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ダックスフントのワープ 単行本 – 1987/2/1

4.2 5つ星のうち4.2 22個の評価

疾走しろ。希望を生きのびるために! スケボーをはいた老犬が、砂漠にワープした。苛酷な状況の中で、生存への欲求よりも強く願ったものは…。優しく知的な現代の寓話。第9回すばる文学賞受賞。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (1987/2/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1987/2/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 207ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4087725944
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4087725940
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 22個の評価

著者について

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藤原 伊織
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昭和23(1948)年、大阪府生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。大手広告代理店に勤務の傍ら、執筆活動を始める。昭和60年に「ダックスフントのワー プ」ですばる文学賞を受賞。平成7年、『テロリストのパラソル』で江戸川乱歩賞、翌年には同作品で直木賞受賞。平成19年5月逝去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 名残り火―てのひらの闇〈2〉 (ISBN-13: 978-4167614065 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
22グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2016年10月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
表題作は、藤沢周さんのヘーゲル的解釈にはついていけなくて、単純にL.キャロルふうな世界としてたのしめた。
すれっからしの女教師がダックスフントの話をききたがるのは、虚無を抱えつつも、わずかに童心を残していて、
少女時代はマリのように自閉ぎみで好奇心旺盛だったからかもしれない。
マリと女教師は、こども・おとな一対のことなる表象といえるのではないだろうか。
作中人物のなかでもっともクールなのはいっけん女教師だが、じつは僕で、虚無的というより徹底した無関心を
つらぬきとおす。自閉のマリを開放しようとダックスフントの話をきかせながら、本当は自己にも他者にも
無関心という背理を含んでいる。
「ネズミ焼きの贈りもの」は、愚鈍な麻生のネズミ殺しがひたすら不気味だ。千代が洩らすつぶやきはやや感傷的だが、
これによって視点人物は他者への無関心を捨て去る。
表題作と対極にあるようだけれど、捨てたのは他者への無関心だけで自己に対する無関心は保っている。

※ 写真・自己紹介は無視して下さい
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年11月3日に日本でレビュー済み
ハードボイルドではない藤原伊織。
でも、なんとなくの硬質さは藤原伊織みを感じるよね。
伊坂幸太郎の初期作品が好きな人なら、きっと楽しめると思う。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年3月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 正直な感想を言うと、伊織ンには悪いけど、1冊の本としては↑。
 1作目の「ダックスフント…」は、生き物の友情というか、相手を思う気持ちをテーマにしたような、非常にいい内容。
ダックスフントとアンゴラウサギだけのストーリーでも、十分に楽しめると思う。そこに、並行して、マリという少女とその義理母の
話も進めていくことで、物語の物悲しさを、盛り上げている、「これが伊織ンの原点か」、「さすが文学賞を受賞しただけの作品だ」と
感動した。
 …ただ、その、後にくる、3話の作品が、なんとなくわたくし的にはぴんとこなかった。
殺人とか推理物ではなくて、まぁ、話としては無理なく読めたけど、読み手が入り込むには、「…で、何が言いたかったの?」と、
残念な感じが残ってしまった。
 強いて言えば、この本を、あえて後ろの作品から読んで、最後にダックスフントを読んでいたら、盛り上がり的に印象が違ったかもしれない。
 まぁ、伊織ンの事を知るには読んで損はなかったかと…。
 
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年3月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
伊集院 静さんがべた褒めの作品なので買いました。 私は良く分かりませんでした
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年12月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
やっぱり伊織さんは泣かせてくれます。読んだのがちょっと前なので正確な輪郭は忘れましたがとにかく泣かされました。ダックスフントのワープはよく覚えています。この本で伊織さんの全著作制覇しました。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年3月20日に日本でレビュー済み
表題作「ダックスフントのワープ」は私が知りうる限り、最高の小説の一つです。
発達障害、多様性など多くのテーマを内在し、そしてかつ答えをそこに求めないそんな要素で溢れてます。
借金返すために筆者が書いた作品とは思えません。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年9月24日に日本でレビュー済み
書店万引きの現場で再開した千代と、彼女の語った兄の最期。檻の中の絶望と檻の外の死、あるいは幸運を巡る『ネズミ焼きの贈りもの』。宿命と闘って負けを選んだひとつの人生が、17歳の妹に遺したものは鉛のように重い。

表題作『ダックスフントのワープ』冒頭の軽快な語り口は、マリとの"広辞苑"的な会話の中で姿を変えてゆく。
往復書簡のような対話編。ひとりの言動がひとりに与える影響の強さ。
衝撃に彩られたラスト・シーン。
自らの創作が自らの人生にオーバーラップする、その瞬間。
傑作と呼びたい。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年8月19日に日本でレビュー済み
誰だってたった一人で生きているわけではない。生きると
いうことは、誰かを傷つけ続けることなのかもしれない。
ダックスフントの物語を読んでいてそう感じた。きれいごと
だけでは生きていけない。時には何かを犠牲にする覚悟も・・・。
でも、常に前向きに生きていく心構えも必要だ。誰かの
ために生きなければならないと思うこともあるだろう。この
作品では、本当にいろいろなこを考えさせられた。
10歳の少女マリもきっとそうだったのだろう。幼い心で
何を考え続けたのか?彼女の選択を知ったときは、胸が痛く
なる思いだった。短編だけれど、ここに書かれていることは
本当に深くて重いものがある。「ダックスフントのワープ」の物語。
この話だけを抜き出して、絵本にできないだろうか?多くの子供
たちに読ませたいと思った。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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