結婚したい、と思う瞬間
ダカフェ日記を読んだとき
タバコの煙の行方を見つめるとき
写真の中で微笑んでいたとき
夜中に地震にあったとき
電気ストーブの光の美しさに気付いたとき
矢野顕子の音楽を聞いたとき
掌の傷跡を撫でるとき
寂しくて眠れない夜を伝えたいとき
この人の著作は好きじゃないんだけど
幸せそうで羨ましくて悔しかった
ほんとにもう
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ドロップ 単行本 – 2003/4/1
廣瀬 裕子
(著)
いろんな色、いろんな味…ドロップ缶からこぼれだす16コの幸せな物語。表題作のほか「春のかおり」「海辺の町」「天使の公園」など、カラーのイメージ写真を添えて廣瀬氏の世界が優しく香る1冊。
- 本の長さ95ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2003/4/1
- ISBN-104087803732
- ISBN-13978-4087803730
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
ごはんをつくっているときに広がる空。買い物帰りに見た風景。テレビを見ながら交わす会話。やさしい季節のうつろいとすきな人と過ごすわたしの生活。ささやかだけれどとっておきの「しあわせの物語」16編。
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2003/4/1)
- 発売日 : 2003/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 95ページ
- ISBN-10 : 4087803732
- ISBN-13 : 978-4087803730
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,630,430位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年4月15日に日本でレビュー済み
幸福に後続しているかのような、散文詩。
そう感じた。
こういった、ほろほろと散って、猶し綺麗な儘であるような言の花は、男の眼には擽ったい。
野暮でもあり、質朴でもあり、清楚でもあり、柔和でもある。
ゆっくり読むと異様に疲れるから、流し読みをして詩的な面だけに触れてみた。
理論脳へのささやかな抵抗を覚えた。
そう感じた。
こういった、ほろほろと散って、猶し綺麗な儘であるような言の花は、男の眼には擽ったい。
野暮でもあり、質朴でもあり、清楚でもあり、柔和でもある。
ゆっくり読むと異様に疲れるから、流し読みをして詩的な面だけに触れてみた。
理論脳へのささやかな抵抗を覚えた。
2005年9月3日に日本でレビュー済み
日常の些細なこと、季節の移り変わり、ほんの少しの幸せ・・・。
それをまるで詩のように綴った、ちょっと不思議なエッセイです。
自分の平凡な生活にうんざりしたとき、これを読むと、「ああ、自分も幸せなんだなぁ」と思えます。
平凡をなげくのではなく、それを幸せだと思える、そこから幸せを見つけることが大切なんだと教わりました。
それをまるで詩のように綴った、ちょっと不思議なエッセイです。
自分の平凡な生活にうんざりしたとき、これを読むと、「ああ、自分も幸せなんだなぁ」と思えます。
平凡をなげくのではなく、それを幸せだと思える、そこから幸せを見つけることが大切なんだと教わりました。