この世界や人生の全てが集約されている
若い頃に読んだ時には「へー」くらいの感想だったが、年齢を重ねた今再び読んでみると身にしみる事ばかり、特に時間の経過が短い詩の中にたくみに織り込まれていてスッと身に染みてきて、取り返せない時、取り返せないがそれに抗う人生、虚無感に身が震える
ボードレールは時を恐れ時を尊敬し大切にしている人ではなかったのかと感じます
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悪の華 (集英社文庫) 文庫 – 1991/4/17
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悪は美にまで高められる。破滅的な人生を送った詩人が、自らの魂の遍歴を謳った詩集。1857年、発売と同時に風俗壊乱の罪に問われるが、ユゴーなどからは賞讃された。(解説・安藤元雄)
- ISBN-104087601978
- ISBN-13978-4087601978
- 出版社集英社
- 発売日1991/4/17
- 言語日本語
- 本の長さ420ページ
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (1991/4/17)
- 発売日 : 1991/4/17
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 420ページ
- ISBN-10 : 4087601978
- ISBN-13 : 978-4087601978
- Amazon 売れ筋ランキング: - 149,999位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 194位フランス文学研究
- - 257位外国詩
- - 301位戯曲・シナリオ (本)
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2018年12月26日に日本でレビュー済み
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何書いてあんのか全然わかんね
やっぱ頭いい奴とか、センスある奴が買うべきだよね。
やっぱ頭いい奴とか、センスある奴が買うべきだよね。
2020年4月21日に日本でレビュー済み
30年ぶり再読。仄めかしに留めた性的逸脱/まだ芳醇でない薬物嗜癖(これは『人工楽園』で補うとして)、以外は退廃を網羅。
2003年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ボードレール「悪の華」は旧くは上田敏から、堀口大学、鈴木信太郎・・・数々あれど、現代の感覚に一番、しっくり来るのはこの安藤訳ではなかろうか、と私は思います。詰まらない現実から、どうやって抜け出すか?からだを痛めつけてまで詩作したボードレールのほとばしる言葉の数々に胸、打ち、痛みます。恐らく今後、こういった芸術家は、出て来ないでしょう。何遍も繰り返し読んで行きたい詩集です。
2012年4月8日に日本でレビュー済み
オスカー読んだら、ボードレールっしょ! いやあ、耽美。 悪の華か。悪か? 正義ではないわな。 ただ、愛しただけだ。
2013年3月23日に日本でレビュー済み
他の方は安藤氏の訳を高く評価しているが、私には彼の訳には違和感を覚えた。
例えば、最初の「読者に」において、彼は、「愚行、あやまち、罪、出し惜しみ、」と訳している。これは、「愚行と錯誤、罪業と貪欲」と訳すべきであろう。特に「出し惜しみ」という語が気に入らない、これは「貪欲」としないと悪の華らしくないであろう。
消毒された「悪の華」を読んでも面白くない。
例えば、最初の「読者に」において、彼は、「愚行、あやまち、罪、出し惜しみ、」と訳している。これは、「愚行と錯誤、罪業と貪欲」と訳すべきであろう。特に「出し惜しみ」という語が気に入らない、これは「貪欲」としないと悪の華らしくないであろう。
消毒された「悪の華」を読んでも面白くない。
2007年11月20日に日本でレビュー済み
ボードレールは耽美主義だとかいう前評判を聞いていましたが、
この詩集を通読してみて、思った以上に作品中での人間の肉の感触を意識させられました。
詩の多くが女性の肉体美関連のものです。時々プラトニックラブの詩もありますが、
全体としてボードレールが徹底して女体を描こうとしていると感じました。
精神的な愛に比べて卑下されやすい肉欲を、開き直ったようにがっちりと書いている点、
やはり只者ではないのだなぁ、と思わされます。
この詩集には初版本から猥褻を理由に削除された詩篇も載っていて、非常に良いです。
注)
このレビューは集英社文庫版『悪の華』の評価です。
なぜか新潮文庫版『悪の華』のレビュー欄にも表示されるようになってしまったので、
誤解なさいませんようお願い申し上げます。
この詩集を通読してみて、思った以上に作品中での人間の肉の感触を意識させられました。
詩の多くが女性の肉体美関連のものです。時々プラトニックラブの詩もありますが、
全体としてボードレールが徹底して女体を描こうとしていると感じました。
精神的な愛に比べて卑下されやすい肉欲を、開き直ったようにがっちりと書いている点、
やはり只者ではないのだなぁ、と思わされます。
この詩集には初版本から猥褻を理由に削除された詩篇も載っていて、非常に良いです。
注)
このレビューは集英社文庫版『悪の華』の評価です。
なぜか新潮文庫版『悪の華』のレビュー欄にも表示されるようになってしまったので、
誤解なさいませんようお願い申し上げます。
2021年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
難解であるが、それを頭で理解しようとしてはならない。
この淫らで、妖しい響きをもつ悪の華は、朗読してこそ味わい深い。
それは、訳文の素晴らしさによるところも大きいと思う。
この淫らで、妖しい響きをもつ悪の華は、朗読してこそ味わい深い。
それは、訳文の素晴らしさによるところも大きいと思う。