20代の頃、心も体も一緒に過ごした昔の恋人と、偶然、再会したらどうなりますか?
ただし、お互いに40代又はそこに手が届こうという時に。。
ほとんどの人はなつかしい思い出として、又は思い出したくない過去として、封印した扉を開けることはしないはず。あの頃とは違う自分がいて、家族がいて、子供がいるし。。
一般的には男性より女性の方が、過去を引きずらず、すっぱり忘れるというが、この作品に登場する女性達は、過去は過去であるが、何かしら整理しきれていない想いを引きずっている。
それが偶然の再会により、何かが生まれ、何かにあきらめ、やっと「過去」のものとして、また歩き始める。
男性からみた昔の恋人(彼女)では、この作品のようなものは生まれないであろう。
女性の表と裏の心が織りなすドラマだと感じた。
短時間で読むにはおもしろいと思った。
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昔の恋人 単行本 – 1999/12/14
藤堂 志津子
(著)
あんなに恋い焦がれた、かつての恋人。その彼が今あなたの目の前にいる。その時あなたは……。表題作他、著者自身の体験をベースに綴られた全4編からなる、せつなくほろ苦い大人の恋の物語。
- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日1999/12/14
- ISBN-104087744434
- ISBN-13978-4087744439
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
予期せぬ再会。その時、あなたは? 昔の日々へのなつかしさと、ほろ苦さと、悔いと、いとおしさをこめて描かれた大人の恋の短篇集。表題作他「浮き世」「貴石」「魔法」の全4編を収録。
登録情報
- 出版社 : 集英社 (1999/12/14)
- 発売日 : 1999/12/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 264ページ
- ISBN-10 : 4087744434
- ISBN-13 : 978-4087744439
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,334,261位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 53,978位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1949年、北海道札幌市生まれ。
藤女子短期大学国文科卒業。学生時代から詩や小説を書き、19歳で詩集『砂の憧憬』を刊行。広告代理店勤務を経て、作家活動に入る。1987年、デビュー作「マドンナのごとく」で第21回北海道新聞文学賞を受賞。88年「熟れゆく夏」で第100回直木賞受賞。
主な作品に『ソング・オブ・サンデー』(第8回島清恋愛文学賞受賞)、「秋の猫」(第16回柴田錬三郎賞受賞)、『人形を捨てる』『桜ハウス』『かげろう』等がある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年2月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
藤堂志津子さんの「きららの指輪たち」や「恋人たちの憂鬱」を読んではまり他の作品も読んでみたく購入しました。4つの短編で、10数年ぶりにかつての恋人と再会をはたし当時の思い出を振り返る…4編とも大人の女性が主人公で 一つ一つがわりと長めでしっかりしているので読みやすかった。誰しもが年齢を重ねるとふと昔の恋人を思い出すのではないか…。
2014年12月11日に日本でレビュー済み
移入できる恋愛感受性は既に失って久しいですが、傍観するのは面白い。
そんな感じの楽しみ方が出来ました。
そんな感じの楽しみ方が出来ました。
2008年1月31日に日本でレビュー済み
どの話も味がある、正に大人のビターなラブストーリーなのだが、個人的には、最後の、「魔法」が一番良かったと思う。私の記憶の中にも、このようなタイプの男性はいたような思い出があり、主人公に共感する部分が多かったからだ。さて、巻末の「解説」によると、この本の題材は、著者の実体験に基づいて書かれている、とあり、とても興味を覚えた。だとしたら、様々な経験をされている方なのだな、と感じ、親近感がわいた。
2003年12月18日に日本でレビュー済み
ふとしたことで、始まったり終わったりする人間関係。
そんな中で、誰もが一度は経験した事があるんじゃないかと思うようなほろ苦い気持ちをふと感じた。
人間関係の危うさともろさ。
どうしてなんだろう?という疑問の答えはみつかることはないだろう。
でも、だからこそ、人間関係は面白いのかもしれないと思った。
そんな中で、誰もが一度は経験した事があるんじゃないかと思うようなほろ苦い気持ちをふと感じた。
人間関係の危うさともろさ。
どうしてなんだろう?という疑問の答えはみつかることはないだろう。
でも、だからこそ、人間関係は面白いのかもしれないと思った。