87才の母親に購入。
昔TVドラマで見ていたので、登場人物などイメージし易く懐かしく、とても面白いと、喜んでもらえました。
字が小さめだったようですが、楽しく読み進めたみたいです。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
女と味噌汁 (集英社文庫) 文庫 – 1979/8/20
平岩 弓枝
(著)
芸者てまりは底ぬけにお人好し。そのうえ男まさりのしっかり者。芸者稼業のかたわらライトバンで味噌汁屋を始めた―。下積みの人びとの心温まる人情を写し出す傑作ドラマ。(解説・伊東昌輝)
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日1979/8/20
- ISBN-10408750252X
- ISBN-13978-4087502527
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 集英社 (1979/8/20)
- 発売日 : 1979/8/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 216ページ
- ISBN-10 : 408750252X
- ISBN-13 : 978-4087502527
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,077,170位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
東京生まれ。日本女子大学国文科卒業。
戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』で第41回直木賞を受賞。’91年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。小説、脚本、舞台演出と多方面に活躍(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 はやぶさ新八御用旅(四) (ISBN-13: 978-4062765145 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
27グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年12月25日に日本でレビュー済み
1979(昭和54年)初版とあるが、1965年の書き下ろしで、同年にドラマ化されたもの。
従って舞台は、昭和40年の東京、新宿の十二社辺りと推測される。
昔の物語のようだが、女心、男の言動、専業主婦の言い分、親族の口出し等々、
現在に通じることが、思いのほか多く、飽きさせずに読ませる。
ドラマとは「はなのや」の女将と小桃以外は、所属する芸者の数や、名前は同じでも性格設定の違いがあり、
ドラマほどやかましくも、かしましくも、ない。
主人公の室戸千佳子は、置屋「はなのや」の看板芸者。この地には珍しく借金なしに芸者になった。
第一話は、お座敷の客と昵懇になり、主人公のアパートと朝を迎え、男のハンカチなどにアイロンを当て、
熱々の味噌汁と朝食、お茶を馳走した。男はいたく気に入り味噌汁を3杯もお代わりした後、
千佳子が応募するテレビの懸賞の葉書を投函しておくと取り上げ、1万円を渡して外へ出た。
次の日曜、男の妻が千佳子の元に怒鳴り込んできて、…。
第二話は、味噌汁を中心とした店を持ちたいと願う千佳子が、まず実現できることから、と、ライトバンで
の出店を考え、衛生面の相談を客に持ちかける一方、免許証取得に向かって行動を起こす。
贔屓の代議士が紹介した弁護士の家に書類を受け取りに行った千佳子は、そこで弁護士の母の
漬け物に感動し、漬け方を教わるが…。
第三話は、突然、母違いの弟が千佳子を訪ねてきた。亡父の日記から「はなのや」を知り、姉に会いに来た。
東京で医師のインターンをしている弟との交流、さらに贔屓のやもめの医者からの求婚、
弟に惚れてしまった芸者の妹分の小桃への思いと、医者の姉の来訪で…。
第四話は、小学校の同窓会で再会した、出世をひけらかす勉と、浅草橋で下駄屋を継いだ正二。
勉はすぐにてまり(千佳子)に座敷を掛け、くどうこうとするが、千佳子には違和感があった。
正二は、鼻緒のすげ替え、下駄の歯つぎといった、履き捨て時流の職人が嫌がる仕事をきっちり
丁寧に仕上げる。心揺れる千佳子の元へ、保険の外交員をしている同窓の一代が勧誘に来て…。
従って舞台は、昭和40年の東京、新宿の十二社辺りと推測される。
昔の物語のようだが、女心、男の言動、専業主婦の言い分、親族の口出し等々、
現在に通じることが、思いのほか多く、飽きさせずに読ませる。
ドラマとは「はなのや」の女将と小桃以外は、所属する芸者の数や、名前は同じでも性格設定の違いがあり、
ドラマほどやかましくも、かしましくも、ない。
主人公の室戸千佳子は、置屋「はなのや」の看板芸者。この地には珍しく借金なしに芸者になった。
第一話は、お座敷の客と昵懇になり、主人公のアパートと朝を迎え、男のハンカチなどにアイロンを当て、
熱々の味噌汁と朝食、お茶を馳走した。男はいたく気に入り味噌汁を3杯もお代わりした後、
千佳子が応募するテレビの懸賞の葉書を投函しておくと取り上げ、1万円を渡して外へ出た。
次の日曜、男の妻が千佳子の元に怒鳴り込んできて、…。
第二話は、味噌汁を中心とした店を持ちたいと願う千佳子が、まず実現できることから、と、ライトバンで
の出店を考え、衛生面の相談を客に持ちかける一方、免許証取得に向かって行動を起こす。
贔屓の代議士が紹介した弁護士の家に書類を受け取りに行った千佳子は、そこで弁護士の母の
漬け物に感動し、漬け方を教わるが…。
第三話は、突然、母違いの弟が千佳子を訪ねてきた。亡父の日記から「はなのや」を知り、姉に会いに来た。
東京で医師のインターンをしている弟との交流、さらに贔屓のやもめの医者からの求婚、
弟に惚れてしまった芸者の妹分の小桃への思いと、医者の姉の来訪で…。
第四話は、小学校の同窓会で再会した、出世をひけらかす勉と、浅草橋で下駄屋を継いだ正二。
勉はすぐにてまり(千佳子)に座敷を掛け、くどうこうとするが、千佳子には違和感があった。
正二は、鼻緒のすげ替え、下駄の歯つぎといった、履き捨て時流の職人が嫌がる仕事をきっちり
丁寧に仕上げる。心揺れる千佳子の元へ、保険の外交員をしている同窓の一代が勧誘に来て…。
2016年4月13日に日本でレビュー済み
主人公・千佳子は芸者なのに歌や踊りの芸はサッパリで、自由恋愛の方(警察が取り締まりたがる方)がお得意でちょっと計算高い一面もありますが、それはご愛嬌というやつで、味噌汁の店を開くという夢の為に頑張る女性でもあります。
客の奥さんに襲撃されたので撃退(この時のセリフは秀逸)したかと思えば和解したり、ライトバンでの移動販売をするために運転免許を取得しようと悪戦苦闘したりします。店を開けば後輩芸者の恋話に巻き込まれたり、いい歳して自身が恋の話になったりもします。女一人でといえば誤謬があるかも知れませんが、何事にもポジティブな千佳子の生き様は現代の人にとっても魅力的だと思います。
客の奥さんに襲撃されたので撃退(この時のセリフは秀逸)したかと思えば和解したり、ライトバンでの移動販売をするために運転免許を取得しようと悪戦苦闘したりします。店を開けば後輩芸者の恋話に巻き込まれたり、いい歳して自身が恋の話になったりもします。女一人でといえば誤謬があるかも知れませんが、何事にもポジティブな千佳子の生き様は現代の人にとっても魅力的だと思います。