舞台の海辺のアットホームな会員制ホテル。 毎年夏に集まる「大人」な人たちの美食を囲んだ会話。
人が次々と殺されていくが、なんとも軽い景色を想像させる。
登場人物の女性たちに会ってみたくなる

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フェミニズム殺人事件 (集英社文庫) 文庫 – 1993/2/19
筒井 康隆
(著)
夏の南紀、サロン的雰囲気にみちた高級リゾートホテルで起きた連続殺人。警察の厳重な警戒の中、また1人、密室殺人の犠牲になる…。奇抜なトリックを駆使した推理小説。(解説・野口武彦)
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日1993/2/19
- ISBN-104087498921
- ISBN-13978-4087498929
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (1993/2/19)
- 発売日 : 1993/2/19
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 320ページ
- ISBN-10 : 4087498921
- ISBN-13 : 978-4087498929
- Amazon 売れ筋ランキング: - 842,255位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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1934(昭和9)年、大阪市生れ。同志社大学卒。
1960年、弟3人とSF同人誌〈NULL〉を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が〈宝石〉に転載される。1965年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。1981年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989(平成元)年、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年、『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1997年、パゾリーニ賞受賞。他に『家族八景』『邪眼鳥』『敵』『銀齢の果て』『ダンシング・ヴァニティ』など著書多数。1996年12月、3年3カ月に及んだ断筆を解除。2000年、『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年10月28日に日本でレビュー済み
美食家ばかりが集まった南紀のホテルで起こる連続殺人事件。「富豪刑事」を習作、「ロートレック荘事件」を超絶ミステリとすれば、本作は並の本格ミステリ。
上流階級を描く筒井一流の筆致は楽しめるが、密室の謎があまりに安易なのでミステリ的に楽しみたいと思うとガッカリする。南紀のホテル周辺の高級住宅街の生態が描けていると言えば言えるが。また、本作に登場する主な人物は一年前にも集まっているのだが、一年前に何かがあった事を盛んにほのめかす。そんなの想像が付くって。
上流階級を描く筒井一流の筆致は楽しめるが、密室の謎があまりに安易なのでミステリ的に楽しみたいと思うとガッカリする。南紀のホテル周辺の高級住宅街の生態が描けていると言えば言えるが。また、本作に登場する主な人物は一年前にも集まっているのだが、一年前に何かがあった事を盛んにほのめかす。そんなの想像が付くって。
2001年9月9日に日本でレビュー済み
SF等に健筆をふるう筒井康隆の本格推理小説。南紀の会員制リゾートホテルに集まった客たちが連続殺人事件にまきこまれるという筋。 題名にもあるように、登場人物が「フェミニズム」に関する議論を戦わせる場面がおもしろい。名著『文学部唯野教授』と同時期に書かれたそうで、著者のフェミニズムへの考え方が垣間見えるようで興味深い。
ま、そんなこと抜きにしても充分楽しめるミステリです。
ま、そんなこと抜きにしても充分楽しめるミステリです。