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斬られ権佐 単行本 – 2002/5/24
宇江佐 真理
(著)
刀傷を背負い、不自由な体で与力の小者をつとめる権佐。女房あさみは女医者。事件が起きれば権佐が悪を追い、あさみが消えゆく命を助ける。江戸・八丁堀を舞台に描く人情味あふれる連作集。
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2002/5/24
- ISBN-104087745813
- ISBN-13978-4087745818
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
刀傷を負い不自由な体で与力のお手先を務める仕立て屋の権佐。女房のあさみは外科医の父親を手伝う女医者。事件が起これば権佐が悪を追い、あさみが消え行く命を助ける。江戸八丁堀界隈を舞台に描く6篇の連作時代小説。
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2002/5/24)
- 発売日 : 2002/5/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 288ページ
- ISBN-10 : 4087745813
- ISBN-13 : 978-4087745818
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,124,600位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 285,134位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年7月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なでしこ御用帖を読んで、また権佐に会いたくなって一気に読みました。宇江佐さんの描くやさしい男が大好きです。
2014年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
兄貴分の奉行所与力・菊井数馬の想い人・女医のあさみに密かにホの字だった権佐は、あさみが武士の集団に襲われる所を身を挺してかばい、八十八箇所の刀傷を負う、あさみの懸命の看病の末命を取り留めた権佐とあさみは夫婦となり、その後子も出来るが、本業の仕立て職人としても稼業は継げず、下職人のまま、街を歩けば化け物扱いの日々。そんな境遇にへこたれずに数馬の小者として、人の弱さと哀しさが判る下っ引きとして事件を追い続ける権佐と支える家族の姿にじーんと来る作品です。 ただ気持ちのいい人々達というのではなく、皆それぞれ、心の奥に、ずるい心、嫉妬、やるせなさ、等のネガティブな感情を持っていながら、それでも互いに気遣い、支えあい懸命に生きていく様に感動を覚える一作です。
2018年4月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
思い人の為に沢山の傷を負った主人公の、健気で一途な人生に心を打たれました。作者にももっと長生きをして、江戸の情緒に富んだ物語を書いて欲しかった。
2006年12月28日に日本でレビュー済み
お江戸の市井を描き、流れるように読み進める小説。
その点は宇江佐作品に共通した魅力なのだが、星3つに留めた理由は、
主人公の生き方に悲壮感が漂い、作品全体に殺伐とした印象を受けることと、
冒頭から既に物語の設定が出来上がっていて、そのいきさつが本編に割り込む形で語られているので、ときどきストーリーに没頭しきれない印象もあったから。
ただ、最終章で一気に歳月が流れ、大人になった娘の視点で後日談を載せているところがうまい。
その点は宇江佐作品に共通した魅力なのだが、星3つに留めた理由は、
主人公の生き方に悲壮感が漂い、作品全体に殺伐とした印象を受けることと、
冒頭から既に物語の設定が出来上がっていて、そのいきさつが本編に割り込む形で語られているので、ときどきストーリーに没頭しきれない印象もあったから。
ただ、最終章で一気に歳月が流れ、大人になった娘の視点で後日談を載せているところがうまい。
2016年11月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
権佐の顔や体を想像するだけで、身震いしてしまいそうになる。
そんな中で、生かされた命、生かされていることへの感謝が感じられる。
著者の物語ではいつもと違う部類に入ると思うので、ちょっといつものシリーズに飽きた時に良いでしょう。
そんな中で、生かされた命、生かされていることへの感謝が感じられる。
著者の物語ではいつもと違う部類に入ると思うので、ちょっといつものシリーズに飽きた時に良いでしょう。
2007年11月17日に日本でレビュー済み
江戸時代を舞台に、ただひとりの女を愛し続けた無骨な男と
そんな男の気持ちに揺さぶられた女の胸に迫る愛の話。
所帯を持っても、妻を「ただひとりの人」として、見つめ続け
どこかで「自分がこんな体になったから、一緒にいてくれるのではないか」
と妻に対して引け目を感じ続ける権佐の想いが切ない。
また、普段は理知的で、少々冷淡に感じることもあるあさみが
そんな夫の想いにちゃんと気付いていて、何度も何度も
「私はあの人におっこっちれたんですよ。」と言葉を尽くす姿も切ない。
先日の新聞に「結婚を漢字一文字で表すと?」というアンケートで、
60代の男女が一番多く回答した漢字は「忍」だという記事が掲載されていた。
日本人はどこか照れ屋だ。年を重ねれば重ねるほど、
こういったアンケートに「愛」とか「美」とか美しい漢字を答えることは
できないだろうな、とは思う。
けれども、照れることなく「絆」とか「縁」、「情」といった
永い深い想いを表す意味のある漢字を思いつけるような人に出逢いたい。
この作品を読んでそう思った。
そんな男の気持ちに揺さぶられた女の胸に迫る愛の話。
所帯を持っても、妻を「ただひとりの人」として、見つめ続け
どこかで「自分がこんな体になったから、一緒にいてくれるのではないか」
と妻に対して引け目を感じ続ける権佐の想いが切ない。
また、普段は理知的で、少々冷淡に感じることもあるあさみが
そんな夫の想いにちゃんと気付いていて、何度も何度も
「私はあの人におっこっちれたんですよ。」と言葉を尽くす姿も切ない。
先日の新聞に「結婚を漢字一文字で表すと?」というアンケートで、
60代の男女が一番多く回答した漢字は「忍」だという記事が掲載されていた。
日本人はどこか照れ屋だ。年を重ねれば重ねるほど、
こういったアンケートに「愛」とか「美」とか美しい漢字を答えることは
できないだろうな、とは思う。
けれども、照れることなく「絆」とか「縁」、「情」といった
永い深い想いを表す意味のある漢字を思いつけるような人に出逢いたい。
この作品を読んでそう思った。
2014年6月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宇佐江作品の男性は、どこか甘くて、女性作家の作品だなと痛感させられる。
それでも、権佐は、特に兄として、父親として、部下として、とにかく良い男です。
夫としても、息子としても良い男なんで、よくよく考えると出来過ぎんなんですがね。
ストーリーはよく練られて、泣けるし、緻密に書かれていて、宇佐江作品では、雷桜と並んでクオリティが高い。好きです。
それでも、権佐は、特に兄として、父親として、部下として、とにかく良い男です。
夫としても、息子としても良い男なんで、よくよく考えると出来過ぎんなんですがね。
ストーリーはよく練られて、泣けるし、緻密に書かれていて、宇佐江作品では、雷桜と並んでクオリティが高い。好きです。
2016年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
権佐もさることながら、周りの登場人物の個性がいい!物語にぐっとひきこまれます。最後は泣けました。