早稲田大学男子チアリーディングチーム「ショッカーズ」の
数々の演技をyoutube等で見て大いに魅了され、
「彼らの演技になぜこれほど心を動かされるのか?」の答を
見つけるためにこの本を手に取りました。
したがって私の評価★★★★★は他とは
異質であることをまずお断りしなくてはなりません。
小説としては登場人物すべてを十分描けていないですし、
文章でスタンツの技を表現するのは限界があるとも感じました。
しかし設定や描写が(チャラさ含め)リアルであり、
男子チアを立ち上げるという(実話の)挑戦への舞台裏に連れていかれる感覚を楽しめました。
男子チアのカッコ良さをもっと広く知って欲しい、
あるいは知りたいと思う人にとっては現状唯一無二の本となります。
朝井リョウ氏が 学生時代、モデルとなったショッカーズを
なんとか小説という形で記述したくなった気持ちはよく理解できます。
同世代で一番輝いている連中を誰よりも先に記 録したいという衝動があったのでしょうね。
実際早稲田祭のステージでショッカーズの跳躍、
リズムに圧倒された観客の反応はすさまじく、
黄色い声や雄叫びの混ざった歓声に応える様に
加速度的に技を繰り出しクライマックスに向けて駆け抜けていく様子はまさしく
この小説の最終章「2分30秒の先」そのものだなと思います。
また早稲田祭で引退する3年生一人ずつを
2年生の次期代表がMC付きでフィーチャーする演目があります。
本来のチア競技ではありえない演目ですが
小説の最終章で各メンバーの反省ノートを読み上げるようで現実と小説が完全にオーバーラップしました。
観客と笑顔でアイコンタクトを取ってからベースとスポットがお互いの肩を軽く叩いて肩に気合を入れて
一気にトップをトスアップする瞬間が一番好きです。
どうしようもなくまとまりのない奴らが
その時だけは一丸となる感じが男子チア独特のものなのかもしれません。
男子がチアをすることへの偏見や葛藤が当初はあったかもしれません。
しかし男子でしか成し得ないキレやバネの強さでそれらを一気に吹き飛ばし
観る者を一気に引き込む怒涛の迫力はすでにチアというよりも
音とリズムに合わせた跳躍パフォーマンスというべき
何か新しいジャンルを切り開いていると思えてなりません。
その瞬間に立ち会った感覚をこの小説は実によく描写できていると思います。
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チア男子!! 単行本 – 2010/10/5
朝井 リョウ
(著)
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男子チアリーダーたちの青春スポーツ群像劇
女子の世界だった大学チア界に、男子のみの新チームが旋風を巻き起こす!? 人を応援することで主役になれる世界で唯一の美しいスポーツ、チアの魅力も満載の、笑って泣ける傑作青春小説。書き下ろし。
女子の世界だった大学チア界に、男子のみの新チームが旋風を巻き起こす!? 人を応援することで主役になれる世界で唯一の美しいスポーツ、チアの魅力も満載の、笑って泣ける傑作青春小説。書き下ろし。
- 本の長さ392ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2010/10/5
- ISBN-104087713741
- ISBN-13978-4087713749
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2010/10/5)
- 発売日 : 2010/10/5
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 392ページ
- ISBN-10 : 4087713741
- ISBN-13 : 978-4087713749
- Amazon 売れ筋ランキング: - 884,777位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 228,713位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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岐阜県生まれ。小説家。
2009年『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。
2013年『何者』で第148回直木賞を受賞。
2014年『世界地図の下書き』で第29回坪田譲治文学賞を受賞。
2021年『正欲』で第34回柴田錬三郎賞を受賞。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年5月4日に日本でレビュー済み
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2016年10月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読破、まさかのチアリーディングを題材にした作品❗しかも男子( ̄▽ ̄;)最初はウォーターボーイズ系と思って読み進めていくうちに、真剣青春ものに変わっていく……
結構楽しめたね( ̄▽ ̄)=3
結構楽しめたね( ̄▽ ̄)=3
2015年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
運動する体育会の血を刺激されました。
身体に血が巡り始め、運動したくてたまらなくなってくるのです。
前の作品と比べる必要はありません。
これだけキャラをだしつつも銀と銅は別としてしっかり役割を書き分けて
青春させるというのは・・・いや、そっちではないですね。作者の文章力の批評をしたいのではないのです。
運動する青春の良さを伝える力としては、王道だし、時代を超えて通用するものがあると思います。
身体に血が巡り始め、運動したくてたまらなくなってくるのです。
前の作品と比べる必要はありません。
これだけキャラをだしつつも銀と銅は別としてしっかり役割を書き分けて
青春させるというのは・・・いや、そっちではないですね。作者の文章力の批評をしたいのではないのです。
運動する青春の良さを伝える力としては、王道だし、時代を超えて通用するものがあると思います。
2011年2月28日に日本でレビュー済み
「書きたい事も伝えたい事もございません…」と言ってのける作家がいる中で
伝えたい情熱、読んでもらいたい熱意、そして読者からお金を頂く事に対する
社会的責任感を抱き小説に向き合う、その姿勢は小説の善し悪し以前に素敵
で心の琴線に触れることでもあると思います。
男子チア部員は数多く登場しますがキャラ設定がしっかりしている為、読み
やすいと思います。
チアを通して揺れ動く感情(嫉妬、葛藤、憧憬など)は情景描写と共に寄り
添い、丁寧に小説を創り上げている感じを受けました。
「チアの専門的知識やトレーニング法」「練習によるコツの掴み方や怪我」
「合同練習時における互いの感情変化」などは、単なる情報収集といった形
で得られるものではなく著者の熱意、情熱、人柄の良さが相手に伝わった
結果得られたものだろうと感じます。
「伝えたいものがあるっ!」著者の叫びが私を心地良くさせてくれました。
Amazonで購入
「書きたい事も伝えたい事もございません…」と言ってのける作家がいる中で
伝えたい情熱、読んでもらいたい熱意、そして読者からお金を頂く事に対する
社会的責任感を抱き小説に向き合う、その姿勢は小説の善し悪し以前に素敵
で心の琴線に触れることでもあると思います。
男子チア部員は数多く登場しますがキャラ設定がしっかりしている為、読み
やすいと思います。
チアを通して揺れ動く感情(嫉妬、葛藤、憧憬など)は情景描写と共に寄り
添い、丁寧に小説を創り上げている感じを受けました。
「チアの専門的知識やトレーニング法」「練習によるコツの掴み方や怪我」
「合同練習時における互いの感情変化」などは、単なる情報収集といった形
で得られるものではなく著者の熱意、情熱、人柄の良さが相手に伝わった
結果得られたものだろうと感じます。
「伝えたいものがあるっ!」著者の叫びが私を心地良くさせてくれました。
2013年12月5日に日本でレビュー済み
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朝井リョウの作品の中ではおそらく最も長編で、一人の男性を描き切る珍しいスタイル、加えてリアリティというよりは起承転結やカタルシスを意識したドラマっぽい作りになっています。
でも私は「何者」「もういちど〜」「桐島〜」といった賞レース受けする作品以上に朝井リョウの熱量がこもった作品だと確信しています。
彼の作品の多くはダンス、映画監督、画家といった芸術志望のキャラが自分の興味のある芸術をつき進めるか、それとも社会になじむために諦めるかという岐路に立たされるというパターンが多く、誰かが批判しようと自分の興味のあることを突き進むことの大切さをこの時代に作家になることを目標にし続けていた朝井リョウが優しく応援するというスタンスが多いのです。
ただそういったメッセージは「今売れっ子作家として活躍する朝井リョウのメッセージ」という看板があるためどうしてもそのままの優しいメッセージとして受け入れるのは難しいです。それに比べチア男子では作者が学生時代に経験した応援団、生徒会長という「表舞台に立って誰かを全力で応援する」という経験をチアリーディングに置き換えて語る作者の経験に根付いたメッセージが強く響くため、ただの小奇麗にまとまったドラマと切り捨てるのはもったいない作品です。
あと桐島〜の解答を思わせる「勉学はいつだってできる。だけどこのメンバーでやるチアは、今しかできない。俺が突き抜けなければいけない苦悩は、勉学なんかじゃない。もっと人と付き合うこと。もっと自分の言葉で話すこと。」というセリフも作者がこの作品に込めた熱量を伺わせます。希望の灯だけをみせた桐島と打って変わって、思春期から大人へなるためにどう光り輝くかを示唆したこの作品は間違いなく朝井リョウの代表作の一つといえるでしょう。
でも私は「何者」「もういちど〜」「桐島〜」といった賞レース受けする作品以上に朝井リョウの熱量がこもった作品だと確信しています。
彼の作品の多くはダンス、映画監督、画家といった芸術志望のキャラが自分の興味のある芸術をつき進めるか、それとも社会になじむために諦めるかという岐路に立たされるというパターンが多く、誰かが批判しようと自分の興味のあることを突き進むことの大切さをこの時代に作家になることを目標にし続けていた朝井リョウが優しく応援するというスタンスが多いのです。
ただそういったメッセージは「今売れっ子作家として活躍する朝井リョウのメッセージ」という看板があるためどうしてもそのままの優しいメッセージとして受け入れるのは難しいです。それに比べチア男子では作者が学生時代に経験した応援団、生徒会長という「表舞台に立って誰かを全力で応援する」という経験をチアリーディングに置き換えて語る作者の経験に根付いたメッセージが強く響くため、ただの小奇麗にまとまったドラマと切り捨てるのはもったいない作品です。
あと桐島〜の解答を思わせる「勉学はいつだってできる。だけどこのメンバーでやるチアは、今しかできない。俺が突き抜けなければいけない苦悩は、勉学なんかじゃない。もっと人と付き合うこと。もっと自分の言葉で話すこと。」というセリフも作者がこの作品に込めた熱量を伺わせます。希望の灯だけをみせた桐島と打って変わって、思春期から大人へなるためにどう光り輝くかを示唆したこの作品は間違いなく朝井リョウの代表作の一つといえるでしょう。
2011年12月31日に日本でレビュー済み
『桐島、部活やめるってよ』の浅井リョウの青春スポ根小説!!
出来は微妙である。はっきり言って泣けなかった。
それぞれなにがしか心にとげを抱えたメンバー16名が猛練習を積みながら
各々の想いを乗り越えてチアリーデング全国選手権の舞台で一つになる。
一つ一つの心のとげはそれなりに重いが、一方で交わされる会話は軽妙で
泣いて笑ってという青春スポ根小説の“つぼ”はしっかりと押さえている作品である。
だが、あの『桐島、部活やめるってよ』を書いた“浅井リョウ”が本当にスポ根の世界を
あるいはチア男子というパフォーマンスを心の底から書きたいと思ったのだろうか?
劣りしものの悲しみを、優れしものの孤独を、友情を、親子愛を、兄弟愛を本当に彼は書きたかったのだろうか?
どうしてもそこに本音ではないうそ臭さやイミテーションの香りを感じ、
最後までその違和感が消えないままに、またチアリーディングの素晴らしさをしっかりと
味わえないままに読み終えてしまった…。(そういう意味では“あの『桐島、部活やめるってよ』”は
彼の本音にあふれていたように思う。但し、そのテーマに全く共感できなかっただけで…同書のレビューをご参照)
また、『数時間前に一馬が言ってくれた言葉は、なかなか消えないTシャツの染みのように、晴希の耳の内側で音もなく息をしている』
…“音もなく息をしている”???
『まだこの街に残っている冬の粒がぱちんぱちんと弾けて…』
…“冬の粒”???
といったどうにも私的にはしっくりとこないいかにも作った様な表現があちこちに散りばめられていて
(『桐島…』の様に会話はいいのにね)ますますそのうそ臭さが鼻についてしまった。
もしかしたら賢明な彼は、書きたいもの(=本音)を書いた第1作から、2作目にして読者が読みたいものを書く
職業作家にすでに転向を図ったのかもしれない。(であれば“うそ臭さ”を感じさせないスキルを磨いてほしいものだ。
でもそれでは(僭越ながら)所詮イミテーションに過ぎない作品しか生まれないような気がするが…)
ということで、なじみの薄いスポーツを扱った作品としては、近藤 史恵の『サクリファイス』を
青春スポ根小説では誉田 哲也の『武士道…』三部作や三浦しをんの『風が強く吹いている』を
超えるような作品をぜひ書いてほしいと思う。
出来は微妙である。はっきり言って泣けなかった。
それぞれなにがしか心にとげを抱えたメンバー16名が猛練習を積みながら
各々の想いを乗り越えてチアリーデング全国選手権の舞台で一つになる。
一つ一つの心のとげはそれなりに重いが、一方で交わされる会話は軽妙で
泣いて笑ってという青春スポ根小説の“つぼ”はしっかりと押さえている作品である。
だが、あの『桐島、部活やめるってよ』を書いた“浅井リョウ”が本当にスポ根の世界を
あるいはチア男子というパフォーマンスを心の底から書きたいと思ったのだろうか?
劣りしものの悲しみを、優れしものの孤独を、友情を、親子愛を、兄弟愛を本当に彼は書きたかったのだろうか?
どうしてもそこに本音ではないうそ臭さやイミテーションの香りを感じ、
最後までその違和感が消えないままに、またチアリーディングの素晴らしさをしっかりと
味わえないままに読み終えてしまった…。(そういう意味では“あの『桐島、部活やめるってよ』”は
彼の本音にあふれていたように思う。但し、そのテーマに全く共感できなかっただけで…同書のレビューをご参照)
また、『数時間前に一馬が言ってくれた言葉は、なかなか消えないTシャツの染みのように、晴希の耳の内側で音もなく息をしている』
…“音もなく息をしている”???
『まだこの街に残っている冬の粒がぱちんぱちんと弾けて…』
…“冬の粒”???
といったどうにも私的にはしっくりとこないいかにも作った様な表現があちこちに散りばめられていて
(『桐島…』の様に会話はいいのにね)ますますそのうそ臭さが鼻についてしまった。
もしかしたら賢明な彼は、書きたいもの(=本音)を書いた第1作から、2作目にして読者が読みたいものを書く
職業作家にすでに転向を図ったのかもしれない。(であれば“うそ臭さ”を感じさせないスキルを磨いてほしいものだ。
でもそれでは(僭越ながら)所詮イミテーションに過ぎない作品しか生まれないような気がするが…)
ということで、なじみの薄いスポーツを扱った作品としては、近藤 史恵の『サクリファイス』を
青春スポ根小説では誉田 哲也の『武士道…』三部作や三浦しをんの『風が強く吹いている』を
超えるような作品をぜひ書いてほしいと思う。
2016年6月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すごーくきれいで、内容も青春ものの爽やかさがあり、楽しかったです。
2021年1月9日に日本でレビュー済み
「桐島〜」で小説すばる新人賞を獲得した朝井リョウの第二作目! 二作目でこんな壮大な青春スポーツ小説を書けるって凄いと思う!
読んでいるうちから、男子チアグループBREAKERSの情熱や汗、努力、コンプレックス、各ドラマがめちゃくちゃ伝わってきました。
大人数団体スポーツだから、登場人物は多いものの、どのキャラクターも個性が埋もれてないんですよね。「この中の誰か一人でも欠けたらBREAKERSじゃない!」って、そう思わせてくれる朝井さんの技量は流石です! きっと登場人物全員を愛してるからこそ、成せる技なんですよね!
個人的なマイナス点は、最後がちょっとぶつ切りに感じてしまったこと。
恐らく、チア期間の少ないBREAKERSが賞獲得!だなんてそんなキレイゴトを書きたくなかったのではと推測されますが、やはり試合後のそれぞれが気になるのは否めない。また、文字だから仕方がないですが、やはりラストの試合は「これは映像があったほうが映えるだろうな〜」と思わざるを得ません(まぁ、実際映像化も漫画化もされているようですが)。
なんて少々辛口な感想は抱くものの、やはり二作目でこんな読んでいて映像が浮かびワクワクするしっかりとした青春スポーツ小説を書く朝井さんは、素晴らしいと思いました!
月並みな意見になりますが、やはり一生懸命汗水流して仲間と何かをやり遂げるって素敵だなぁ。つまんないプライドなんて捨てて、もっとシンプルに生きたら幸せに、何か事が上手くいくヒントが得られるんじゃないかなぁ、なんて感じました。
読んでいるうちから、男子チアグループBREAKERSの情熱や汗、努力、コンプレックス、各ドラマがめちゃくちゃ伝わってきました。
大人数団体スポーツだから、登場人物は多いものの、どのキャラクターも個性が埋もれてないんですよね。「この中の誰か一人でも欠けたらBREAKERSじゃない!」って、そう思わせてくれる朝井さんの技量は流石です! きっと登場人物全員を愛してるからこそ、成せる技なんですよね!
個人的なマイナス点は、最後がちょっとぶつ切りに感じてしまったこと。
恐らく、チア期間の少ないBREAKERSが賞獲得!だなんてそんなキレイゴトを書きたくなかったのではと推測されますが、やはり試合後のそれぞれが気になるのは否めない。また、文字だから仕方がないですが、やはりラストの試合は「これは映像があったほうが映えるだろうな〜」と思わざるを得ません(まぁ、実際映像化も漫画化もされているようですが)。
なんて少々辛口な感想は抱くものの、やはり二作目でこんな読んでいて映像が浮かびワクワクするしっかりとした青春スポーツ小説を書く朝井さんは、素晴らしいと思いました!
月並みな意見になりますが、やはり一生懸命汗水流して仲間と何かをやり遂げるって素敵だなぁ。つまんないプライドなんて捨てて、もっとシンプルに生きたら幸せに、何か事が上手くいくヒントが得られるんじゃないかなぁ、なんて感じました。