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窓の向こうのガーシュウィン 単行本 – 2012/5/25
宮下 奈都
(著)
心をそっと包みこむ、等身大の成長小説
未熟児として生まれ、ばらばらの父母のもと、欠落感と一緒に育ってきた私は、介護ヘルパー先の横江先生の家で額装の仕事に出会う。ずっと混線していた私の心が、ゆっくり静かにほどけだす──。
未熟児として生まれ、ばらばらの父母のもと、欠落感と一緒に育ってきた私は、介護ヘルパー先の横江先生の家で額装の仕事に出会う。ずっと混線していた私の心が、ゆっくり静かにほどけだす──。
- 本の長さ248ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2012/5/25
- ISBN-104087714500
- ISBN-13978-4087714500
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2012/5/25)
- 発売日 : 2012/5/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 248ページ
- ISBN-10 : 4087714500
- ISBN-13 : 978-4087714500
- Amazon 売れ筋ランキング: - 974,952位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 22,145位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2018年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分と周りとの差違は必然的にあることを受け入れる事が出来ることの素晴らしさを教えられた気がします
2019年10月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
未熟児として出生し、幼いころから他の人とは少し違う自分の存在を肯定出来ずに、回りのものや反応を恐らくは無意識のうちに遠ざけたり、自分自身の感情にもふたをして生きてきた十九才の女性が描かれています。
主人公の一種独特な物事の捉え方が、文章の隅々に見事に落とし込まれています。一文一文を何度か読み返すことで、ゆっくりと没入していくことが出来ます。
「先生」そして額装という少し変わった仕事を生業とする「あのひと」が住む家にヘルパーとして派遣された事から、人との関わり合い方が変化していきます。日常の些細な出来事と、ちょっぴり変な主人公の心のひだが軽妙に絡み合いながら物語はゆっくりと、静かに進んで行きます。起伏の少ないストーリーですが、読了後には胸がいっぱいになります。
何度も読み直したくなるような素敵な作品だと思います。
主人公の一種独特な物事の捉え方が、文章の隅々に見事に落とし込まれています。一文一文を何度か読み返すことで、ゆっくりと没入していくことが出来ます。
「先生」そして額装という少し変わった仕事を生業とする「あのひと」が住む家にヘルパーとして派遣された事から、人との関わり合い方が変化していきます。日常の些細な出来事と、ちょっぴり変な主人公の心のひだが軽妙に絡み合いながら物語はゆっくりと、静かに進んで行きます。起伏の少ないストーリーですが、読了後には胸がいっぱいになります。
何度も読み直したくなるような素敵な作品だと思います。
2018年4月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「羊と鋼の森」の不思議感が心地よくて読んでみた。作者の世界まで行くことは出来ず・・・
またいつか読み返したら違うかも。
またいつか読み返したら違うかも。
2018年4月19日に日本でレビュー済み
ひたすら静かなお話です。
人の話を聞こうとすると、感受性が豊か過ぎるのか、
雑音で聞こえなくなってしまう、という主人公の女性が、
介護の仕事を始めます。
唯一話を聞き取れる家庭で出会った
額縁の装丁にセンスを見出され、自信を得ていきます。
その家で介護される”先生”は痴呆が進むことが描かれており、
最初は読んでいて辛く感じました。
どの登場人物も背負っているものが大変なものばかりで。
でも、緩やかに物語の歯車が廻っていき、
悪くない感じで静かな結末を迎えます。
静謐な物語に心を安らかにしたい人はぜひご一読を。
一方で、今は心が元気でない人にはお勧めしません。
人の話を聞こうとすると、感受性が豊か過ぎるのか、
雑音で聞こえなくなってしまう、という主人公の女性が、
介護の仕事を始めます。
唯一話を聞き取れる家庭で出会った
額縁の装丁にセンスを見出され、自信を得ていきます。
その家で介護される”先生”は痴呆が進むことが描かれており、
最初は読んでいて辛く感じました。
どの登場人物も背負っているものが大変なものばかりで。
でも、緩やかに物語の歯車が廻っていき、
悪くない感じで静かな結末を迎えます。
静謐な物語に心を安らかにしたい人はぜひご一読を。
一方で、今は心が元気でない人にはお勧めしません。
2020年3月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
期待以上の宮下奈津ワールドでした。世界中がパンデミックで騒然としている中、走り続けて来た人生で突如立ち止まる機会を持ったと言うような人には特にすすめたい本です。小さな世界に暮らす小さなか細い主人公ですが、いつも自分という小さな窓から大きな世界を覗き込んでいて、運命的にも、先生、あの人、隼に出会い、また額装という仕事を通して、だんだん大きな世界に繋がりながら、逞しく成長して行くお話です。その中に刺激はありませんが、神聖とも言える静けさが感覚を研ぎ澄ましてくれるような感じです。
2016年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
評価が良かったので購入しましたが、ごめんなさい・・私は文章に入り込めませんで、最後まで読めませんでした。
またいつか読める時がくるかな?まで待とうと思います。
またいつか読める時がくるかな?まで待とうと思います。
2018年10月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
泣いてしまいました。
心に優しく触れてくれる作品だと思います。
心に優しく触れてくれる作品だと思います。
2016年9月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
特別な何か闇を持っている主人公だと思い読み進んでいったが読み終えたら、私にも同じような思いがあったような気がした。
胸をときめかせるものを見つけた時モノクロから少しずつ色を帯びていくような安心感に包まれた気がした。そんな佐古さんが羨ましく眩しく感じられた。
宮下奈都さんの小説は初めて読みました。
そして私自身小説をもう一度読み直すのも初めてです。
大切な本になりました。
胸をときめかせるものを見つけた時モノクロから少しずつ色を帯びていくような安心感に包まれた気がした。そんな佐古さんが羨ましく眩しく感じられた。
宮下奈都さんの小説は初めて読みました。
そして私自身小説をもう一度読み直すのも初めてです。
大切な本になりました。