¥2,780¥2,780 税込
ポイント: 195pt
(7%)
無料配送 6月1日-2日にお届け
発送元: ポイント還元継続中!Neggy Netstore 安心 迅速 年中無休 販売者: ポイント還元継続中!Neggy Netstore 安心 迅速 年中無休
¥2,780¥2,780 税込
ポイント: 195pt
(7%)
無料配送 6月1日-2日にお届け
発送元: ポイント還元継続中!Neggy Netstore 安心 迅速 年中無休
販売者: ポイント還元継続中!Neggy Netstore 安心 迅速 年中無休
¥167¥167 税込
配送料 ¥350 6月2日-4日にお届け
発送元: ゆずの木書店 販売者: ゆずの木書店
¥167¥167 税込
配送料 ¥350 6月2日-4日にお届け
発送元: ゆずの木書店
販売者: ゆずの木書店
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
緑の資本論 単行本 – 2002/5/2
中沢 新一
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥2,780","priceAmount":2780.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"2,780","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"6VcLUeoadf8GMlzRu46GRKFepMpeJbajE40xMdrDvs8D2c2d72SFzk6KLIay9jmr0Piv%2FZCs%2BNJRQwqSIYQ9u7Mfa8FN8eEO%2BwHDlzdFnQ37gdwbPANB%2F3NfT9tfZ52BxnOJZ%2F%2Ffav0%2F16sB3wbeUt1sGznC0cTgt0Jscagu1TVuuKe0n1wCuWv8vI6IKJq0","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥167","priceAmount":167.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"167","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"6VcLUeoadf8GMlzRu46GRKFepMpeJbajlv8OVQgApSEfvYwsRF8xYPotOy6vDeYD1FXmcecx1y1oIKxaWo6ew%2FSzcAS5OL7%2BYufOIqR8GommDRb7FVau89Lnr7Ly%2Bn9%2BXnJxwxnXbHCNsjgA01L%2Fb0C3AUUGg0J%2FG1GHTAi2kpsR1Kcj4XJo2n78%2B3rMD9IM","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
貨幣を中心に据えた『資本論』を、一神教的に再構築すると、全く新しい価値体系が現れる。21世紀の思想家が世界を新たに読み解く、現代文明への根源的な問い。新たな可能性を示唆する書。
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2002/5/2
- ISBN-104087745767
- ISBN-13978-4087745764
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
貨幣を中心に据えた「資本論」を、一神教的に再構築し直すと、全く新しい価値体系が現れる。現代文明が抱え込んだ根源的な病理を問い、人類の新たな可能性と希望を知性に求め、21世紀を読み解く。
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2002/5/2)
- 発売日 : 2002/5/2
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 208ページ
- ISBN-10 : 4087745767
- ISBN-13 : 978-4087745764
- Amazon 売れ筋ランキング: - 536,347位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 533位宗教学 (本)
- - 1,164位哲学・思想の論文・評論・講演集
- - 3,834位哲学 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1950年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、多摩美術大学芸術人類学研究所所長。思想家。著書に『チベットのモーツァルト』(サ ントリー学芸賞)、『森のバロック』(読売文学賞)、『哲学の東北』(斎藤緑雨賞)、『フィロソフィア・ヤポニカ』(伊藤整文学賞)など多数ある(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『カイエ・ソバージュ』(ISBN-10:4062159104)が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2010年1月29日に日本でレビュー済み
学問的厳密さにおいて、いささか疑わしいところがあったとしても、新しい思考を触発し、読み物として面白い本を書く物書きもいるもので、中沢新一はその中の一人であろう。
最後に収録された論文をのぞいて、九・一一の直後にひらめいた直感(天啓)から書かれたとのことで、それは表題作「緑の資本論」において、同じ一神教であるキリスト教とイスラームとの神概念の原理的差異を論じつつ、グローバル経済(西欧型資本主義)に対抗するものとしてイスラーム経済を大きく取り上げているところに、そのスタンスはよく表明されている。
この論文の主旨は、以下の段落にほとんど集約されている。
「イスラームの論理は、世界がヴァーチャル化していくことを許さない。風のそよぎも光の輝きも、そのままにしてアッラーであり、心に浮かぶとりとめもないイメージも、アッラーの意志のあらわれなのである。イスラームは資本主義を嫌悪し、自分たちの世界にそれが侵入してくることを、重大な悪ととらえるだろう。原理におけるイスラームは、利潤が生み出す豊かな社会を拒否してでも、世界が意味にみたされてあることのほうを、選びたいと考えるのである。その世界はなにからなにまでが直接的で、資本主義の目からすれば、遅れた貧しい社会と映るかも知れないが、人間が意味に生きる生き物であるかぎりにおいては、はるかに豊かな世界であると、言えるのではないか」(p.124)
なんとも怪しくも魅力的な、イスラームへのラブ・コールではないか。
最後に収録された論文をのぞいて、九・一一の直後にひらめいた直感(天啓)から書かれたとのことで、それは表題作「緑の資本論」において、同じ一神教であるキリスト教とイスラームとの神概念の原理的差異を論じつつ、グローバル経済(西欧型資本主義)に対抗するものとしてイスラーム経済を大きく取り上げているところに、そのスタンスはよく表明されている。
この論文の主旨は、以下の段落にほとんど集約されている。
「イスラームの論理は、世界がヴァーチャル化していくことを許さない。風のそよぎも光の輝きも、そのままにしてアッラーであり、心に浮かぶとりとめもないイメージも、アッラーの意志のあらわれなのである。イスラームは資本主義を嫌悪し、自分たちの世界にそれが侵入してくることを、重大な悪ととらえるだろう。原理におけるイスラームは、利潤が生み出す豊かな社会を拒否してでも、世界が意味にみたされてあることのほうを、選びたいと考えるのである。その世界はなにからなにまでが直接的で、資本主義の目からすれば、遅れた貧しい社会と映るかも知れないが、人間が意味に生きる生き物であるかぎりにおいては、はるかに豊かな世界であると、言えるのではないか」(p.124)
なんとも怪しくも魅力的な、イスラームへのラブ・コールではないか。
2011年2月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本はすごい! 自分がもやもやっと心の中にわだかまってて、
なんとなく認識してて、ちょっと目の横でいつもちらちらしてたようなことを
見事なまでに文章にして明確に書ききってる。
論理展開もスムーズで小難しい文章になってないのもすごい。
作者は一体何者?と思ってググッてみたら結構有名なひとなのね。
おれが知らないだけでした。。。
難しいテーマだけど分りやすく書かれてるので、
みんなでよんで賛否両論議論を飛ばすのが良いと思う。
こんな本が、KAGEROUレベルでみんなに手にとって読まれれば
良いのにな〜 と思ったりします。
と思ってたら後半なかなか複雑な内容になってきました。
頑張って読み通そうかと思います。
なんとなく認識してて、ちょっと目の横でいつもちらちらしてたようなことを
見事なまでに文章にして明確に書ききってる。
論理展開もスムーズで小難しい文章になってないのもすごい。
作者は一体何者?と思ってググッてみたら結構有名なひとなのね。
おれが知らないだけでした。。。
難しいテーマだけど分りやすく書かれてるので、
みんなでよんで賛否両論議論を飛ばすのが良いと思う。
こんな本が、KAGEROUレベルでみんなに手にとって読まれれば
良いのにな〜 と思ったりします。
と思ってたら後半なかなか複雑な内容になってきました。
頑張って読み通そうかと思います。
2021年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イスラーム世界と、ヨーロッパ・アメリカを中心とした資本主義経済世界との違いを示しています。
着眼点が面白いと思いました。今まで当たり前だと思っていた世界観も、世界から見れば、片側でしかなかったという驚き。
しかしこの著者は、初めは自分の考えを誰にでも分かるように丁寧に語っていますが、中盤になってくると、とたんに変貌して、自分の縦横無尽に駆ける思考のゆらぎをそのままただ垂れ流すようになっていきます。
独創的な作者の頭の中を見られるという点ではいいものの、統一された論を拝読しようと願っていた読者は肩透かしを食らうことになります。
着眼点が面白いと思いました。今まで当たり前だと思っていた世界観も、世界から見れば、片側でしかなかったという驚き。
しかしこの著者は、初めは自分の考えを誰にでも分かるように丁寧に語っていますが、中盤になってくると、とたんに変貌して、自分の縦横無尽に駆ける思考のゆらぎをそのままただ垂れ流すようになっていきます。
独創的な作者の頭の中を見られるという点ではいいものの、統一された論を拝読しようと願っていた読者は肩透かしを食らうことになります。
2014年5月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても難しい本でしたが、一つの視点を提供してくれていると思いました。筆者の筆力には毎度ノックアウトされます。
2011年5月28日に日本でレビュー済み
シュトックハウゼンの「テロは最大のアート」発言事件について書いた章は、
芸術の起源から現在までの流れを解き明かし、
両義的な思考のおちいってる「危険性」、
快感原則が神となったグローバリズム内部ですすむ全体主義を喝破し、
現代の状況をだれよりも包括的、わかりやすく説明している。
シンプルにいえば、 今日の社会においては「わかりにくい」言説はいっさい許されておらず、
誤解をまねく表現をした者はふくろだたきにされるか無視・排除される運命にあるということである。
だから、「二重言語」、「真意をけっしてあからさまに言わない、表現することによって隠す」ことを習得しないと生きていけないよ、というところまで踏み込んでいる。
ゲシュタポ支配下におけるアンネフランクのような状況、それがわれわれのおかれている場所である。
関西出身の村上春樹が東京で、あのように「気どった」語り口にたどりついたことも仕方ないことだったのだ。
これを読みながらレディーガガのことを考えていた。
レディーガガが熱狂的に受けているのは彼女が「真実をつげている」からなのか、それともただ「システムにとって安全」だからなのか、判断のむずかしいところである。
記事から9年たっているので、グローバリズムの内部にもかなりホコロビがでているということかもしれない。
とにかく何か分かった気になる文章でした。
中沢新一の文章では初めてのことでした。
芸術の起源から現在までの流れを解き明かし、
両義的な思考のおちいってる「危険性」、
快感原則が神となったグローバリズム内部ですすむ全体主義を喝破し、
現代の状況をだれよりも包括的、わかりやすく説明している。
シンプルにいえば、 今日の社会においては「わかりにくい」言説はいっさい許されておらず、
誤解をまねく表現をした者はふくろだたきにされるか無視・排除される運命にあるということである。
だから、「二重言語」、「真意をけっしてあからさまに言わない、表現することによって隠す」ことを習得しないと生きていけないよ、というところまで踏み込んでいる。
ゲシュタポ支配下におけるアンネフランクのような状況、それがわれわれのおかれている場所である。
関西出身の村上春樹が東京で、あのように「気どった」語り口にたどりついたことも仕方ないことだったのだ。
これを読みながらレディーガガのことを考えていた。
レディーガガが熱狂的に受けているのは彼女が「真実をつげている」からなのか、それともただ「システムにとって安全」だからなのか、判断のむずかしいところである。
記事から9年たっているので、グローバリズムの内部にもかなりホコロビがでているということかもしれない。
とにかく何か分かった気になる文章でした。
中沢新一の文章では初めてのことでした。
2003年5月30日に日本でレビュー済み
このタイトルは、イリイチの『緑の技術論』(1984)を思い起こさせる。この著者は、贈与をもとにした新たな経済の原理が可能かというモチーフをずっと持っているようで、イスラムについて少し書いたこの本もそうした脈絡で読めるとは思う。しかし、実際にどうかというと、柄谷行人の「NAM」が解散したように、実態的な基盤は何処にも無いように思われる。だがこの著者は常に本気と思えないところがある。お話を作るのが好きなのだ。だがそれは思想とか哲学とかいうものに纏わる相変わらずの流行で、学者にとって励ましや刺激になればよいのかとも思う。
2009年9月12日に日本でレビュー済み
私がかつてヴェーバーを読んで疑問に思ったのは、なぜ充足欲と追求欲が分離したのか、なぜそのことがあたかも神々しく捉えられたのか、それは一神教が恩恵証明を介してもたらした現象ではあろうが、一神教の嫡子というべきなのか、あるいは鬼っ子なのかであった。カソリックにおける信仰のヒエラルヒー(所詮根拠の薄いものではあろうが。)を失ったプロテスタント達が、神に近づこうとするのは必然であったのだろうか。
この本は、同じく一神教であるイスラムにおいて増殖性に対する敵対心がいまだに生き続けていることを再認識させてくれる。かつてこの世に相当程度普遍的であった利子の否定をいまだに保ち続けているのはその表れであろうし、そもそもイスラムの「タウヒード」(一化)においては、万物はすべからく一の表現であってその間にヒエラルヒーは存在しえないのであろう。そして、アニミズムとイスラムの近似性あるいは同質性をも教えてくれる。キリスト教は三位一体論を抱え込んでいる点で、その内部にヒエラルヒーの萌芽をもっており、厳密な意味で一神教とは言えないのかもしれない。
本書のうち、「圧倒的な非対称」は非対称社会(人間社会同士、人間と動物間)の野蛮さを、「緑の資本論」は本来の一神教としてのイスラムと、三位一体や増殖性にまとわられたキリスト教との差異を、「シュトックハウゼン事件」は快感を求める安全球体としての我々の社会における芸術の困難さを、「モノとの同盟」は二元論や排除性を用いた増殖は幻想にすぎず、あるがままの万物との再「同盟」こそが適切であることを教えてくれる。いずれも適切な視点からのロマンチックな文章であるが、私にとっては最後の「モノとの同盟」こそが最も勇気づけられるものであった。資本主義や現代社会について思索により疑問をもった人たちに、開かれたハートをもって読んで頂けば、名著となると思う。
この本は、同じく一神教であるイスラムにおいて増殖性に対する敵対心がいまだに生き続けていることを再認識させてくれる。かつてこの世に相当程度普遍的であった利子の否定をいまだに保ち続けているのはその表れであろうし、そもそもイスラムの「タウヒード」(一化)においては、万物はすべからく一の表現であってその間にヒエラルヒーは存在しえないのであろう。そして、アニミズムとイスラムの近似性あるいは同質性をも教えてくれる。キリスト教は三位一体論を抱え込んでいる点で、その内部にヒエラルヒーの萌芽をもっており、厳密な意味で一神教とは言えないのかもしれない。
本書のうち、「圧倒的な非対称」は非対称社会(人間社会同士、人間と動物間)の野蛮さを、「緑の資本論」は本来の一神教としてのイスラムと、三位一体や増殖性にまとわられたキリスト教との差異を、「シュトックハウゼン事件」は快感を求める安全球体としての我々の社会における芸術の困難さを、「モノとの同盟」は二元論や排除性を用いた増殖は幻想にすぎず、あるがままの万物との再「同盟」こそが適切であることを教えてくれる。いずれも適切な視点からのロマンチックな文章であるが、私にとっては最後の「モノとの同盟」こそが最も勇気づけられるものであった。資本主義や現代社会について思索により疑問をもった人たちに、開かれたハートをもって読んで頂けば、名著となると思う。