このシリーズで、この『薄明」だけが絶版です。これは何とか復刊して欲しいですね。
それはともかく、今回はかなり新本に近い状態でおくっていただき、感謝です。
¥1,760¥1,760 税込
ポイント: 18pt
(1%)
配送料 ¥480 6月15日-17日にお届け
発送元: 現在発送にお時間を頂戴しております。創業15年の信頼と実績。采文堂書店 販売者: 現在発送にお時間を頂戴しております。創業15年の信頼と実績。采文堂書店
¥1,760¥1,760 税込
ポイント: 18pt
(1%)
配送料 ¥480 6月15日-17日にお届け
発送元: 現在発送にお時間を頂戴しております。創業15年の信頼と実績。采文堂書店
販売者: 現在発送にお時間を頂戴しております。創業15年の信頼と実績。采文堂書店
¥157¥157 税込
ポイント: 2pt
(1%)
配送料 ¥300 6月3日-7日にお届け
発送元: はじっこブックス【東京都より平日は毎日発送致します】 販売者: はじっこブックス【東京都より平日は毎日発送致します】
¥157¥157 税込
ポイント: 2pt
(1%)
配送料 ¥300 6月3日-7日にお届け
発送元: はじっこブックス【東京都より平日は毎日発送致します】
販売者: はじっこブックス【東京都より平日は毎日発送致します】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
永遠の故郷――薄明 単行本 – 2009/2/5
吉田 秀和
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,760","priceAmount":1760.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,760","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"479oTOl5AnM1fXOuo%2BE5z1hsnSVO9On5aL6lFJE9MJ71RikzlYpL9zK7GpUD6VWIgFHFx%2FEb6o0yTKNycyxxVvIvAL5Qax38riq2v7HfpUpipwK2a0E8wJP6%2F4V6gwnIvrdOr8Zz1CbF2W07mkP7%2BNn29Admqqc9gAAg6tc3v8reoIwiKbz85A%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥157","priceAmount":157.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"157","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"479oTOl5AnM1fXOuo%2BE5z1hsnSVO9On5JazOWIXPfzXZJfWuzBbWtg6RwZXiLBouTdk9hZVakRZbFiFH1g7hMG2ldFhTeWx%2FZq6fvTBacQ24EMN2KTao6frLb7lOHO1tVGIPtNhoaScqYwfPY8rWN2CcmVioWYeE%2BZhXG3qzYPdw3TMrTUnIag%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
至高の音楽エッセイ第2弾。
頬をなでてゆく柔らかな風のようなフランス歌曲の魅力。詩が、旋律が呼びさます忘れられないあの日、あの場所の記憶。歌の中に心を感じ、心を見、心を聴く、瑞々しい批評精神の新たなる到達点。
頬をなでてゆく柔らかな風のようなフランス歌曲の魅力。詩が、旋律が呼びさます忘れられないあの日、あの場所の記憶。歌の中に心を感じ、心を見、心を聴く、瑞々しい批評精神の新たなる到達点。
- 本の長さ160ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2009/2/5
- ISBN-104087712524
- ISBN-13978-4087712520
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 永遠の故郷――薄明
¥1,760¥1,760
6月 15 - 17 日にお届け
通常9~10日以内に発送します。
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
1913年東京生まれ。06年音楽評論で文化勲章。東大仏文科卒。水戸芸術館館長。48年斎藤秀雄らと「子供のための音楽教室」を創設、後の桐朋学園音楽科設立に参加、小澤征爾らを育てる。53年『主題と変奏』で指導的地位を確立。75年『吉田秀和全集』で大佛次郎賞、90年「わが国における音楽批評の確立」で朝日賞、93年『マネの肖像』で読売文学賞。NHKFM「名曲の楽しみ」朝日「展望」など、多くのファンを持つ。
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2009/2/5)
- 発売日 : 2009/2/5
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 160ページ
- ISBN-10 : 4087712524
- ISBN-13 : 978-4087712520
- Amazon 売れ筋ランキング: - 105,845位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,643位エッセー・随筆 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2021年8月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
吉田秀和の生涯最後の四部作は歌曲についてだ。2冊目は無邪気なビゼーの歌曲、ブラームス、ドビッシーに続いて本編ほとんどがパリのプーランクについて。彼はほとんどアポリネールとエリュアールの詩を使って作曲している。エロティックな香りと言うか即物的にもふんだんに織り込み異性を含めたしがらみ・・もちろん自然・植物・動物を含めた限りない世界。しかし一冊で触れる数十の曲を全てYoutubeで聴きながら読めるなんて、何てまあ便利な世の中になったこと。さあ、とうとうマーラーの歌曲に入っていった。
2020年7月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
プーランクがこの年齢の吉田にかくもビビッドに捉えられており、人の感性と年齢が衰えないことがあると希望を感じた。
2022年5月5日に日本でレビュー済み
吉田秀和(1913~2012)の「永遠の故郷~薄明~」は、吉田の死の4年前に書かれたエッセー集である。この本には、9編のエッセーが収められているのだが、そのうちの6編はFrancis Poulenc(1899~1963)を取り扱っているのだ。名著「名曲300選」(LP300選)では、Poulencについて8行も解説しておきながら、結局1曲も300選に取り上げなかったのに、こうして生涯最後のエッセー群ではPoulencが音楽を付した詩まで詳らかにしているのだから、実を言うとこの作曲家のことを気に入っていたのだろうか。Poulencの大ファンではないとしても、好きな作曲家のひとりとしている人間にとっては嬉しい限りである。
Poulencは生前、「私が死んだら墓の上に、『Gillaume Apollinaire(1880~1918)とPaul Eluard(1895~1952)の(詩に作曲した)音楽家、ここに眠る』と書いてもらえたら、あと言うことはない」と語っていたそうだ。Poulencは、生涯に139曲の歌曲を作曲したそうだが、Apollinaireは35曲、Eluardによる詩に作曲した作品は34曲、ということだから全歌曲のおおよそ半分の作品をこの2人の詩に拠っていることになる。Eluardでは、それに加えてシャンソンも7曲作曲しているのだから、大変なお気に入りである。そして吉田によれば、数だけではなく内容的にも重要らしい。この他に、Louise de Vilmorin(1902~1969)という女性詩人による詩からも13曲を作曲している。そして吉田は、このVilmorinについてエッセー一編をこの本で提供しているのだが、これがとてもすてきだ。
さて吉田はこの『……~薄明~』の第3番目のエッセー「雨に歌う」において、PoulencがApollinaireの詩に作曲した「Il Pleut 雨ぞ降る」を、Brahms、そしてDebussyの雨の捉え方と対比してエッセーを書いている。それは、Brahmsでは『8つの歌曲』からKlaus Groth(1819~1999)の詩による「雨の歌」作品59の3、DebussyではPaul Verlaine(1844~1896)の詩をもとに作曲した『忘れられた小唄』の第2曲「私の心に涙が落ちる」である。ならばApollinaireはというと、この「雨ぞ降る」は詩人の「カリグラム」(1913~1916)という詩集から7つの詩を選んで作曲した音楽のひとつなのだが、3人の詩人それぞれの詩がまったく異なった内容なので、曲想も途方もなく違ってくる。Brahmsが取り上げたGrothの詩は、激しい言葉を用いているようでいながら、実は子どもの頃の憧憬を描いている。一方Verlaineでは、雨のもたらす心の痛みが歌われる、何という美しい詩だろう。それに比べればApollinaireの詩は、戦争に出ている人間の詩である。絶望、とまでは言えないかもしれないが、暗さ漂う詩である。絶望まで行かないのは、2つの大戦を経験しているのにその音楽に暗澹たる雰囲気が垂れ込めることのないPoulencだからだろうか。
「~夕映~」ではSchubert、「~薄明~」ではPoulenc、という2人の作曲家をそれぞれのエッセーの中心に据え、まだ詳しく読んではいないのだが「~昼~」ではMahlerを扱っている。音楽と詩を題材とすることで、吉田の得意とするところが発揮されている。ところで、表紙のPaul Cezanne(1839~1906)の絵も、すばらしい。
Poulencは生前、「私が死んだら墓の上に、『Gillaume Apollinaire(1880~1918)とPaul Eluard(1895~1952)の(詩に作曲した)音楽家、ここに眠る』と書いてもらえたら、あと言うことはない」と語っていたそうだ。Poulencは、生涯に139曲の歌曲を作曲したそうだが、Apollinaireは35曲、Eluardによる詩に作曲した作品は34曲、ということだから全歌曲のおおよそ半分の作品をこの2人の詩に拠っていることになる。Eluardでは、それに加えてシャンソンも7曲作曲しているのだから、大変なお気に入りである。そして吉田によれば、数だけではなく内容的にも重要らしい。この他に、Louise de Vilmorin(1902~1969)という女性詩人による詩からも13曲を作曲している。そして吉田は、このVilmorinについてエッセー一編をこの本で提供しているのだが、これがとてもすてきだ。
さて吉田はこの『……~薄明~』の第3番目のエッセー「雨に歌う」において、PoulencがApollinaireの詩に作曲した「Il Pleut 雨ぞ降る」を、Brahms、そしてDebussyの雨の捉え方と対比してエッセーを書いている。それは、Brahmsでは『8つの歌曲』からKlaus Groth(1819~1999)の詩による「雨の歌」作品59の3、DebussyではPaul Verlaine(1844~1896)の詩をもとに作曲した『忘れられた小唄』の第2曲「私の心に涙が落ちる」である。ならばApollinaireはというと、この「雨ぞ降る」は詩人の「カリグラム」(1913~1916)という詩集から7つの詩を選んで作曲した音楽のひとつなのだが、3人の詩人それぞれの詩がまったく異なった内容なので、曲想も途方もなく違ってくる。Brahmsが取り上げたGrothの詩は、激しい言葉を用いているようでいながら、実は子どもの頃の憧憬を描いている。一方Verlaineでは、雨のもたらす心の痛みが歌われる、何という美しい詩だろう。それに比べればApollinaireの詩は、戦争に出ている人間の詩である。絶望、とまでは言えないかもしれないが、暗さ漂う詩である。絶望まで行かないのは、2つの大戦を経験しているのにその音楽に暗澹たる雰囲気が垂れ込めることのないPoulencだからだろうか。
「~夕映~」ではSchubert、「~薄明~」ではPoulenc、という2人の作曲家をそれぞれのエッセーの中心に据え、まだ詳しく読んではいないのだが「~昼~」ではMahlerを扱っている。音楽と詩を題材とすることで、吉田の得意とするところが発揮されている。ところで、表紙のPaul Cezanne(1839~1906)の絵も、すばらしい。
2009年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
80半ばを過ぎてこのように瑞々しい文章を書けるのはまさに奇跡的です。音楽の専門家ではないので、筆者自ら書いた音符が出てきてもそれを読み透す力はありませんが、筆者が心惹かれた歌曲の詩の翻訳や歌曲に対する想いの叙述には圧倒されます。「永遠の故郷」は昨年の「夜」篇に続く2冊目ですがあと2冊の刊行が楽しみです。