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スクランブル 単行本 – 1997/12/1

4.5 5つ星のうち4.5 21個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

80年代。16歳の冬。女子高のシャワールームで死体が発見された。事件は未解決のまま15年が経ち、文芸部員だった6人の仲間が結婚式で再会。今日、真実は明かされるのか。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (1997/12/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1997/12/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 265ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4087743055
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4087743050
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 21個の評価

著者について

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若竹 七海
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若竹 七海(わかたけ・ななみ)

1963年、東京生まれ。立教大学文学部卒。1991年、「ぼくのミステリな日常」で作家デビュー。2013年、「暗い越流」で第66回日本推理作家協会賞“短編部門”を受賞。2015年、葉村晶シリーズ「さよならの手口」でミステリファンクラブ・SRの会による“SRアワード2015”国内部門を受賞、「このミステリーがすごい!」4位。2016年、同シリーズ「静かな炎天」が「このミステリーがすごい!」2位、“SRアワード2017”国内部門、ファルコン賞を受賞。2018年、同シリーズ「錆びた滑車」が「このミステリーがすごい!」3位。著書に「悪いうさぎ」(日本推理作家協会賞“長編及び連作短編集部門”候補)などがある

(本データは「不穏な眠り」が刊行された当時に掲載されていたものです。)「BOOK著者紹介情報」より

カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
エスカレーター式のお嬢様女子校に途中から入ってきた「アウター=よそ者」組それぞれが主人公の短編と、とあるメンバーの結婚式に集まった現在の彼女たちの話がつながって、殺人事件の真犯人が暴かれる、というもの。
推理小説として見ると、トリックそのものは単純で、それを手を変え品を変え複雑に見せる、というミスリーディング(=間違った方向へ誘導する)タイプなのですが、間違った方向へ我々読者を誘導する役の女子高生たちの、幼稚で、視野の狭い、しかし若々しい価値観が、自分にも思い当たるものだから、何となく こっ恥ずかしくも甘酸っぱい思いで読みました。
大人になって忘れてしまっていた学生時代の微妙な友だち関係、ギスギスしたクラスメイトの政治力学が、かなり綿密に描写されていて、読みながら 「あるある!」 とうなずいてました。自分、おっさんだけど(汗)
美化されてない青春時代の残酷な一面を描いてますが、それすらもどこか懐かしく感じるようになった自分は、やはり相当年取ったのかなぁ・・・?
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年10月4日に日本でレビュー済み
連作短篇集で、1話1話で解決される小さな謎があり、全体を通して大きな謎があるという
ミステリとしては良くある作りです。ただ作りなんてどうでもいい。

舞台は昭和の女子高であり、主人公は女子高生達なんですが
とにかく1話1話の小さな謎がテーマと沿わされて秀逸であり
主人公達が皆丁寧に書き込まれていて良い。

キャラクターの区別がちょっと付けにくい難点はありますが、
ミステリと言うより
良質の青春小説として何回も読んでます。
私の中では今の所
若竹作品No.1です。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年5月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
※ 少し真相に触れています ※

最初は女子高なので、いじめや派閥を巡るドロドロした人間ドラマを読まされるのかと思いきや、意外ときちんとした謎解きが中心軸にあるミステリーで、伏線の張り方や謎解きのテンポが良く、読みやすい。

ただ、青春ミステリーとしては、舞台が80年代の中高一貫の女子高で、登場人物もほとんどが女性ということもあって、公立高卒で男子の私としては、世代は近くても微妙に感情移入が出来そうで出来ない内容だった。メインキャラたちもこれと言った人物描写が無く、ほとんど性格や言動にも違いが無いため、夏美、マナミ、洋子、沢渡の四人は作中での区別がまったくつかなかった。

事件も二転三転する展開には興味がそそられるが、最後まで読んでも真相はいまいちハッキリせず仕舞い。結局、「状況証拠」程度の推測でしかなく、最後のどんでん返し的な真犯人にしても、前段階までの人物の方が犯人としてのインパクトも意味もあったと思う。

また、事件を通して彼女たちの「精神的成長」を描いていそうだが、事件自体(犯人や動機など)が彼女たちとは基本的に無関係で、単に「好奇心から事件を推理しているだけ」になってしまっている。なので最後まで読んでも、この事件が彼女たちの関係性や人生観を変えたり、「精神的な成長」といったものに繋がっているようには思えず、結局、彼女たちにとって何の意味があった事件だったのかよく分からず仕舞いでした。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年10月24日に日本でレビュー済み
何度読んでも面白いです。人間関係もそうだし、昔を振り返る視点で読める所が入りやすかったです。若竹七海さんの作品はどれも好きですが、これは上位!!
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年1月21日に日本でレビュー済み
 各章のタイトルは『スクランブル』『ボイルド』など、卵料理の方法になってるんですね。卵は生のままだと殻は壊れやすくもろいものだけれど、様々な形に変化して、将来への可能性を秘めた女子高生たちそのものだという気がします。

 私自身女子校を出ています。この物語と同じく中学校からあがってくる子と高校から入る子といましたが、ここまで両者の差はありませんでした。だけど、中高あわせて2千人もの女の子が集まった学校でしたので、男子生徒がいない中での女子だけの集団ヒステリー的な異様な雰囲気というのはよくわかります。だから、ミステリーの楽しみもあり、学園小説の楽しみもあり、で2重に楽しめました。

 各章の間に挿入される、15年後の結婚式での風景。文芸部6人が15年ぶりに勢揃いした披露宴で、各々が15年前に思いをはせ、あの頃考えていた大人の自分と今の自分をと比較する気持ちが、これまた彼女らと同年代の私にはよくわかる気がします。

 ほんとは臆病なのに強がってみたり、理想を持ちながらも現実との狭間で揺れ動いたり、社会に出て行くことに対して漠然とした不安があって、常に自分の居場所を探し続けている。そんな17歳の心情がとてもリアルに描かれています。学校内で起きた殺人についても、足らないデータで次々と推理し合う光景が微笑ましく感じます。

 そのせいか、殺人という忌まわしい事件のおどろおどろしさがなく、さわやかにさえ感じるほど。最後に犯人が分かったとき、彼女たちにはそれを糾弾しようとか、罰しようなどという気持ちはなかったでしょう。人間は単純なようで不可解、おぞましい殺人という行為も「どうしてそんなこと?」などという簡単な質問では割り切れないことぐらい、彼女たちにはわかっていたのだと思います。

 何度も読み返したくなる、すてきな小説です。同じような時を過ごした女性にも、女子校の世界を知らない男性にもおすすめです。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年5月22日に日本でレビュー済み
学園物は好きだけど、いわゆる”ジュヴィナイル”小説では飽き足らない、ミステリー・ファンだけど、謎解き以外のストーリーもしっかりないとダメ、という私のような注文の多い読者も満足させる読み応え満点の秀作。

私はこの本で若竹七海のファンになりました。今でも彼女の作品では一番のお気に入りで、何度も読み返しています。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年9月22日に日本でレビュー済み
正確には3.5くらいの評価です。

さらっと読める学園サスペンス。女子高特有の世界観の中での登場人物のやり取りは面白いし、テンポがいいのでサクサク読めるが、読み終わった後の感覚が「はいおしまい、チャンチャン」という感じのあっさりした物でした。好き嫌いの問題なので、逆にそれが好きなら評価は5になりますが、僕にはちょっと物足りなかったです。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年10月16日に日本でレビュー済み
卵は色々な可能性を秘めている。生命の神秘やらエッグアートやら当然あらゆる料理にも。すこし力を入れたなら、ぐしゃっ。
強く脆くあらゆる可能性を秘めた卵。危険で、華奢で、割れた殻は時に尖って痛い。
トリッキーなミステリに定評のある若竹七海だが、この本は確かにミステリでありながらそれ以上に少女たちの物語。
少女たちは個でありながら群でもある。群でありながら個でもある。卵黄と卵白のように、彼女たちは同じでありながら違っており、混ざったり分離したりしながら成長する。
若竹七海作品の中でも特に気に入っている一冊。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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