初め、読んでいて「おや?」と思うところがチラホラありました。
積乱雲をメソモデルで追っかけているあたり、「この作者、情報収集不足なんじゃないか?」なんて思ったりもしましたが、刊行年を調べてみたら2012年だったので、納得。
2023年の常識で読んでいるとちょっと違和感がありますが、10年前の常識と考えて読んでいると逆に天気予報の歴史を追っかけているような感じで面白かったです。
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雲の王 単行本 – 2012/7/5
川端 裕人
(著)
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不思議な一族をめぐる壮大な“気象エンタメ"
気象台に勤務する美晴は、息子の楓大と二人暮らし。放浪中の兄から突然届いた手紙には、謎の地名が記されていて…。天気を「よむ」不思議な能力をもつ一族をめぐる、壮大な気象科学エンタメ。
気象台に勤務する美晴は、息子の楓大と二人暮らし。放浪中の兄から突然届いた手紙には、謎の地名が記されていて…。天気を「よむ」不思議な能力をもつ一族をめぐる、壮大な気象科学エンタメ。
- 本の長さ368ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2012/7/5
- ISBN-104087714551
- ISBN-13978-4087714555
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2012/7/5)
- 発売日 : 2012/7/5
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 368ページ
- ISBN-10 : 4087714551
- ISBN-13 : 978-4087714555
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,280,371位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 29,748位日本文学
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2015年12月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
気象を読める一族の物語で、気になっていたら文庫化した上にKindle版になっていたので購入。
で、主人公は幼い頃両親を亡くして係累不明で兄と二人で暮らして来た気象庁勤めの一児の母(離婚した)。
行方不明の兄からの手紙で赴いた先は父母の故郷。
ここから特殊能力が開花して一族の過去や父母の事、能力の使い方や、一族のお勤めやら怒涛の展開。
今までの生活を守りたい気持ちと能力で出来る事の間で揺れながら巻き込まれていく。
予想外におもしろかった。
続編も出ているけれどもちょっとお値段高めなので後回しに。
で、主人公は幼い頃両親を亡くして係累不明で兄と二人で暮らして来た気象庁勤めの一児の母(離婚した)。
行方不明の兄からの手紙で赴いた先は父母の故郷。
ここから特殊能力が開花して一族の過去や父母の事、能力の使い方や、一族のお勤めやら怒涛の展開。
今までの生活を守りたい気持ちと能力で出来る事の間で揺れながら巻き込まれていく。
予想外におもしろかった。
続編も出ているけれどもちょっとお値段高めなので後回しに。
2012年12月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
気象を専門にしている僕にとって,臨場感・現実感があり過ぎて,主人公の美晴も知り合いにいたような気にすらなってしまいました.
高層気象台,気象研究所,気象庁,いずれもよく出入りしているけど,それぞれの登場人物たちが,実際に知ってる人達のように思えてしまい,否応なく引きこまれます.
専門的な観点から見ても,プロジェクトや予報技術など,ひょっとすると一般読者は気にしないかもしれないような細かいところまで丁寧に描写されていて驚きました.
この豪雨の話,あのときのやつだよね.
この台風を飛行機で追いかけるプロジェクト,俺たちやってたあれのことじゃん.
うわ,マッデン・ジュリアン・振動(MJO)なんてマニアックな現象まで!
ただの気象エンタメ小説じゃないな,本気だな,って専門知識がある人ほど,余計にハマるはずです.
高層気象台,気象研究所,気象庁,いずれもよく出入りしているけど,それぞれの登場人物たちが,実際に知ってる人達のように思えてしまい,否応なく引きこまれます.
専門的な観点から見ても,プロジェクトや予報技術など,ひょっとすると一般読者は気にしないかもしれないような細かいところまで丁寧に描写されていて驚きました.
この豪雨の話,あのときのやつだよね.
この台風を飛行機で追いかけるプロジェクト,俺たちやってたあれのことじゃん.
うわ,マッデン・ジュリアン・振動(MJO)なんてマニアックな現象まで!
ただの気象エンタメ小説じゃないな,本気だな,って専門知識がある人ほど,余計にハマるはずです.
2014年12月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
風や雲や雨などの誕生瞬間を分子レベルで視覚的に表現しているシーンは幻想的かつ迫力がある。
2015年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
キャラクターが好きになれません。
私の感性とはずいぶん異なるのでしょうか、全ての登場人物に対し感情移入できないズレを感じます。
登場人物同士の絡みに全く情を感じず、とても軽薄に感じます。
無条件の信頼感のようなものが漂っているのが本当に気に入りません。
肉親であってもあの様な行動をとられれば普通もっと怒るはずです。
ただし文章が下手ということは全くなく、むしろ素晴らしい表現力をお持ちかと思われます。
情景描写はもちろんのこと、気象状況などの知識をもたない読者には理解が難しい内容も分かりやすく書かれていて、非常にイメージがしやすかったです。
そのほか気になったところとして・・・3点ほど全く必然性を感じない描写がありました。
何度か読み直しましたが結局理解することができませんでした。
このあたりも感性のズレでしょうか・・・。
続編を読めば評価が変わってくるかも知れませんが、この本だけ見た評価としては以上の様な感じになりました。
私の感性とはずいぶん異なるのでしょうか、全ての登場人物に対し感情移入できないズレを感じます。
登場人物同士の絡みに全く情を感じず、とても軽薄に感じます。
無条件の信頼感のようなものが漂っているのが本当に気に入りません。
肉親であってもあの様な行動をとられれば普通もっと怒るはずです。
ただし文章が下手ということは全くなく、むしろ素晴らしい表現力をお持ちかと思われます。
情景描写はもちろんのこと、気象状況などの知識をもたない読者には理解が難しい内容も分かりやすく書かれていて、非常にイメージがしやすかったです。
そのほか気になったところとして・・・3点ほど全く必然性を感じない描写がありました。
何度か読み直しましたが結局理解することができませんでした。
このあたりも感性のズレでしょうか・・・。
続編を読めば評価が変わってくるかも知れませんが、この本だけ見た評価としては以上の様な感じになりました。
2016年12月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中学生の読者用に購入しました。あっという間に読み終わってしまい、同じ作者の商品をまた購入しました。面白かったようです。
2016年10月28日に日本でレビュー済み
読めばポジティブな多幸感に包まれる小説である。
それは作者である川端の人間性に根ざしたものであり、それが故に多くの彼の小説は読み手を元気づけることができる。
日本のマイケル・クライトンとも呼ばれるほど科学に深い造詣を持ち、しかしそれを実に見事に咀嚼して物語の中に組み込む技量は他の追随を許さないが、川端の小説の真の魅力はかようなギミックとしてのサイエンス感ではなく、その明朗さと快活さにある。
川端の幅広い著作活動の中の本流は、前述したようにある特定の科学分野を詳細に取材して描く、極めて精密な小説群だ。
ロケット製作、金融工学、黎明期のネットワークゲーム、タバコ、恐竜と進化論、そして伝染病のパンデミック(大流行)…。
こうして並べるだけでも興味深い分野を舞台にして、最新の学術情報を駆使しながら、しかし、読み物としての面白さを一切損なうことなく作品を制作してきたことがわかる。
その圧倒的な取材力と筆力には毎回毎回恐れ入ってしまうのだけれど、それでも川端の小説を読み続けるその動機は、かような学術的興味ではなく、物語の明朗さにある。
三十代の前半に巡り合ったこの不思議な作家の本を読んで、力いっぱい生きることの素晴らしさを何度も噛み締めてきた。
たったひとりの信念で、世界を変えることができるんだという極めてオプティミステックなメッセージに、何度勇気付けられて来たことだろう。つまらない大人にならない為の、それは言わば、心の処方箋であったのかもしれない。
じっとり湿って薄暗く、深い悩みを抱えながら歯を食いしばって生きる人の小説を讃え、文学と呼び、仰ぎ見るこの国の文壇からはきっと、川端のような小説は低俗で軽妙で文学性が低いとされるのだろう。
だけど、彼の魂に触れることで失望の淵から何度も救われてきた身からすれば、それはある種の福音であり、また啓示であったと言わざるをえない。
かつて、彼の作品の登場人物は、未婚の若者達だった。いまそれは、子を持つ親にシフトしつつある。
川端自身の環境を反映して成長して行く彼の作品だが、その芯にある瑞々(みずみず)しさは、少しも変わることがない。それは人の成長が、あるいは成熟が、その人の心の核に影響を与えないことの証だ。
三つ子の魂百まで。
これからも川端の科学との旅は続くのだろう。永遠の若さの輝きとともに。
こんな小説家に巡り会えた幸運に感謝したい。
それは作者である川端の人間性に根ざしたものであり、それが故に多くの彼の小説は読み手を元気づけることができる。
日本のマイケル・クライトンとも呼ばれるほど科学に深い造詣を持ち、しかしそれを実に見事に咀嚼して物語の中に組み込む技量は他の追随を許さないが、川端の小説の真の魅力はかようなギミックとしてのサイエンス感ではなく、その明朗さと快活さにある。
川端の幅広い著作活動の中の本流は、前述したようにある特定の科学分野を詳細に取材して描く、極めて精密な小説群だ。
ロケット製作、金融工学、黎明期のネットワークゲーム、タバコ、恐竜と進化論、そして伝染病のパンデミック(大流行)…。
こうして並べるだけでも興味深い分野を舞台にして、最新の学術情報を駆使しながら、しかし、読み物としての面白さを一切損なうことなく作品を制作してきたことがわかる。
その圧倒的な取材力と筆力には毎回毎回恐れ入ってしまうのだけれど、それでも川端の小説を読み続けるその動機は、かような学術的興味ではなく、物語の明朗さにある。
三十代の前半に巡り合ったこの不思議な作家の本を読んで、力いっぱい生きることの素晴らしさを何度も噛み締めてきた。
たったひとりの信念で、世界を変えることができるんだという極めてオプティミステックなメッセージに、何度勇気付けられて来たことだろう。つまらない大人にならない為の、それは言わば、心の処方箋であったのかもしれない。
じっとり湿って薄暗く、深い悩みを抱えながら歯を食いしばって生きる人の小説を讃え、文学と呼び、仰ぎ見るこの国の文壇からはきっと、川端のような小説は低俗で軽妙で文学性が低いとされるのだろう。
だけど、彼の魂に触れることで失望の淵から何度も救われてきた身からすれば、それはある種の福音であり、また啓示であったと言わざるをえない。
かつて、彼の作品の登場人物は、未婚の若者達だった。いまそれは、子を持つ親にシフトしつつある。
川端自身の環境を反映して成長して行く彼の作品だが、その芯にある瑞々(みずみず)しさは、少しも変わることがない。それは人の成長が、あるいは成熟が、その人の心の核に影響を与えないことの証だ。
三つ子の魂百まで。
これからも川端の科学との旅は続くのだろう。永遠の若さの輝きとともに。
こんな小説家に巡り会えた幸運に感謝したい。
2015年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
川端裕人の文章は科学技術を分かりやすく説明してくれるので大好き。気象についても情報がたっぷり。お得な本です。