10年以上振りの再読です。
特にシングルマザーになる衿の恋愛模様は繊細で美しくて五感に染み入りました。
スエ子によって良い育ち方をし、美貌かつ心が清らかな衿はMUSEのようで彼女に恋した男は誰であれ幸せであったはず。
恋人と過ごす時間の描写は東京という街の最も美しい場所を切り出したような。
その他の人間模様も残念で哀しいのだけれど、日々恋愛を心にchargeしながら背伸びして、なりたい自分の人生を謳歌するキャラクター、皆素敵ですよ。
情けなくても良いんですよ。恋の余韻の豊かさが自分の中に残れば。
そんな気持ちになりながら読み終えました。
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薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木 単行本 – 2000/4/26
江國 香織
(著)
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ただ待っているだけでも、じっとしているだけでもなく、大切なのは自分の気持ち。女たちは自らの意思で男との関係をつくりだしていく。9人の女のたちの孤独と自由と情熱とため息の物語。
- 本の長さ360ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2000/4/26
- ISBN-104087744574
- ISBN-13978-4087744576
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
恋する気持ちをとめることはできない。9人の女たちの孤独と自由と、情熱とため息と。頬をなでる春の風のように、そっと始まる新しい何か。日常というフィールドに優しく拡がる、研ぎ澄まされた恋愛エネルギー小説。
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2000/4/26)
- 発売日 : 2000/4/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 360ページ
- ISBN-10 : 4087744574
- ISBN-13 : 978-4087744576
- Amazon 売れ筋ランキング: - 795,969位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 18,083位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1964年東京生まれ。1987年『草之丞の話』で毎日新聞社主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本 周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞を受賞。「409ラドクリフ」(1989年フェミナ賞)、『こうばしい日々』(1991年産経 児童出版文化賞、1992年坪田譲治文学賞)、『きらきらひかる』(1992年紫式部文学賞)、『ぼくの小鳥ちゃん』(1999年路傍の石文学賞)、『が らくた』(2007年島清恋愛文学賞)など作品多数(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 真昼なのに昏い部屋 (ISBN-13:978-4062161053)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年12月26日に日本でレビュー済み
江國香織ワールドは江國香織の本でしか味わえない。
どの作家だってそうだけど、江國香織の場合は本当に、同じ系統に属する人がいない。
江國香織が描く世界は奇妙に清潔だ。
不倫したりされたりするけど、誰のことも責める気にならない。
そしてドロドロしない。していたとしてもそう感じさせない。
江國香織の本は初めて、とか2冊目、とかいう方にはとてもオススメできない。
これは、江國香織ワールドにどっぷり浸かって抜け出せないひとのための本だ。
読んだ本は片っ端から手放すことにしているが、これだけは手放せない。
起承転結はないと言っていい。だからいつどこを読んでもいい。気が向いた時に偶然開いたところだけ読んだりもする。
たまに最初から通して読みもする。
本作は登場人物がわりと多い。
理解できる人物、まったく理解不能な人物、腹立たしい人物、色々登場するが、誰にもっとも共感できるかという点は、読むたびに違ってくる。それもまたおもしろい。
ストーリー展開というよりは、同じ日の登場人物それぞれの時間を切り取ったものの連続に近い。
だから唐突に始まり唐突に終わる。
だからこそ登場人物たちがどこかに存在して今日も不器用に生き続けている気がする。
余韻どころの騒ぎじゃない。
「もっと江國ワールドに浸らせてくれ!!」
と渇きを覚えてしまう、まことに江國ジャンキー向けの一冊だ。
どの作家だってそうだけど、江國香織の場合は本当に、同じ系統に属する人がいない。
江國香織が描く世界は奇妙に清潔だ。
不倫したりされたりするけど、誰のことも責める気にならない。
そしてドロドロしない。していたとしてもそう感じさせない。
江國香織の本は初めて、とか2冊目、とかいう方にはとてもオススメできない。
これは、江國香織ワールドにどっぷり浸かって抜け出せないひとのための本だ。
読んだ本は片っ端から手放すことにしているが、これだけは手放せない。
起承転結はないと言っていい。だからいつどこを読んでもいい。気が向いた時に偶然開いたところだけ読んだりもする。
たまに最初から通して読みもする。
本作は登場人物がわりと多い。
理解できる人物、まったく理解不能な人物、腹立たしい人物、色々登場するが、誰にもっとも共感できるかという点は、読むたびに違ってくる。それもまたおもしろい。
ストーリー展開というよりは、同じ日の登場人物それぞれの時間を切り取ったものの連続に近い。
だから唐突に始まり唐突に終わる。
だからこそ登場人物たちがどこかに存在して今日も不器用に生き続けている気がする。
余韻どころの騒ぎじゃない。
「もっと江國ワールドに浸らせてくれ!!」
と渇きを覚えてしまう、まことに江國ジャンキー向けの一冊だ。
2003年12月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
たくさんの人物がかわるがわる登場して、そのみなほとんどが優越感と劣等感とを心の中にそっと抱えている。描かれているのはわりと短い期間なのに「圧倒的に勝ち」の人が誰もいない不思議な小説。すごい。ここまで遠く離れた視線で人々を描きながら、細部のリアリティ、心理描写には一分の隙も無い完璧さ。江国氏の観察力は世界一だと思う。が、「それで、結局どうなの?」と叫びたくなる相変わらず絶望しきった展開。これぞ!江國ワールドなので仕方が無い。
2022年4月30日に日本でレビュー済み
村上龍の『限りなく透明なブルー』の読後感とすこし似ている。登場人物の誰にも感情移入できない、する事を拒絶するような、遠い遠いところから望遠鏡のレンズ越しに覗いたような小説。
その世界はとても美しいのだけど、ガラスの壁があるかのように体温や匂いは伝わってこない。そんな不思議な小説。
その世界はとても美しいのだけど、ガラスの壁があるかのように体温や匂いは伝わってこない。そんな不思議な小説。
2005年8月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでいてこんなにたくさんの主人公がでてくるのに、話はすっと切り替わり心にすとんと落ちてくる。それぞれのいろいろな人間関係にものめり込めるし、生活を描写する素敵な言葉があちこちに散らばっていて楽しめる。
多くの主人公の中で好きなのはこの二人。道子と衿。道子は、山岸という夫がありながら、かつて一番愛した人を静かな夫婦生活の中で水に沈んだわからなさで想っている。衿は、土屋との子どもを産むこと、シングルマザーを宣言する、「私たち、あなたのお葬式にも行かない。約束するわ。」と言って。他の主人公とひと味違うところは、二人の恋愛観が何か貫いているものがあるということだと思う。道子の一言(とりわけ草子とのやりとり)は奥深い。衿の選んで発する言葉はのびやかで幸福だ。
二人は、なぜかタイトルに関係するのが興味深い。道子は「薔薇の木」を育てている。衿は、「枇杷の木」の家が憧れであってそしてあきらめもした。
もう一つ「檸檬の木」これはどんな意味だろう?ちょっと気になった。
多くの主人公の中で好きなのはこの二人。道子と衿。道子は、山岸という夫がありながら、かつて一番愛した人を静かな夫婦生活の中で水に沈んだわからなさで想っている。衿は、土屋との子どもを産むこと、シングルマザーを宣言する、「私たち、あなたのお葬式にも行かない。約束するわ。」と言って。他の主人公とひと味違うところは、二人の恋愛観が何か貫いているものがあるということだと思う。道子の一言(とりわけ草子とのやりとり)は奥深い。衿の選んで発する言葉はのびやかで幸福だ。
二人は、なぜかタイトルに関係するのが興味深い。道子は「薔薇の木」を育てている。衿は、「枇杷の木」の家が憧れであってそしてあきらめもした。
もう一つ「檸檬の木」これはどんな意味だろう?ちょっと気になった。
2022年8月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
淡々と書いてあるという感じで、途中で読むのを止めてしまいました。
「ぼくのことりちゃん」がとても良かったので、江國さんのこちらの本を買いましたが、こちらは微妙でした…
普段から読書をたくさんしていて、国語能力が高い人が読んだら面白いのかもしれません。私には難しかったです。
「ぼくのことりちゃん」がとても良かったので、江國さんのこちらの本を買いましたが、こちらは微妙でした…
普段から読書をたくさんしていて、国語能力が高い人が読んだら面白いのかもしれません。私には難しかったです。
2013年10月6日に日本でレビュー済み
初版本持っていて、何年ぶり買いに再読した。
あのころ(初版2000年)は登場人物たちも自分より少し上くらいの世代だった。
でも今は追い越している。
歳を重ねて読むと自分の感じ方も異なるのが面白い。
当時はあの恋愛模様がそう遠くなく感じてた。
自分にもパワーがあったかな。
今…
恋愛するパワーが足りない。
というか
恋愛がなくても心満たされている感じ。
自分の生きている世界とは違うけど
でもわからなくもない世界。
憧れるかと言えば
どうかな?
あのころ(初版2000年)は登場人物たちも自分より少し上くらいの世代だった。
でも今は追い越している。
歳を重ねて読むと自分の感じ方も異なるのが面白い。
当時はあの恋愛模様がそう遠くなく感じてた。
自分にもパワーがあったかな。
今…
恋愛するパワーが足りない。
というか
恋愛がなくても心満たされている感じ。
自分の生きている世界とは違うけど
でもわからなくもない世界。
憧れるかと言えば
どうかな?
2021年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
江國香織さんの作品を読んでみたいと、評価の高いこちらを購入。読み始めから購入を後悔。場面の移り変わりが激しく、行ったり来たりでまったく頭に入ってこない。諦めずに読もうとしたが、あまりに表面描写が行ったり来たりするのでギブアップ。途中放棄する本は久しぶりです、、