勤めはじめ、大ブルジョアの中年紳士・鷹野氏に一目ぼれしてしまった…。贅沢な匂いがただよう大人のラブ・ストーリー。(解説・山崎洋子)
- 本の長さ312ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日1988/4/20
- ISBN-104087493210
- ISBN-13978-4087493214
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (1988/4/20)
- 発売日 : 1988/4/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 312ページ
- ISBN-10 : 4087493210
- ISBN-13 : 978-4087493214
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,474,099位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1928年3月27日大阪生まれ。樟蔭女専国文科卒。56年「虹」で大阪市民文芸賞。64年「感傷旅行」で第50回芥川賞、『花衣ぬぐやまつわる…』で女流文学賞、『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞をそれぞれ受賞する。2008年文化勲章受章(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 愛してよろしいですか? (ISBN-13: 978-4087465785 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年11月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
10年以上も前から何度も繰り返し読んでも、そのたびに新鮮な気持ちになります。
大人の女性が夢にみるようなロマンチックな情景もそこここに散りばめられていて、
詳細なディティールまでおいしくなめるように楽しんでしまいます。
レースのショール、シルクのサマードレス、ふわふわのミンクのケープ!!
紅茶色のバラ(ジュリアかな?)、雪の中ぎゅっと抱きしめてくれる恋人。。。
まだ若かった私はすべて手に入れようと密かに決心しましたとも!
最後のアキラが一人でミンクのケープをまとって背中を伸ばして歩く姿が、ずーんと心に響きます。
『しまい忘れの自分』がまだ、この年齢になってもあるようで、そういう希望ももらえる
お聖さんの傑作です。
(恥ずかしながらミンクのケープは自腹で買ってしまいました)
大人の女性が夢にみるようなロマンチックな情景もそこここに散りばめられていて、
詳細なディティールまでおいしくなめるように楽しんでしまいます。
レースのショール、シルクのサマードレス、ふわふわのミンクのケープ!!
紅茶色のバラ(ジュリアかな?)、雪の中ぎゅっと抱きしめてくれる恋人。。。
まだ若かった私はすべて手に入れようと密かに決心しましたとも!
最後のアキラが一人でミンクのケープをまとって背中を伸ばして歩く姿が、ずーんと心に響きます。
『しまい忘れの自分』がまだ、この年齢になってもあるようで、そういう希望ももらえる
お聖さんの傑作です。
(恥ずかしながらミンクのケープは自腹で買ってしまいました)
2012年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
田辺聖子さんの本、特に恋愛物を読破しようとこの本を購入しました。主人公の行動は世の中てきにはどろどろしたものなのですが、聖子さん独特のさらりとした大阪弁で軽ろやかに明るく恋する女性の心理が描かれていて。何歳になっても人を好きになれるし、いつまでも恋する柔軟性や好奇心をもっていたいなと思いました。読後感がすがすがしい。
2005年1月20日に日本でレビュー済み
田辺さんの小説の楽しさは、魅力的な男、魅力的な女。
そして、ロマンチックなデティールではないでしょうか。
この本の主人公アキラは、一見平凡な主婦。
けれど、愛された男性には「まるで妖精のよう」と言われる女性なのです。
女なら、誰でも自分は「本当はこんな魅力があるのよ」と密かに思う部分があるもの。
アキラは、夢を見させてくれるヒロインです。
頼りがいのある夫。可愛くて話のあう隣に住む男性。
ひょんなことから勤めることになったブティックに現れた、大金持ちの男。(彼は巨体で容貌魁偉なのですが、アキラは彼の魂の美しさに気づいています)
三人の男たちが、彼女を愛し、支えてくれます。
といっても、アキラは器用に薄汚いつきあいをする女性ではありません。
潔く、自分の心に正直に愛を貫きます。
愛する人とのひとときは幸せだけれどもはかない。
だから人は好きな人に優しくしなければ…
そんな気持ちになりました。
田辺さんの作品では、交わされる会話のしゃれた味も魅力の一つです。
消え去っていってしまうものですが、会話は人生の宝物と思い知らされます。
プレゼントされるふわふわのミンクのケープ。
別荘から見る夜の景色。
雪の夜の薔薇の花束。
そんなデティールも、一つ一つ、心に残っています。
そして、ロマンチックなデティールではないでしょうか。
この本の主人公アキラは、一見平凡な主婦。
けれど、愛された男性には「まるで妖精のよう」と言われる女性なのです。
女なら、誰でも自分は「本当はこんな魅力があるのよ」と密かに思う部分があるもの。
アキラは、夢を見させてくれるヒロインです。
頼りがいのある夫。可愛くて話のあう隣に住む男性。
ひょんなことから勤めることになったブティックに現れた、大金持ちの男。(彼は巨体で容貌魁偉なのですが、アキラは彼の魂の美しさに気づいています)
三人の男たちが、彼女を愛し、支えてくれます。
といっても、アキラは器用に薄汚いつきあいをする女性ではありません。
潔く、自分の心に正直に愛を貫きます。
愛する人とのひとときは幸せだけれどもはかない。
だから人は好きな人に優しくしなければ…
そんな気持ちになりました。
田辺さんの作品では、交わされる会話のしゃれた味も魅力の一つです。
消え去っていってしまうものですが、会話は人生の宝物と思い知らされます。
プレゼントされるふわふわのミンクのケープ。
別荘から見る夜の景色。
雪の夜の薔薇の花束。
そんなデティールも、一つ一つ、心に残っています。