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アジアの雷鳴 日本はよみがえるか!? 単行本 – 2001/10/26

3.5 5つ星のうち3.5 2個の評価
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アジアの国々の、日本の21世紀は!? ニューヨーク・タイムズ記者で北京特派員時代にピュリッツアー賞を受賞、1995〜1999年東京支局長を務めたクリストフと、夫人で同紙記者のウーダンによる注目の文明論。
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  1. 本の長さ
    560ページ
  2. 言語
    日本語
  3. 出版社
    集英社
  4. 発売日
    2001/10/26
  5. ISBN-10
    4087733335
  6. ISBN-13
    978-4087733334
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商品の説明

内容（「MARC」データベースより）

アジアの国々の、日本の21世紀は!? アジアが着実に重要性を増している一方で、日本はほとんど海の中に沈んでいる。ニューヨークタイムズ記者によるアジアへの警鐘。注目の文明論。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2001/10/26)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2001/10/26
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 560ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4087733335
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4087733334
  • カスタマーレビュー:
    3.5 5つ星のうち3.5 2個の評価

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上位レビュー、対象国： 日本

太郎
5つ星のうち3.0 広く 浅く 普通の 本
2002年2月1日に日本でレビュー済み
ニューヨーク タイムス紙 の記事を集め、少し手をくわえた
だけなので、全体的にまとまっておらず 読みごたえがなかった。
もともと欧米人読者を対象に書かれているだけに、日本の過疎問題にしろ、別に新しいトピックでもなく新鮮さがない。また日本語版への序文で、著者は 日本はサッチャーや フジモリのような政治家をだせる政治体制
ではまだないのが問題とあるが、この発言はジャーナリストにしては
無責任な発言というか説教的で、何を読者に伝えたいのか分からない。
(少なくとも私はフジモリの腐敗賄賂政治のペルーを体験したくはない。)
ひょっとしたらこのような批判を、著者が描いているアジアの国の読者
や地元のジャーナリストは持っているのかもしれない。「統計や
ジャーナリストパスを持って取材した特ダネかもしれないけれど、私たちにとっては普通の事なんです。少なくとも あなたは アメリカに帰れるけれど、私たちはここで生活しなくちゃいけないんだ」と。
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中村
5つ星のうち4.0 アジアの雷鳴
2001年12月25日に日本でレビュー済み
香港、北京及び東京での１０数年に及ぶ支局長としてのクリストフ氏の、そして、ほぼ同じ時期にジャーナリストとして活躍したウーダン女史の経験と綿密な取材から生まれた西洋的な視点の過去、現在、そして、未来を展望したアジア論ではあるが、全編随所に展開される著者のアジアに対する温かい眼差しが印象的である。
現在世界を制覇したかに見える西欧文明もほんのこの２世紀で、それ以外の殆どはアジアが中心。鄭和時代の凡庸な皇帝の鎖国政策等の決定が災いして、今日の東と西の逆転があり、同じことが将来起こりうるとして、かなりアジアに対する明るい未来を展望している。未来論で2040年を展望したシナリオが面白いが、世界３大経済大国は、中国、アメリカ、インドで、日本は、人口減で小国化するとしている。日本に対する記述で、論議を呼びそうなのは、米国の原爆投下が、一億玉砕思想を制止不能であったであろう日本に取って善、即ち、アメリカ人のみならず日本人の命を救ったとしていることであろうか。
決して堅い専門的なアジア論ではなく、インドネシアの回教徒の悪魔狩りから説き起こして、1997年に勃発したタイのバーツ切り下げに端緒を発したアジアの経済危機、貧困と公害に泣くアジアの婦女子の生々しいドキュメント、何故日本が不況から脱出できないのか等々、真正面からアジアの歴史と経済社会を素材として人類の未来を見据えた良質で程度の高い文明論である。
大著ではあるが、読みやすい好著であろう。
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