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水滸伝 19 旌旗の章 単行本 – 2005/10/26

4.6 5つ星のうち4.6 242個の評価

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北方水滸伝、堂々完結!
童貫軍に追い詰められてゆく梁山泊軍。林冲の死後、騎馬隊を率いる楊令は童貫の首を狙う。戦場に出た宋江を、李逵と武松が守り抜く。花栄が率いる流花寨は陥落、梁山泊にも最期の時が迫る…。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2005/10/26)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/10/26
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 354ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4087747824
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4087747829
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 242個の評価

著者について

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北方 謙三
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昭和22(1947)年、佐賀県唐津市生れ。47年中央大学法学部卒。58年「眠りなき夜」で第1回日本冒険小説協会大賞、第4回吉川英治文学新人賞、平 成3年「破軍の星」で第4回柴田錬三郎賞、16年「楊家将」で第38回吉川英治文学賞、18年「水滸伝」で第9回司馬遼太郎賞、19年「独り群せず」で第 1回舟橋聖一文学賞、22年第13回日本ミステリー文学大賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 独り群せず (ISBN-13: 978-4167419110 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
242グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2019年2月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
  遂に落城の時を迎えた梁山泊。好漢達が次々に命を落とす中、やはり印象的だったのは総大将の宋江。周囲の制止を振り切って出陣し、一兵士として戦ったのは、戦略的な意味はなかったと思うが、散り際の美学を持たせてもらったと思う。
 一方若武者楊令は、宋国側の総大将童貫に突撃し、心胆を寒からしめる肉薄を見せる鮮烈なデビュー。水滸伝は終わっても、彼が主役で再起を図る次作以降の布石となった。格好良い終わり方で締めくくり、文句なし。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
やっとここまできました。
ついに梁山泊軍対禁軍の決着がついてしまいました。志をもってしても国は強く倒すことは難しい。
漢たちの見果てぬ夢は一旦終わりを迎えました。
19巻の間にあったたくさんの漢たちとの出会いと別れは、私の胸を熱くさせ時には涙を誘いました。
デビュー作からの北方謙三ファンとしては、彼の集大成といえる本作がずっと続いてくれることを願っていました。
今後もさらに漢たちの戦いは続く予感を感じさせながら、読者に生きるという事の意味を考えさせていただき、ありがたかったです。
続編をすぐに買い、次の戦いに臨みます。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年9月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
旌旗の章

ついに最終巻。
予想はしていたが最後に残っていた将校達もそれまでの
活躍が嘘のように倒れてゆく。見せ場のある者もいれば気がつけば
ただ死んでいた者までいる。

追い込まれていく梁山泊。兵士として戦うものだけが描かれている
わけでもない。これまで数多の命を救ってきた医師・薬師もまた戦ってきた。
受け継がれた志をまた受け継ぐ漢あり。この最終巻で終わらすには正直心が晴れない。
次のシリーズも読んでみたくなる、そんな最終巻だった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年7月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
途中で止まらなくて、一気に読んでしまいましまた。そのまま、楊令伝へ。こういう時、Kindleは便利ですね。欲しいときに、すぐに買えるので。
2014年2月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
3カ月ですべてを読み終えました。
感動でした。
レビューでは伝えれない思いがいっぱいです。
2016年4月16日に日本でレビュー済み
「水滸伝」19巻 完結編 なるほどだから面白い北方水滸伝。

講談本では梁山泊に最後まで生き残るはずの楊志が北方版では第五巻で早々に死んでしまった、どうして?

その後延々と続く楊令の成長物語はなぜ?

17巻から突然登場する女真族、どうして?

多くの人が水滸伝をいまいち楽しめない、けむたいのは、

主人公たちが梁山泊で全滅する悲劇の物語だからです。

映画「アラモ」が観終わってすっきりしないのと同じ理由。

北方さんははじめから梁山泊全滅の悲劇ではなく、

北宋の滅亡による梁山泊勝利の物語を計画していたんだ。

そのためには「水滸伝」19巻、「楊令伝」15巻、「岳飛伝」16巻、全50巻を読んで欲しい、

これなら読者は胸躍らせる、という恐るべきたくらみ。

だからラストのセリフ、

「武器を捨てよ。童貫元帥は、おまえを助命されると思う」

楊令「その童貫に、伝えろ。

この楊令は、鬼になる。魔人になる。

そうして、童貫の首を奪る。

この国を、踏み潰し、滅ぼす。

いつの日か、おまえの目の前にこの楊令が立っていると、童貫に伝えろ」と吠える。

史実に沿えば北宋は滅び、童貫は首を打たれる。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年12月19日に日本でレビュー済み
北方水滸伝、19巻で完結。
林冲や王進が禁軍で師範をしていた第1巻から、じわじわと丁寧に書き上げられ、壮大なストーリーが終わるのは、読み終えたという満足感もあり、さみしいようでもあり。
といいつつ、実は19巻を3回読破しております。
2回読むことも、ほぼない私からすると、とても珍しいことだと思います。
陽令伝が出た際に、水滸伝を最初から読み直して、その流れで読んだのが2回目。
そして、岳飛伝が出た際にも、水滸伝→陽令伝と再読。
何度読んでも心が震えるというか、男のロマンというか、ジワジワと湧き上がってくる気持ちがあります。
結果を知っているのに、というか知っているからこそ、一人ひとりの生き様に心が揺さぶられるのかもしれません。
本当に面白い本、おススメです!
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年9月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
梁山泊陥落の壮絶な最期です。
替天行道の旗は宋江から楊令にしっかりと受け継がれ、童貫への対決を宣言する楊令。
林冲はじめ、死なせてしまうにはあまりに惜しい男たちがあまた散っていったものの、その一方で生き残り、今後のストーリー展開がどのように進むのか興味はつきません。
『楊令伝』を読まずにはいられません。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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