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ハコブネ 単行本 – 2011/11/4

3.8 5つ星のうち3.8 49個の評価

どうしてこんなにセックスが辛いのだろう……。
自らの性別を脱ぎ捨てたセックスを求める里帆。女であることに必要以上に固執する椿。生身の男性と寝ても人間としての肉体感覚を持てない千佳子。交差しない3人の女性達の性の行方は……。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2011/11/4)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/11/4
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 208ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4087714284
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4087714289
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 49個の評価

著者について

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村田 沙耶香
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村田 沙耶香

(むらた・さやか)

1979年、千葉県生まれ。玉川大学文学部芸術文化学科卒。2003年、『授乳』で群像新人文学賞(小説部門・優秀作)を受賞しデビュー。2009年、『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、2013年、『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島賞、2016年、『コンビニ人間』で芥川賞受賞。同作は累計発行部数100万部を突破した。その他の著書に『マウス』『星が吸う水』『タダイマトビラ』『地球星人』『殺人出産』『消滅世界』『生命式』などがある。

カスタマーレビュー

星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
49グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非常に良い商品なので皆さんにオススメです!
探してました。
満足しております。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年3月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この世の中のできごとは、「やあめた」でやめることができる「おままごと」が多いのではないかと考えさせられた。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年8月10日に日本でレビュー済み
現代日本女性の自分自身の性別の捉え方をパターン化すると、だいたい椿・里帆・知佳子の3パターンになるのではないだろうか。
大多数は椿派だと思う。少女マンガや女性向け雑誌に載っている女性はみな椿派で、椿は椿派の中のトップクラスのエリートだ。みんな椿を目指している。
里帆のような所謂「ボーイッシュ」な子も割といるが、年齢を重ねるうちに減っていく気がする。だから里帆だけ19歳なのかもしれない。
知佳子の意識は他に向いているため、性別に対する意識がとても薄い。多分このパターンはほとんどいない。
個人的には、最も共感したのは知佳子でした。自分の性別に特に興味ないです。どうでもいい。知佳子と違い、私は自分を物質ではなく人間だと思っているけれど。
もし容姿淡麗に生まれていたら、外身は椿で中身は知佳子になっていたかも、だとしたら相当苦しかっただろうな、などと思ったりしました。
また、外国人女性はこの3パターンをどう思うのかも気になる所です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年12月2日に日本でレビュー済み
人間誰しも
「今自分が見て、聞いて、触れている世界は、ほかの皆とは違う世界なんじゃないか?
自分は自分の、自分だけの、妄想の世界を生きてるんじゃないか?」
と思うものですが(えっ思わない?)、
それを見事描き出してくれているのが本作。
自分の中にある何とも言えない感覚を代弁してくれている著者の言葉(文章)に、
終始心地よく浸ることができた。

この村田さんという作家さんは、人間が己の内側に抱え込んでいる
うまく言い表せないもやもやとしたものを文章にして物語の中に組み込むのが非常にうまい。
彼女の作品に、他人に大っぴらには言えない自分の考えと共通するものを読み取って
よき理解者に出会えたように感じている読者は意外と多いんじゃないかと思う。

個人的には、里帆の求めているセックスの方法は
既に知佳子が実践しているような気がしたんだけどほかの読者はどう思ってるんだろう。
気になるところだ。

それにしても、ふたりの主人公・知佳子&里帆の間に
椿というキャラクターを挟んだところはうまいと思う。
自分に「女性」を見出せなくて悩む里帆、自分に「人間」を見出せなくて悩む知佳子、
その真ん中で当たり前に「女性」も「人間」も持っているんだものな、彼女は。
(それでも彼女なりに苦しい思いは抱えているわけだけど)
非常にバランスのいい人物配置だと思った。

おすすめです。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年4月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
言いたいことは伝わるが、セックスがこの世の全てのような書き方が浅はかで、
若者の興味を惹こうとして、そのようなシーンを多用しているのかと思うような薄っぺらさでした。
知佳子の世界観はとても面白かったですが、彼女も結局セックスで物事を図っており、なんだか一面的で単純で、少し不快でした。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年4月10日に日本でレビュー済み
職業としてかいていれば、偶然に表現されるものがあるはずだけど、それもない。乾燥している情感ですね。
2011年12月1日に日本でレビュー済み
『ギンイロノウタ』で、”殺したい”衝動を抱く少女の心理を細やかに描いて野間文芸新人賞を受賞した、村田沙耶香さんの新作。

女であることへの違和感から離れられないフリーターの里帆。彼女のバイト生活に関わってくるのは、典型的な「女らしい女」にあえて当て嵌まろうとする年上の椿と、その友人で、宇宙とつながることをイメージしてオルガスムを感じるという知佳子――。

女性をしんどくさせてるのは、自分の頭の中に作り上げてしまった思い込みの「女らしさ」なのでは?
読み終えると、その既成概念の壁が、みるみる打ち崩れていきます。

さらに、セックスを表立ったテーマとして描いていますが、書かれていることはセックスに留まりません。「そういうものだから」というふうに、ときに思考を停止させてしまう”常識”について、根源から問い直す試みとしても読むことができます。とても知的で刺激的な小説です。

松浦理英子さんの『ナチュラル・ウーマン』と合わせて読むことをおすすめします。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年11月9日に日本でレビュー済み
『ハコブネ』を読んでみて、思ったことは、村田沙耶香さんは、プライベートでセックス体験人数はある程度こなしてきているが、セックスのすばらしさを全く知らない。そんな風に私は感じました。主観的で偏った意見ですけど。
本来、セックスとは身も心も纏っているものを脱ぎ捨て、外面も内面も完全に裸になって、愛し合わなければそのすばらしさを理解できないと思います。
裸になることが重要で、恥じらいが少しでもあったら満足はできません。村田さんの文章には、この恥じらいが垣間見えてなりません。私は、そう思います。
的外れのことを、書いてる可能性も大きいと思われますが、ふと頭をよぎったので書いてみました。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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